Bリーグの琉球ゴールデンキングスは10月10日、沖縄サントリーアリーナに島根スサノオマジックを迎えて今季第6戦の試合を行った。前戦8日のホーム開幕戦で悔しい敗戦を喫したキングス。その際に相手選手の足を踏んだことによる右足関節捻挫のため小針幸也が、島根戦を欠場することとなったが、試合は序盤から、キングスの守備、積極的な攻撃がかみ合い90 – 69で勝利。ホームでの今季初勝利をつかんだ。

前半、脇を中心に主導権を握るキングス
キングスは大浦颯太、デイビッド・ヌワバ、ケビン・ジョーンズ、小野寺祥太、ジャック・クーリーと外国籍3人全員を並べて、今季初のオンザコート3でゲームを始めた。クーリーがオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスをものにして得点するなど、クーリーが得点を引っ張る。お互いが点を取りあう中で、ベンチスタートだった脇真大が、キーファー・ラベナのパスからスリーポイントシュートをヒットさせる。脇や小野寺を中心に、島根の日本人エースで攻撃の中心となる岡田侑大を止める。松脇圭志は相手外国籍に当たり負けせず、キングスは守備から流れを作る。キングスの守備に対して、島根は前半だけで8つのターンオーバーで攻撃の機会を失う。その間にも、脇を中心に得点を重ねて、48 – 32で折り返す。


終盤、山内の今季初得点で盛り上がるホームアリーナ
後半に入っても、キングスの攻守はかみ合い続ける。その中でも大浦は、素早いドライブで、相手守備のズレを作り、味方へアシストを供給。相手守備に体勢を崩されながらも、3ポイントシュートを決めるなど存在感を出し始める。さらにラベナの2連続の3ポイントシュートが決まり、第4クォーター序盤にはジョーンズのシュートでこの日最大の29点差をつける。島根の追い上げもある中、空気を変えたのは、10シーズンぶりにキングスに復帰した山内盛久だった。大浦からパスを受けると山内が放った3ポイントシュートはリングに吸い込まれ、今季初得点を記録。さらに山内は、脇の18得点目となるアシストもマークした。そして今季初出場の佐取龍之介も得点し、登録メンバー全員が得点し、勝利を決めた。
試合スタッツ:りそなグループ B.LEAGUE 2026-27 B.LEAGUE PREMIER リーグ戦 2026/10/10 琉球 VS 島根 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト




キングスは、脇がキャリアハイの18得点をマーク。クーリーは16得点18リバウンドのダブルダブルを達成。得点はヌワバが13得点と続いたが二桁得点は3人のみだったが、出場選手全員が得点した。大浦、ヌワバの6アシスト、チームで25アシストとボールが動いたことで、どこからでも、どの選手も得点を狙えたことが大きい。65点と今季最少だった群馬戦からの一番の変化は、日本人選手の得点だろう。群馬戦では全員で14得点しかなかったが、島根戦では44得点と大きく伸ばした。
Bプレミアでのホーム初勝利の勢いそのままに、キングスは16日、アウェーで横浜ビー・コルセアーズと対戦する。


選手、ヘッドコーチ記者会見
キングス アンソニー・マクヘンリーAHC

Q:本日試合の総括
Mac AHC: I thought we did a much better job on defense tonight than the previous two games. Shimane is a really good team, especially on the offensive end. To be able to hold Dexter Dennis and Yuto Okada under their scoring average was a big accomplishment for us tonight.
I also think that helped us get out into transition and play our style of basketball. Even though we only had 9 fast break points, we ended the game with 25 assists and only 11 turnovers. I think that was really due to our ability to get out and run in the open court.
