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マイネットは「ヒューマン系企業」

マイネットの社名を和訳すると「私のつながり」つまりマイネットは一般的なIT企業というよりは「ヒューマン系企業」なんです。

我々マイネットは「人と人の繋がりを大切に豊かなものにしていく」がコンセプトであり、事業として「人と人が繋がる場」を創る会社です。そして人の繋がりは、魅力的なコンテンツの周りに生まれるものです。その魅力的なコンテンツとして、オンラインならゲーム、オフラインならスポーツがあります。

我々マイネットのコンセプトに従えば、人々を熱狂させるコンテンツは何かを考えた時、ゲームとスポーツはとても似通ったものであり、スポーツを事業の中心に据えるのは必然の流れでした。

そして、日本におけるスポーツ産業の将来性も魅力的でした。海外と比較しても日本はGDPにおけるスポーツ産業の規模感があまりにも小さく、これからの伸びしろが大きく期待できる市場です。

2020年代はデジタルシフト時代であると考えています。スポーツにおいても、もともとのアナログの繋がりだったものを、デジタルの力でもっと人々の繋がりを拡張する事が出来る。それが「スポーツDX事業」です。

マイネットの企業コンセプトの視点、スポーツ産業の将来性の視点。両者から考えて、スポーツDX事業を次なる事業として見定めました。

 

FC琉球でスポーツビジネスに参入した成果と課題

マイネットは、2021年1月にFC琉球のユニフォーム胸スポンサーに就任、そしてFC琉球の物販事業ならびにファンクラブ運営を担いました。それがマイネットのスポーツDX事業のスタートです。

FC琉球の物販・ファンクラブ事業を運営する上で、それまでマイネットが行ってきたゲーム運営のノウハウが活きました。

顧客ユーザー層をクラブとの繋がりの濃淡で階層分けを行い、それぞれの顧客に対して「ちょうどよい熱狂体験」を提供する。ゲーム運営で当然のように行われているCRM(カスタマーリレーションシップマネージメント、顧客関係管理)を、スポーツビジネスでもちゃんとやる。これを徹底しました。

その成果として、FC琉球の物販ファンクラブ事業は2021年7-9月期は前年比5倍に成長しました。お客様の満足をデータで分析して仮説検証を通して磨き上げれば、スポーツビジネスでもちゃんと結果が出るという事が分かりました。

 

逆に課題として見えてきたのは、顧客データが取れていない事です。

Jリーグであれば、JリーグIDというリーグ統一の顧客IDがあります。チケット購入、ファンクラブ、物販購入、イベント参加などの顧客行動を顧客IDにて一元管理すべきですが、まだまだ達成できていません。

リーグが用意する顧客IDのデータ基盤はあるのですが、クラブ側にそれを活用するデジタル人材が不足しています。それにより顧客データが宝の持ち腐れになってしまっている。

これはFC琉球に限らず、ほとんどのJクラブでそんな状況です。顧客への「ちょうどよい熱狂体験」を提供するための顧客データを適切に活用出来れば、今後の更なる成長が期待できます。

クラブとしてデジタル活用が進まない背景には、デジタルを活用した成果がイメージできず、ひいてはデータ活用へ人や資金を投資するというクラブの意思決定に至らない事が大きく影響しています。

例えば、入場時にファンクラブ会員証をカードリーダーにタッチしてもらう。たったそれだけの行動でも、全てのお客様に徹底して頂くのは非常に難しく人的コストもかかる、いわば泥臭い作業です。クラブの意思決定は、そのコストに見合った成果をイメージ出来るかどうかで変わってきます。

 

「データを活用したら皆がハッピーになる」というイメージを持てる人間、そんな人間がクラブの意思決定者にいる必要があります。

 

データの活用範囲は幅広く、例えば興行運営にまつわる評価をお客様から集めて、評価スコアリングを元にPDCAを回しながら改善していく。

さらに踏み込めば、選手獲得にまつわるスコアリング、スタッツを分析してどんな因子を持っている選手が来季活躍できるか。それをチーム選手編成に生かしていく。

ビジネス、運営、チーム。それぞれにおけるデータ活用の余地は存分にあります。

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