レイクスを通して滋賀に誇りを 〜滋賀レイクスターズ会長 上原仁インタビュー

2021年、B1リーグに所属する滋賀レイクスターズは『第二章』ともいえる大きな変化があった。ゲームサービス事業を主事業とする株式会社マイネットが、レイクスターズのクラブ経営に参加したのだ。

マイネットはゲーム事業に続く次なる事業としてスポーツ領域を見定め、JリーグクラブのFC琉球、さらにBリーグクラブの滋賀レイクスターズに経営参加した。

マイネット代表取締役社長であり、滋賀レイクスターズ代表取締役会長にも就任した上原仁(うえはら じん)氏。故郷である滋賀を愛し、沖縄を愛する上原氏に、プロスポーツクラブ経営における熱い信念を語ってもらった。
(リモート取材日:2021年10月)

リモート取材中の滋賀レイクスターズ会長の上原氏。zoom背景も愛する滋賀の誇り、琵琶湖だ。

 

じんさん、素性を隠してゴール裏で応援!?

上原仁と申します。滋賀県守山市で生まれ育った、生粋の滋賀人です。

インターネットビジネスに魅せられて31歳で起業、40歳で東証一部上場、2020年からはスポーツビジネスに大きく軸足を定めて動いています。

私とスポーツの関わりで、個人的に打ち込んだ「する」スポーツは剣道でした。

3歳から始めて高校時代まで剣道一筋。幼稚園から帰る先は家ではなく剣道道場、当時通っていた道場の先生には、剣道を通して私の人間形成の大きな部分を鍛えて頂きました。

「観る」スポーツは、小さい頃から阪神タイガースが大好きでプロ野球をよく観ていました。プロ野球チップスのカードを集めたり、父が買ってきたスポーツ新聞の選手成績欄を穴が空くまで読むような少年でした。

大学時代になると起業に向けて走り出し、社会人になってからもスポーツからすこし離れた生活をしていました。

 

自らが創設した株式会社マイネットが東証一部上場をした後、またスポーツに関わるようになりました。

私が関わっていた沖縄の起業家発掘事業を通して沖縄との縁が出来て、そして以前からの友人でもあった現FC琉球会長の倉林啓士郎氏に声をかけて頂いたご縁で、2019年にJリーグクラブであるFC琉球の経営にアドバイスすることとなりました。

せっかくご縁ができたので、「よし、サポーターになろう」と思い、自分からFC琉球のサポーターコミュニティの輪の中に入りました。

『上場企業の社長』という自分の素性は明かさず、「じんさん」という、いちサポーターとしてコミュニティの中からクラブを盛り上げていこうと考えました。

ゴール裏サポーターのひとりとしてホームゲームで応援したり、アウェイにも遠征しました。そうやっているとサポーター仲間も出来てきて楽しくなってくるんですよね。仲間と一緒に応援に熱狂する事、その居心地の良いコミュニティを心から楽しむ自分がいました。

2019年最終戦の前にFC琉球サポーター仲間と前夜祭 写真提供:上原氏本人Twitter(一部加工)

 

2019年 FC琉球サポーター仲間とスタジアムにて 写真提供:上原氏本人Twitter(一部加工)

 

私がFC琉球で体験した、スポーツを通じたコミュニティ。この発展に寄与したいと考えるようになりました。事業として見た場合でも、スポーツ産業自体は拡大基調にある。私はマイネットの次なる事業として「スポーツDX事業」を考え始めました。

自らが熱狂しているFC琉球からマイネットの新規事業をスタートさせるために、ほぼ着の身着のままで沖縄に移住しました。2020年9月のことです。

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