マックAHC: 前の2試合と比べて、今夜はディフェンス面でかなり良い仕事ができたと思います。島根は特にオフェンス面で非常に優れたチームです。デクスター・デニス選手と岡田侑大選手をそれぞれの平均得点以下に抑え込めたことは、今夜の私たちにとって大きな成果でした。
また、それがトランジション(攻守の切り替え)を生み出し、自分たちのスタイルのバスケットボールを展開することに繋がったと感じています。ファストブレイクによる得点は9点にとどまりましたが、25アシスト、わずか11ターンオーバーで試合を終えることができました。これはオープンコートへ飛び出して走ることができた成果だと思います。
Q:ホーム初勝利おめでとうございます。今日、最初の試合の流れを作ったのは脇選手の攻守の活躍だったと思います。今日の脇選手の評価を教えて下さい。
Mac AHC: I thought his performance today was really good. One of his biggest strengths for this team is his ability to pick up full court and pressure the ball. I think he got one or two steals tonight at half court for easy layups. That’s the type of energy we need from him.
When he’s good on the defensive end, it helps us out on the offensive end because he can create tough shots for the opposing team, and then we can get out and use him in the open court and in transition.
マックAHC:今日の彼のパフォーマンスは本当に素晴らしかったと思います。このチームにおける彼の最大の強みのひとつは、フルコートでピックアップしてボールにプレッシャーをかけられる能力です。今夜もハーフコートで1、2回のスティールからイージーレイアップを決めました。それこそが私たちが彼に求めているエネルギーです。
彼がディフェンス面で良いプレイをすると、相手チームにタフショットを強いることができ、オープンコートやトランジションで彼を活かすことができるため、オフェンス面でもチームを助けてくれます。
Q:ホームでの初勝利を挙げて、安堵感はありますか?
Mac AHC: It feels good. I know a lot of energy and effort went into making this arena what it is today. There was a lot of excitement from the fans coming into our first home opener, so I regretted not being able to win the first one.
But as I said after the game, we want this to be our standard of play, not only for us, but for our fans. They expect and deserve to see us play this style of basketball and have this type of success, so we must protect our home court for the remainder of the season.
マックAHC:良い気分です。このアリーナを今日の素晴らしい状態にするために、多くのエネルギーと努力が注がれたことを知っています。ホーム開幕戦に向けてファンの方々も非常に盛り上がっていたので、初戦を勝利で飾れなかったことは残念に思っていました。
ですが試合後に話した通り、これを自分たちのためだけでなく、ファンの皆さんのためにもプレイの「スタンダード」にしたいと考えています。ファンの皆さんは私たちがこのようなスタイルのバスケットボールをプレイし、勝利を収めることを期待していますし、それを見る権利があります。だからこそ、残りのシーズンはホームコートを守り続けなければなりません。
Q:ディフェンスが今日素晴らしかったが、群馬戦でファウルでリズムを崩したり、激しさとファウルをしないことの両立は難しいところがあると思うが、今日はその修正はできたか?
Mac AHC: I think that’s just something that we have to continue to try to improve from game to game. I felt like in those couple of minutes where we had a couple of bad possessions on the offensive end, it directly translated into the defensive end, where we gave up some easy baskets to their two best players.
Along with that, we ended up having some pretty careless fouls down the stretch. We have to learn how to finish games stronger, and I think that’s just a part of the process as you go throughout the season.
マックAHC:それは試合を重ねる中で継続して改善に取り組まなければならない部分だと思います。オフェンスでいくつかの悪いポゼッションがあった時間帯があり、それがそのままディフェンスに影響して相手のベストプレイヤー2人に簡単に得点を許してしまったと感じました。
それに加えて、終盤に不必要なケアレスファウルを重ねてしまいました。私たちはより強い形で試合を締めくくる方法を学ばなければなりませんし、それはシーズンを進めていく過程の一部だと捉えています。
Q:敗れてから中1日での試合、この1日で選手たちに求めたものやテーマは何だったか?
Mac AHC: I really just asked them what type of team do we want to be. As I keep talking about our standard of play, that’s exactly what it is. The last two games, I didn’t feel like we played our style of basketball.
So it was one of those things where not only the players, but the coaching staff, we all had to take a look in the mirror and decide what type of team we wanted to be moving forward. I thought that we did a really good job coming out and executing that tonight, but we have to continue to build on what we did tonight for the rest of the season.
