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日本代表 vs ハンガリー代表 日本生命CUP2021 in沖縄アリーナ

写真提供:日本バスケットボール協会

2021年7月7日、沖縄アリーナで初のバスケットボール日本代表戦が開催された。

男子日本代表は、FIBAランキング38位のハンガリー代表と強化試合を戦った。

東京五輪までこの試合を含め残り5試合。NBAトロントラプターズの渡邊雄太が合流して日本代表はどんな戦いをみせるのか。結果より内容が大事になる。

日本代表 ハンガリー代表
21 1Q 7
15 2Q 16
24 3Q 18
19 4Q 17
79 TOTAL 58

 

 

1Q NBAプレイヤー 渡邊雄太

1Qスタートの日本は田中、比江島、渡邊、シェーファー、ギャビン。

試合の序盤はまさに渡邊雄太ショー。

日本の初得点は渡邊 雄太の3P。1on1で軽やかに決めてみせた。

その後も渡邊は躍動。何度も見せるリバウンドからのボールプッシュ。ブロックショットに飛んだ後そのままcoast to coastのダンク。

NBAプレイヤーとしてのレベルの違いを見せつける。

1Qは21-7で日本が14点のリードを奪う。

 

2Q ペイントタッチの重要性

2Qスタートの日本は富樫、比江島、金丸、張本、渡邊飛勇。

日本のディフェンスは2Qスタートから2−3ゾーンを敷く。しかしハンガリーはすぐにゾーンに対応。選手間のギャップを突かれて日本は連続で失点。

オフェンスでも平均身長で上回るハンガリーディフェンスの前に、日本はペイントタッチする事が出来ずオフェンスリズムを掴めない。

2Q 7:54 21−11とハンガリーにリズムを奪われかけたところで日本がタイムアウト。

タイムアウト明けの日本は富樫、田中、比江島、渡邊飛勇、ギャビン。

その後冨樫に代わりベンドラメがコートに入ると最初のシュートアテンプトを3Pで成功。ディフェンスでもフロントコートからボールマンに強いプレッシャーをかける。

2Q 5:04まで日本はベンドラメの3Pによる3得点だけ。

渡邊をコートに戻すと得点が動き出す。渡邊はボールを持つと何度もペイントアタックから得点機会を演出。張本も連続3Pを成功させ好調なシュートタッチ。

日本は渡邊がコートにいる時といない時でペイントタッチの回数が極端に違う事が気になる。

36−23で日本が13点リードで前半終了。

 

3Q 2−3ゾーンの功罪

3Qスタートの日本は田中、金丸、渡邊、シェーファー、ギャビン。

日本のディフェンスは2Qと同じく2−3ゾーン。ゾーン終わりからのファストブレイクでいい形をみせる。

3Q 5:19には金丸の左コーナーからの3P成功。渡邊がトップで2人ひきつけてからのボールムーブだった。

3Q 5:12で渡邊アウトで比江島イン。日本は2−3ゾーンを継続。

ハンガリーは日本のゾーンに対してベースライン側からのアタックを繰り返し得点。

ゾーンディフェンスの利点であるファストブレイクへの切り替えは成功している。チーム全体でプッシュアップする意識も統一されていた。

しかしディフェンスとしてのゾーンが機能していたとは言い難い。ハンガリーがゴール下に飛び込んでくるようになると日本はディフェンスリバウンドを死守できない。

3Qは60−41で終了。

 

4Q 日本のポイントガード争い

4Qスタートの日本は富樫、ベンドラメ、張本、渡邊飛勇、ギャビン。

富樫とベンドラメのWガードだがボールコントロールは富樫が担当。

ハンガリーは富樫へポストアップを仕掛けてそこから日本を崩そうとする。

富樫は1on1シチュエーションでドライブインから渡邊へパスでダンクをお膳立て。

4Q 5:25 タイムアウト明けから日本は富樫アウトで田中イン。今度は田中とベンドラメのWガード。ボールコントロールはベンドラメが担当。

ベンドラメは守備で魅せる。強いボールプレッシャーからターンオーバーを奪う。オフェンスでもポストへのバウンズパスの角度が良かった。

富樫とベンドラメ、田中。日本のポイントガード争いは、この五輪直前の強化試合を通して試されていくだろう。

この試合ではベンドラメが積極性で大きくアピール。田中もディフェンスで常に相手にプレッシャーをかけ続けた。富樫はディフェンス面で不利な状況をオフェンスで覆せるか。今後も注目だ。

 

最終スコアは79−58で日本が21点差で勝利。

ただ日本代表は渡邊雄太への依存度の高さが懸念点。特にゴールへアタックする意識がもっと欲しい。

八村塁と馬場雄大が合流する前の沖縄での残り2試合。渡邊以外のメンバーの奮起に期待したい。

 

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