整体＆コンディショニングルームはっぴー

2020年10月6日

体を整えたい人、運動を始めたい人、スタイル改善したい人、アスリートのトレーニングまでサポートしてくれる場所が出来ました。『整体＆コンディショニングルーム　はっぴー』。2020年4月の開業当初はコロナ禍の影響もありましたが、今では徐々に評判は広まりお客様は増えています。

沖縄市泡瀬5-3-33 1F

現在通われているお客様はダイエットのためや出産後の整体など女性のお客様の他に、トレーニングを始めたい方、アスリートの不調の改善など、目的は様々です。そんなあらゆる問題をトレーナーの観点から解決してくれるのが玉城亮(たまきりょう)さん。

きっかけはバスケットボール

沖縄市泡瀬生まれの玉城さんは高原小4年生の頃バスケットボール部に入部しました。同級生が少なかったので友達を誘い5年生になってバスケットボールの楽しさに目覚めます。美東中でも迷わずバスケ部へ入部、高校も憧れの北中城高校で3年間、バスケ部に所属します。

北中城高校といえば強豪チームで、2つ上の先輩には与那嶺翼さん(琉球ゴールデンキングスアカデミーコーチ)、1つ上の先輩には金城茂之選手(仙台89ERS)、という顔ぶれが並んでいました。入部当時同級生は約50人いたはずの部員が強豪校ゆえの試練のため卒業時には20名程度になっていたそうで、まさしくその期間中に玉城さんの進路は決まることとなったそうです。

体の仕組みを学び、夢を現実に

北中城高校時代、練習前に必ず10～15分間のストレッチの時間があり、玉城さんはいつも決まった先輩からパートナーとしてお願いされていたそうです。レギュラーである先輩の心と体の準備を整える手伝いをするうちに先輩の体への向き合い方、集中力の高まる様子を間近で学び、コンディションに密接に関わる重要な役割に使命感を抱くようになりました。その先輩からお礼にTシャツやソックスを頂いていたという話を聞くと、なるほど信頼される腕前だったのがわかります。この時期の経験が現在に結び付くのです。

こうしてトレーナーの道へ進路を定めた玉城さんはその後、SOLA専門学校スポーツ科学科へ進学、卒業後は那覇市のスポーツクラブや整形外科でトレーナーとして勤務し、独立を夢見て東京へ発ちます。25歳で東京に降りたった玉城さんはパーソナルトレーナーの資格(NESTA)を取得し、フィットネスクラブ・スポーツクラブ・パーソナルトレーニングスタジオの３ケ所を掛け持つフリーランスのトレーナーとして9年間、経験を積みます。その傍らで友人にすすめられタイ古式マッサージも学びます。全ては地元沖縄で自分の店を構え、多くの人の体を支えたいという夢のために。

奥様と二人三脚で

玉城さんの側にはいつも応援してくれている大切な奥様の存在があります。専門学校時代から東京時代も共に過ごし、ご結婚なさったお二人にとっても開業は一つの夢でした。店名『はっぴー』も奥様と話し合い即決、優しさとやわらかさでお迎えしたいというイメージはショップのカラー、グリーンからもかんじられます。

優しい雰囲気で歓迎されます

奥様作成の小物やおすすめアロマオイルも販売中です

仲間との新しい挑戦

最近舞い込んだ新しい仕事に、中学男子バスケットボール部のトレーナーの依頼がありました。嘉手納中男子バスケットボール部顧問の砂川智史先生から、生徒達の体の使い方の改善法、ケアの仕方についてのアドバイスを求められたのです。それを受け練習に参加したある日の様子です。

アップからフットワーク、ハンドリングとこなす生徒達の動きをじっと見ていた玉城さん、一番気になるのは「足と股関節の使い方」と話していました。特に股関節の可動域を今より広げることでシュートの飛距離を伸ばしたり、クイックシュートが打てたり、ディフェンスの一歩目が速く出せるようになったりできるそうです。

生徒たちを指導する砂川智史先生と玉城さん

また、成長期の子供達は外側の筋肉と内側の筋肉のバランスがまだとれていないため、成長段階に合ったトレーニングの必要性も話していました。それらに留意することで競技力アップやケガ防止につながるので、指導者にも体の仕組みを知ってほしいし、指導もしていきたいそうです。今回、依頼した砂川先生もチームや生徒達にとってより良い指導法を日々模索しており、専門分野の方にこうして指導に入ってもらえるのは心強く、理想の環境にぐんと近づけたはずです。コートの上で話し込むお二人を見ていると一つの目標に向かう真剣さと、元チームメイトの信頼関係が垣間見え、それがこの先どんな道しるべとなるのか非常に期待されます。