マックAHC:本当に「自分たちがどのようなチームになりたいのか」を選手たちに問いかけました。繰り返しプレイのスタンダードについて話していますが、まさにそのことです。直近の2試合では自分たちのスタイルのバスケットボールができていないと感じていました。
ですから選手だけでなくコーチ陣も含めて全員が鏡を見て、これからどのようなチームになりたいのかを再確認する必要がありました。今夜はそれをコート上でしっかりと実行できたと思いますが、今夜できたことをベースに、残りのシーズンに向けて積み上げていかなければなりません。
Q:今日ロースター全員得点でしたし、山内盛久選手の3,000得点もありました。すごくいい流れがチームに生まれると思いますが、今日の勝利をどう今後に繋げていくか?
Mac AHC: Again, we just have to continue to build on the momentum that we created tonight. Congratulations to Mori, as my old teammate, I’m happy that he was able to achieve that accomplishment tonight, especially on our home court in front of all the Okinawan fans that come to the game.
And I think it’s good energy for us moving into the next game, but we have to stay focused on what we need to do in order to keep improving and prepare for another tough team coming up in a couple of days.
マックAHC:重ねてになりますが、今夜作り出したモメンタム(勢い)を継続して積み上げていく必要があります。モリ(山内盛久選手)におめでとうと言いたいです。かつてのチームメイトとして、彼が今夜、特に私たちのホームコートで沖縄のファンの皆さんの前でその偉業を達成できたことを非常に嬉しく思っています。
次の試合に向けて非常に良いエネルギーになると思いますが、自分たちが成長し続けるために必要なことに集中し、数日後に控える別のタフなチームとの対戦に向けて準備を進めなければなりません。
Q:Bプレミアでは日程が変わって、中1日で違うチームと対戦する機会が増えました。実際スカウティングの準備面ではどうですか?
Mac AHC: Well, due to the fact that we lost the previous two games, we tried to focus more on what we needed to do as a team in order to improve. We knew that Shimane is a good team, so we focused mainly on their two main scorers and how to slow those guys down.
But it was mainly just getting our style of basketball back up to the standard that we need to play it. I feel like if we can do that—of course we still have to prepare for each team that we play—we can’t let other teams dictate our standard of play going into the games.
マックAHC:直前の2試合に敗れていたため、まずはチームとして成長するために何をすべきかという点により焦点を当てました。島根が良いチームであることは分かっていたので、主に彼らの2人のメインスコアラーをいかに抑えるかに集中しました。
しかし最大の課題は、自分たちのバスケットボールのスタイルを必要なスタンダードまで引き戻すことでした。もちろん対戦する各チームへの準備は必要ですが、それができれば相手チームに自分たちのプレイのスタンダードを左右されることなく試合に臨むことができると感じています。
Q:この後バイウィークまで1ヶ月間ずっと中1日、2日でEASLも含めて様々なチームと対戦しますが、この1ヶ月間どんな戦いをしていきたいですか?
Mac AHC: Just improving. This is going to be a different schedule for everybody. And then you add on the EASL, we’re going to have a pretty tough schedule coming up. But I feel like our guys are up for the challenge.
We have a few guys that have been through this type of tough schedule before, even though the days have changed. So us as the coaching staff, we have to try to keep continuing to give them the best game plan and try to put them in situations where they can be successful. But it’s up to those guys to come out and play our standard of basketball, and I believe they are up for that challenge.
マックAHC:とにかく成長し続けることです。これは全員にとってこれまでとは異なるスケジュールになります。さらにEASLも加わるため、かなりハードなスケジュールが控えています。ですが、選手たちはその挑戦を受け止める準備ができていると感じています。
日程の形式は変わりましたが、このような厳しいスケジュールを過去に経験してきた選手も何人かいます。ですからコーチ陣としては、最善のゲームプランを与え続け、彼らが成功できる状況を作れるよう尽力しなければなりません。あとは選手たちがコートに出て自分たちのスタンダードのバスケットボールをプレイするだけですし、彼らならその挑戦に応えてくれると信じています。
キングス 脇真大

Q:本日試合の総括
脇:まずホームで初勝利ができて本当に良かったですし、僕たちのやるべきことをやった上での勝利だったので、本当にこの勝利は大きい一勝でした。
Q:今日、ディフェンスで岡田(侑大)選手をマークする時間が多く、どういうディフェンスを仕掛けようと考えていましたか?
