インサイドを制圧したキングス、川崎ブレイブサンダースを敵地で撃破 [2026.04.22]

2026年4月22日(水)、東急ドレッセとどろきアリーナで行われたB1リーグ戦、川崎ブレイブサンダース vs 琉球ゴールデンキングスの一戦は、80-71でアウェーのキングスが快勝した。キングスは持ち味である強固なインサイドとリバウンドからのセカンドチャンスを確実に得点に結びつけ、徹底して自分たちの強みを発揮した盤石の試合運びを見せた。

キングスはこの試合に勝利すれば、チャンピオンシップ(CS)自力確定となる大事な試合。しかしエースのヴィック・ローがコンディション不良で3試合連続の欠場。そして岸本隆一が3月15日以来のスターター復帰となった。

第1クォーター、キングスはジャック・クーリーとアレックス・カークの高さを活かしたペイントエリアでの攻撃を中心に試合を組み立てる。クーリーのオフェンスリバウンドからのゴール下などで着実に加点し、キングスがペイント内で優位に立った。対する川崎はアウトサイドのシュートが思うように決まらず、14-20とキングスリードで最初の10分を終えた。

第2クォーターに入ってもキングスはインサイドの優位性を保ち、前半の主導権を握る。川崎は途中出場のドゥシャン・リスティッチや沖縄県出身の山内ジャヘル琉人の得点、岡田大河のゲームメイクで食い下がり、一時3点差に迫る粘りを見せる場面もあったが、キングスが落ち着いて突き放し、31-36のキングスリードで試合を折り返した。

勝負の分かれ目となったのは第3クォーターである。キングスは後半開始からオフェンスのギアを一段上げ、ビッグマンとハンドラーの的確な連携からズレを生み出し、ペイントタッチを繰り返した。クーリーとカークに加え、デイミアン・ドットソンが内外角から効果的にスコアを重ねる。川崎は守備でプレッシャーをかけるものの、インサイドを守りきれずにファウルがかさみ、キングスに多くのフリースローを与えてしまう苦しい展開となった。キングスはこのクォーターだけで22点を奪い、47-58とリードを2桁に広げて最終クォーターへ突入した。

第4クォーター、後がない川崎はリスティッチを中心に反撃を試みる。リスティッチはこの試合、チームハイの22得点、11リバウンドのダブルダブルを記録する奮闘を見せ、飯田遼や米須玲音もスリーポイントで追撃のムードを作った。しかし、キングスは最後まで慌てることなくインサイドでの強みを徹底した。クーリー(22得点13リバウンド、うちオフェンスリバウンド9本)とカーク(17得点9リバウンド)がオフェンスリバウンドをもぎ取り、セカンドチャンスから着実に得点を重ねる。さらにドットソンも19得点8リバウンドと躍動した。川崎は最終クォーターで24点を奪う意地を見せたが、点差を詰め切ることはできず、最終スコア80-71でキングスが逃げ切った。

この試合、スタッツが如実に勝敗の要因を物語っている。キングスはチーム全体で47本のリバウンド(うちオフェンスリバウンド21本)を獲得し、川崎の32本(オフェンスリバウンド12本)を圧倒した。セカンドチャンスポイントでも25対15と大きく上回り、ペイント内得点でも42対28とキングスがゴール下を完全に制圧した。一方の川崎は、インサイドでの劣勢をカバーするためにファウルがかさみ(川崎23回、キングス9回)、フリースローによる失点も響いた。キングスが自らの強みであるフィジカルとリバウンドを徹底し、勝利を手にした一戦であった。

これでキングスは9シーズン連続のCS出場が確定。勝利後のインタビューで桶谷大HCは「今までやってきた事を忘れずに我慢強くやり続ける」とCSへ気を引き締めた。キングスは今週末ホーム最終戦の佐賀バルーナーズとの2連戦となる。

試合スタッツ:りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 B1リーグ戦 2026/04/22 川崎 VS 琉球 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト

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