キングスU18、美来工科、石川が九州の強豪チームと対戦　U18日清食品 九州ブロックリーグ2024 [2024.09.28]

2024年9月28日、29日の2日間、沖縄県立石川高校の体育館でU18日清食品ブロックリーグが開催された。

U18日清食品リーグは、全国から選抜された男女8チームで構成されるトップリーグと、全国各ブロックのトップチームで構成されるブロックリーグがあり、2022年からスタートした。

ブロックリーグは参加枠が徐々に拡大。2022年は関東、東海、中国、四国の4ブロックで開催。2023年には東北、北信越、近畿を追加。今年2024年には新たに北海道、九州が追加され、全9ブロックで開催されている。

沖縄県が所属する九州ブロックには九州各県から男子9チーム、女子は8チームが参戦。沖縄県からは男子は美来工科高校、琉球ゴールデンキングスU18、女子は石川高校が出場となった。

参考：出場チーム U18日清食品ブロックリーグ2024 | U18日清食品リーグ バスケットボール競技大会

九州ブロックリーグは8月31日から九州各県で開催されており、9月27日までの成績は、琉球ゴールデンキングスU18は2勝1敗、美来工科高校と石川高校は9月28日が初戦となった。ここでは9月28日に行われた 琉球ゴールデンキングスU18 vs 九州学院(熊本)、美来工科 vs 柳ヶ浦(大分)、精華女子(福岡) vs 石川 をそれぞれレポートする。

琉球ゴールデンキングスU18 vs 九州学院 (熊本)

キングスU18はゲームスタートから運動量豊富なディフェンスで九州学院にプレッシャーをかけ続ける。オフェンスでは#11 平良 南海輝、#71 名城 寿唯がスリーポイントシュートをそれぞれ2本ずつ決め、1クォーターを25-22でリードして終える。

2クォーターに入ると、九州学院のディフェンスのギアが上がり始め、キングスU18のオフェンスがやや停滞。逆転を許してしまい、41-47の6点ビハインドで前半を終える。

3クォーターに入ると、キングスU18はディフェンスからリズムを取り戻し少しずつ差を詰めていき、55-59でクォーターエンド。お互いに高い集中力を見せた好ゲームは、4クォーター終盤まで一進一退の攻防を見せる。どちらが勝ってもおかしくない展開を見せる中、キングスU18の#20 デイビス ルベン 建胡の連続得点で68－67とリード。九州学院のオフェンスをしっかり守り切り、キングスU18が逃げ切った。

スコア参照：琉球ゴールデンキングスU18 vs 九州学院高等学校 | U18日清食品リーグ バスケットボール競技大会

美来工科 vs 柳ヶ浦 (大分)

美来工科は#3 屋良 誠志郎を中心に素早いオフェンスとボールムーブで得点を伸ばしていく。一方、サイズに分がある柳ヶ浦はインサイドを中心にオフェンスを展開しようとするが、美来工科は積極的にビッグマンへダブルチームを仕掛け、得点を許さない。

スタートダッシュに成功した美来工科はペースを握り攻守で圧倒、55-37で試合を折り返す。

3クォーターに入ると、柳ヶ浦はゾーンディフェンスを仕掛けてくるが、美来工科は冷静に対処。3ポイントやペイントアタックから得点を稼ぎ、リードを保ち続ける。

4クォーター、あきらめない柳ヶ浦はオールコートプレスで逆転を狙ってくる。しかし、美来工科は決して慌てることなく、ボールをキープし続けて得点を伸ばし続ける。

最終スコアは94-70、美来工科が危なげなく勝利を掴んだ。

スコア参照：県立美来工科高等学校 vs 柳ヶ浦高等学校 | U18日清食品リーグ バスケットボール競技大会

精華女子 (福岡) vs 石川

石川高校の体育館には選手の関係者も駆けつけ、ホーム石川高校の選手にエールが送られる。

前半を36-40と4点ビハインドで折り返した石川高校だったが、第3クォーターには攻守に躍動し55-51と逆転に成功。

最終クォーターもリードを保ち続け、このまま勝利を掴めるかと思いきや、終盤に精華女子のディフェンスに阻まれ得点が伸び悩む。その間にもジワジワと差を縮めてきた精華女子高校に残り時間10秒を切った場面で逆転を許してしまう。最終スコアは65-67で石川は敗北。2024年インターハイ ベスト16の精華女子を苦しめたが、勝利まであと一歩届かなかった。

スコア参照：精華女子高等学校 vs 県立石川高等学校 | U18日清食品リーグ バスケットボール競技大会