脇:ここ最近、僕自身全然流れも掴めずにプレータイムも減っていた中で、まず僕の強みはこの身長でディフェンスにつけることであり、そこは忘れずにやらないといけないと思っていました。その上で、島根の岡田選手というエースにつかないといけない時間帯が多くあったので、本当にやられない気持ちで臨みましたし、目の前の相手をしっかり潰しに行く覚悟で今日は戦いました。
Q:オフェンスで脇選手らしいアタックがありました。その結果キャリアハイの18得点というオフェンスの評価は?
脇:ここ最近の3試合、本当にチームに迷惑をかけて悩む時間もありましたけれど、原点はまずディフェンスからしっかりできたからオフェンスにも繋がったと思います。この良い流れで試合に入っていければと思います。今日はシュートが入ったので良かったですけれど、入らない時でもしっかりディフェンスをやらないといけない。ディフェンスに集中してできればオフェンスもスムーズに僕のテンポでバスケットができる。僕がオフェンスに入ると流れが早くなるので、そこは1つの起爆剤としてしっかりチャレンジしていきたいと思います。
Q:開幕のA東京戦ではご自身の良い部分を表現していたが、その後の滋賀戦というのは何か相手に対策されたのか、自分の調子が崩れたのか。
脇:自分のミスで自分の調子を崩したので、誰が悪いとかいうところはないのですが、僕が本当にそういったところでミスをしてしまって自分のやるべきことを見失ってしまった。今後そのような事をなくして、こんなミスをしていたらコーチ陣たちも使いづらいのは僕も十分承知しているので、細かいミスを無くせるようなポイントガードになりたいです。ミスをしたとしても、しっかりディフェンスで取り戻すというのがバスケットの1つの醍醐味だと思うので、滋賀戦の2試合ではまずミスをしてしっかりディフェンスもできなかったですし、そこでコーチたちの信頼を失う形になったと思います。今日はしっかり自分のディフェンスからオフェンスに繋げられた。ここからまたチームを勝たせるために僕がしっかりやらないといけないと思うので、自覚を持って戦っていきます。
キングスはディフェンスのチームです。僕が1番のボールラインについているのにそこでプレッシャーをかけられなかったら、他の選手たちもインテンシティを高くできないですし、守備の1線目がちゃんとやらないと他の選手たちもラインが上がらない、ボールプレッシャーがかけられないとなります。ディフェンスって本当にポイントガードから生まれるものだと僕は思っています。今日はそこがしっかりできましたし、これをスタンダードにしてキングスのディフェンスのカルチャーというのをずっと引き継いでいかないといけない。そこをもっと僕からしっかり発信してプレーで証明していきたいと思っています。
Q:シュートの面で3ポイントが今季ここまで入っている印象ですが、ペイントアタックも含めてオフェンスでの手応えは?
脇:迷いなく打てているなと思いますし、今マック(アンソニー・マクヘンリーAHC)も言っていると思うのですが、「0.5秒で判断しろ」ということを言われている中で、クローズアウトで来ていたらどれだけドライブするか、来ていなかったら自分のシュートをしっかり打てるかというのを、もう少し僕が判断しないといけないところがたくさんありました。でもその中で2本打った3ポイントはしっかり迷いなく打てましたし、ノーマークは自信を持っているので、これからも続けていきます。
Q:ポイントガードというポジションで、昨季は岸本隆一選手に色々聞いているシーンもありました。今シーズンはまたタイプの違う大浦颯太選手やキーファー・ラベナ選手が入ってきて、キングスのポイントガードというところで伝えることもあると思うのですが、そのあたりの関係性はどうですか?
