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2022年2月27日(日)、バスケットボール男子日本代表チームは、沖縄アリーナで開催される「FIBA バスケットボールワールドカップ2023 アジア地区1次予選 Window2」でオーストラリア代表と対戦する。

 

日本代表の試合に先駆けて、2月25日(金) オーストラリア代表vsチャイニーズ・タイペイ代表の試合が沖縄アリーナで行われた。結果は98 - 61でオーストラリアの勝利となった。

オーストラリア代表 98 - 61 チャイニーズタイペイ代表スタッツ(FIBA公式サイト)
Australia v Chinese Taipei boxscore - FIBA Basketball World Cup 2023 Asian Qualifiers - 25 February - FIBA.basketball

 

そして2月26日(土)に行われた日本代表vsチャイニーズ・タイペイ代表の試合は、76 - 71で日本代表が勝利。トム・ホーバスHC体制での初勝利を飾った。

日本代表 76 - 71 チャイニーズタイペイ代表スタッツ(FIBA公式サイト)
Chinese Taipei v Japan boxscore - FIBA Basketball World Cup 2023 Asian Qualifiers - 26 February - FIBA.basketball

 

オーストラリア代表vsチャイニーズ・タイペイ代表の試合を現地で直接観戦した感想から、27日に対戦するオーストラリア代表の注目選手と、チームの特徴を紹介する。

オーストラリア代表  注目選手

オーストラリア代表 ロスター
(World Cup 2023 Asian Qualifiers Window2; FIBA公式サイト)
Australia - FIBA Basketball World Cup 2023 Asian Qualifiers - FIBA.basketball

#9 Kyle ZUNIC

プロフィール(FIBA公式サイト)
Kyle ZUNIC | FIBA Basketball World Cup 2023 Asian Qualifiers - FIBA.basketball

今回のオーストラリア代表のスターティングポイントガード。188cmのサイズを活かして力強いドライブでインサイドにアタックしてくる。彼のペネトレイトにヘルプが引き寄せられてしまうと、サイズの大きいインサイドにパスを出されてフィニッシュ。

チームで作ったフリーのシチュエーションなら、3ポイントも躊躇せず放ってくる。25日のチャイニーズ・タイペイ戦では3PT 3/3と100%で決めてきた。

日本代表のポイントガード陣、富樫勇樹、安藤誓哉、寺嶋良は全員ミスマッチとなる。まずこのZUNICをどうディフェンスするか。序盤戦の注目ポイントだ。

 

#22 Craig MOLLER

プロフィール(FIBA公式サイト)
Craig MOLLER | FIBA Basketball World Cup 2023 Asian Qualifiers - FIBA.basketball

203cmのフォワード。長髪のドレッドヘアをなびかせてアグレッシブに動くインサイドプレイヤーだ。

機動力があり、ディフェンスでは素早くヘルプディフェンスに飛んでくる。リバウンドも強く、25日のチャイニーズ・タイペイ戦ではチームトップタイの7リバウンド。チームの汗かき役だ。

オフェンスでもその機動力を活かして、#9 ZUNICのペネトレイトに合わせてペイントエリアにダイブしたり、自らインサイドにペネトレイトする場面も見られた。3ポイントを決めるシュート力もある。

日本代表のマッチアップは佐藤卓磨、アイザイアマーフィー、今村佳太あたりか。オフボール時からスクリーンを使って動きながらMOLLERを振り切って得点をしたいところだ。

 

もちろん、島根スサノオマジックで活躍する#11 Nick KAYや、香川ファイブアローズの#12 Angus BRANDT、#25 Rhys VAGUEも中心選手として活躍するだろう。

プロフィール(FIBA公式サイト)
Nick KAY | FIBA Basketball World Cup 2023 Asian Qualifiers - FIBA.basketball
Angus BRANDT | FIBA Basketball World Cup 2023 Asian Qualifiers - FIBA.basketball
Rhys VAGUE | FIBA Basketball World Cup 2023 Asian Qualifiers - FIBA.basketball

オーストラリア代表の戦い方

今回のオーストラリア代表は、銅メダルに輝いた東京五輪代表チームとは異なり、代表初選出を多く含む若い選手達が中心で、彼らをNick KAYなどの経験あるベテランがまとめるチーム構成となっている。

Young Boomers team ready for Japan. | Basketball Australia(外部リンク)

 

オーストラリア代表の特徴は、何と言ってもその高さだ。

平均身長は200cmで、チーム最低身長でもポイントガードである#7 Sean MACDONALDの187cmだ。日本代表は全てのポジションで高さのミスマッチが発生すると考えてよい。

高さだけではなく機動力も持ち合わせている。チャイニーズ・タイペイ代表との試合では、短時間ではあるがオールコートマンツーマンを試してきた。ウイングスパンの長い選手がコート全体で追いかけ回してくるのは驚異的だ。

オフェンスではその高さからくる視野の広さから、上空でパスを回して効果的なシュートを放ってくる。ほとんどの長身選手は3ポイントも武器にしているのでコートも広く使ってくる。

しかし、その若さからか少なからずミスも発生する。チャイニーズ・タイペイ代表が見せた2−2−1オールコートプレスに対して連続してターンオーバーを犯し、相手にビッグクォーターを許してしまった。

 

日本代表が高さで対抗するのはほぼ不可能と言っていい。まずはディフェンスで1本でも多くリバウンドを死守する事。セカンドチャンスを奪われても慌てず対応する事。

オフェンスではオーストラリア代表のサイズに屈せず果敢にペイントアタックを仕掛けて、そこでオーストラリア代表のディフェンスのズレを起こして3ポイントを打ちきる事。

 

日本代表には、チャイニーズ・タイペイ代表戦の勝利を自信に変えて、格上のオーストラリア代表にアップセットする気持ちを、『勝利への渇望』をホームの観客に見せて欲しい。

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