脇:本当に素晴らしい選手たちですし、僕もたくさん学ぶことがあります。颯太さんなんてここ数年ずっと第一線で活躍してきている選手なので、「こうやった方がいいよ」というアドバイスをすぐにしてくれるので本当に助かっています。あとヒサさん(山内盛久選手)がベンチにいる時にしっかりコミュニケーションを取って、外から見ているのを中に伝えてくれます。僕が(滋賀戦の)2試合でどうすればいいか分かっていない時もヒサさんがベンチでしっかり声をかけてくれたので、またこうやってプレータイムをもらえて出場することもできましたし、「ディフェンスから」というのはヒサさんに言われてから僕もしっかりやらないといけないなと思ったので感謝しています。颯太さんからも試合の中でアドバイスをもらいますし、ベンチでは最年長のヒサさんが素晴らしい仕事をしてくれているので本当にリスペクトしていますし、そのためにもしっかり戦っていかないといけないなと思っています。
Q:悩んだ時期があったというお話もありましたが、今日すごく大切なゲームだった中で、コートに入る時は率直にどういう気持ちでコートに入りましたか?
脇:過去2、3試合ふがいないプレーをしてしまったので、どうにかしてでも取り戻さないといけないなという強い気持ちで入りました。まずはディフェンスからしっかり掴むんだという気持ちで臨んだので、それが本当にうまくいきましたし、僕の良い時はやっぱりディフェンスからリズムが入ると思うので、これからも継続してやっていきたいですし、その気持ちで入るというのは大切だなと思いました。
Q:今季3勝3敗で今日に入りましたけれど、連勝していくチームもある中で、これから先のために今日の勝利をどう次に繋げていくか?
脇:今日は3ポイントシュートが(チームで11本)入りましたけれど、仮に入らなくても僕らのベースはディフェンスで守れば関係ないので、そこで土台をしっかり作っていくことが大切ですし、強いチームになるともっとハードになるので、「点が取れなくても守ればいいじゃん」という考えでしっかりやっていきたいです。あとは相手に気持ちよくやらせないことが大切で、ファウルを使ってでも止めにいかないといけない時は行かないといけませんし、ソフトに守ったら連勝するチームには一気に流れを持っていかれてしまいます。そういった流れを持っていかせないようにしていきたいですし、逆に相手がそういう風に来たら自分たちがしっかり流れを持っていけるチームなので、そこは追求していきたいと思っています。
Q:今日ホーム初勝利、残り28試合のホームゲームでどんな姿を見せていきたいか?
脇:勝っても負けても多くのお客さんが足を運んでくれて僕たちの背中を押してくれて、いつも本当に感謝しています。その中でも僕たちは絶対に勝利を届けないといけないと思いますし、素晴らしいVISONフロアや演出があってアジアでも一番のアリーナなので、その中で僕たちがプレーできているのも皆さんが背中を押して盛り上げてくれているからこそです。本当に感謝しかないですし、そのためには絶対に勝利を届けられるように頑張っていきたいと思います。
キングス 山内盛久

Q:本日試合の総括
山内:前回の試合からしっかりチームで修正して、大きく戦術的なところを変えたわけではないですが、その試合でやるべきことをしっかり整理して今日の試合に臨みました。その結果、自分たちのベースで最初ゲームに入り、試合終盤まで良かったが、4クォーターのところで気が緩んでしまい相手に詰められる場面がありました。そこが反省点で、その反省を勝利した試合の中で反省できたことはプラスかなと思います。本当にそういったところでしっかりキラーメンタリティを持って試合を終わらせに行かないといけない場面だったにもかかわらず、緩んでしまったところはまだまだチームとして完成させていく必要があり、今後もっとそういったところまで突き詰めていきたいなと思っています。
Q:今日コートに立った時に笑顔が見えましたが、改めて公式戦でキングスのメンバーとして試合に出場したことについて感想を教えて下さい。
山内:やっぱり久しぶりに帰ってきて公式戦でホームでやれるというのは、自分としてはすごい楽しい気持ちでいっぱいです。本当にどんな時間でもどんなシチュエーションでも、このアリーナで選手として出られるというのはすごく喜びを感じているので、そこはシーズン通しても変わらない気持ちでやっていこうと思っています。

Q:今日ゲーム前のアップで小針幸也選手のユニフォームを着てアップしたり、試合が終わった後に佐取龍之介選手に声かけをしたりしていて、山内選手はチームのムードを上げるために色々動いているように見受けられるのですが、木曜日のゲームから今日のゲームまで、勝つために何か山内選手が取り組んだことはありますか?
山内:特別に何か変えたことはなくて、普段通り自分がやっていることをやっていました。幸也に関しては、前回の試合で良かったところから怪我をしてしまって、今季はなかなかローテーションに絡めず苦しい中で結果を出して、ここから本人もやっていこうという時に怪我をしてしまったので一番本人が悔しいと思います。そういった気持ちも背負ってコートにいるメンバーは戦わないといけないという気持ちもあるので、それも含めて怪我した選手のジャージを着てアップをしたり、みんなで戦っていくぞという意思表明でもあります。
佐取に関しても、出番が少ないメンバーが少ない時間でもしっかり活躍することで、1分が2分になったり2分が5分になったりするという立ち位置だと自分も佐取も思っているので、最後の場面で点数が離れているからといってやるべきことを怠るのではなく、「もっとこうしなきゃいけないよ」というアドバイスをしました。小さいことですがそういったのを積み重ねていくことでどんどんプレータイムが伸びていくと思っているので、彼もそういったポテンシャルを持っていると思うのでアドバイスをしました。
Q:今日は通算3000得点達成ということですが、キャリアの初得点は覚えていますか?
山内盛久:アウェイの福岡戦ですかね。アウェイの福岡戦が多分最初の試合で、その時が初めての得点だったかなと記憶しています。そこから3000まで来て、キャリアで3000かというのはありがたく喜ばしいことですけれど、ちょっと恥ずかしいというか、キャリアで割ると平均3点くらいなので。ただ、ここまで来られたのも自分1人の力で来られたわけではなく、見ての通り自分1人でクリエイトして得点をするタイプではないので、本当に周りの助けがあって、今日も颯砂がしっかり打たせるようにスイングパスをしてくれて決められたおかげだと思います。本当に周りに支えられて助けられて3000得点まで積み上げたという感じなので、周りに感謝しています。
Q:3000得点の中で印象に残っているシュートとかはありますか?
山内:bjリーグの時のセミファイナルの京都戦のブザービーターじゃないですかね。あそこであれを決めて「シンデレラボーイ」と言われてから自分のキャリアがスタートしているので、あそこはすごい印象に残っています。
Q:若い選手に声をかけるというところで、先ほど脇(真大)選手が「ここ数試合くらい苦しんでいる中で本当に山内選手から色々アドバイスをもらった」という話をしていたのですが、山内選手から見て、今キングスのポイントガードをやっている脇選手はどう見えていますか?
山内:正直羨ましいですね。やっぱりサイズがあって何でもこなせる選手なので。だからこそ思いっきりやってほしいです。彼の良さはそういった思いっきりの良さなので、ここ数試合ちょっと考えすぎちゃってリングを見ずに横ばかり見てのプレイが多かったので、その結果がミスにつながったり彼のペースを狂わせていました。そのため、あまり考えさせすぎずに思いっきり自分の思うようにやっていいんじゃないかということも伝えています。ごちゃごちゃ言うよりも思いっきりプレイして、そこでもしミスしたらまた反省してというのを繰り返して、トライアンドエラーを繰り返してどんどん良くしていけばいいんじゃないという話をしています。脇もそうですけれどいろんな若い選手がすごいポテンシャルがあって羨ましいなと思っているので、自分のこれまでの経験したことを彼らに伝えて、彼らがもっともっとバスケットの幅を広げられたらなと思っています。
Q:3000得点の話になりますが、今日もシュート(3ポイント)は迷わずに打ちに行こうと思って打ちましたか?
山内:そうですね。少ない時間でも「自分がやれるぞ」というのを証明していかないとローテーションに入っていかないと思っていますし、点数が離れたから、ガベージタイムだからというのは関係なく、出ている時間をしっかり遂行して自分の力を証明していきたいなと思っていたので、来たら僕は全部打つというのは決めていました。
Q:地元・沖縄の素晴らしい環境の中で決められたり、先輩やレジェンドの方々の前で決められたというのは個人的にどう感じますか?
山内:個人としてはすごい感慨深いですし、逆にアウェーで達成しなくてよかったなと。個人的にはあまり(3000得点というのを)把握していなくて、本当にこういったアリーナで地元に10年ぶりに帰ってきてこの記録を達成できたというのは、色んな先輩方から受け取ったものをまだこうやって自分がつないで、そこで選手として証明できたというのはすごく嬉しく思います。
Q:前日の京都vs横浜BC戦では同年代の選手たち(岸本隆一選手と並里成選手)が刺激し合っているシーンがあったと思いますが、ああいうところからの刺激はどうでしたか?
山内:めちゃめちゃ刺激を受けましたね。正直「自分何やってんだろう」という気持ちになっていましたし、ああいう同年代がガベージタイムとかじゃなくてしっかりチームを引っ張ったり、クロスゲームでもしっかり2人でやり合っているというのは、あの2人を近くで見できたからこそ悔しさもありますし、自分も年齢を言い訳にせずにまだまだそういったプレーをしていかないといけないなという気持ちにはなりました。
Q:これからに向けて大きなゲームになったと思いますけれど、改めて意気込みをお願いします。
山内:まずは本当に怪我なくしっかり試合に臨むことを第一に、もっともっとローテーションに絡めるように、そうすることでチームの底上げにもなりますし、もっともっとキングスのバスケットが面白く、色んなバスケットが出てくると思うので、そういったバスケットの幅を広げられるようにしっかり自分にベクトルを向けて頑張っていきたいなと思っています。
島根スサノオマジック ペータル・ボジッチHC

Q:本日試合の総括
ボジッチHC:私たちにとって厳しい敗戦となりました。今日は自分たちの最高の出来ではありませんでした。全体として、今日相手(琉球)がうまくやってきたことに対して、私たちがうまく対応できなかったと思っており、それがこの厳しい敗戦という結果につながりました。
Q:3勝3敗になりますが、得点が伸びる試合と伸びない試合があり、どこを修正していきたいか?
ボジッチHC:間違いなく、私たちはこれからもディフェンスから自信を得る取り組みを続けたいと考えています。なぜなら、ディフェンスはすべての練習、すべての試合において自分たちでコントロールできる部分だからです。そしてオフェンス面では、相手の激しいフィジカルの中でも自分たちのプレイを遂行し続けることに引き続き取り組んでいきます。
Q:VISONフロアでの試合は、バスケのエンタメ的としてはどのように捉えていますか?
ボジッチHC:エンターテインメント面については、ファンの方々やテレビで観戦している人たちに聞くべきでしょう。パフォーマンス(プレイ面)については、選手たちに聞くべきです。選手の立場からすれば、うまくコントロールできない部分があるなど、いくつかの懸念事項があるのだと思います。ですが先ほど言った通り、私はコート上でプレイしていないので何とも言えません。エンターテインメント性に関して言えば、ファンの方々が答えを出してくれると思います。
Q:キングスのプレーに上手く対応できなかったとのことですが、攻撃と守備どちらに苦しめられましたか?
ボジッチHC:私たちは守備が攻撃に好影響を与えるのではなく、攻撃(の不振)が守備に悪影響を与えてしまったと考えています。オフェンス面において、自分たちが入りたいスポットに簡単にさせてもらえずに入ることができず、そこから逆側のディフェンスでも崩れ始めてしまったのだと思います。

