第25節 Game2 大阪とのクロスゲームを制し、キングス連勝

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伝統の一戦

bjリーグの時代から幾度となく激しい試合を繰り広げてきた琉球ゴールデンキングスと大阪エヴェッサ。

3月19日(土)のGAME1ではキングスが21点差の快勝。しかし、この3月20日(日)のGAME2は伝統の一戦にふさわしい最後まで目が離せないゲームとなった。

 

お互いの意地がぶつかり合う

最初の得点は#45ジャック・クーリー。ペイント内で#13 ドウェイン・エバンスからのパスを受け、ゴールにダンクを叩き込む。

キングスはペイントへアタックし、オフェンスをうまく展開する。一方の大阪は、#25 ディージェイ・ニュービルがボールをコントロールし、得点チャンスを生み出していく。

拮抗した展開を最初に抜け出したのはキングス。#13 エバンスが得点を積み重ねていき、続けて途中出場した#7 アレン・ダーラムが一挙に連続8得点上げる。

一方の大阪は途中出場した#15 竹内 譲次が攻守で良い動きを見せ、さらに#31 木下 誠がオフェンスを組み立てキングスに追いすがる。

20-15でキングスがリードし、クォーターエンド。

 

 

第2クォーター、キングスは立ち上がり重い展開。ターンオーバーを立て続けに犯してしまう。

クォーター残り8:33でキングスがタイムアウトを取り、#34 小野寺 祥太が3ポイントシュートを決めるが、その後も細かいミスが続き波に乗り切れない。

その間じわりじわり大阪から追い上げられ、ファーストブレイクからの#33 アイラ・ブラウンのダンクで一点差まで縮められる。

流れを変えたのは#45クーリー。得意のオフェンスリバウンドからゴールにねじこむ。直後のディフェンスではテイクチャージ。体を張ったプレーでチームを鼓舞する。

相手のターンオーバーを続けて誘発し、ディフェンスからはペースを掴もうとする。

オフィシャルタイムアウト後、#14 岸本 隆一がファウルを受けながらも3ポイントシュートを決める。続けて#34 小野寺 もこのクォーター2本目の3ポイントシュートを決める。

だが、大阪の#1 青木も連続で3ポイントシュートを決め差を広げることができない。

このクォーターで#34 小野寺 はオフェンスだけでなく、ディフェンスでもブースターを盛り上げる。大阪のオフェンスの中心である#25 ニュービルに対してタイトに守り、ルーズボールにもしっかり食らいつく姿を見せ、アリーナを沸かせる。

#45ジャック・クーリーはこのクォーターだけで4本のオフェンスリバウンドを奪い、得点へと繋げていく。チームリバウンド数でも15-3と圧倒する。点差を徐々に広げ47-33で前半終了。

 

第3クォーターが始まると、#13 エバンスが連続得点、さらに#14 岸本 がシュートを決め、この試合最大19点差がひらく。

GAME1に続き、一気に勝ち切るかとおもいきや、大阪の反撃が始まる。#31 木下がコートに戻ってくると連続得点、さらにアシストで大阪の攻撃に勢いをもたらす。

大阪の#3 エリエット、#25 ニュービルが4ファウル目を犯し、キングスは突き放すチャンスを迎える。しかし大阪は慌てずに、得点を積み重ねる。#13 ドウェイン・エバンスや#30 今村 佳太がアタックし点を奪い続けるものの、クォーター終了間際に#31 木下からのアシストで#24 ハントが得点。

大阪が試合のペースを握り返し、最終クォーターへ。

 

第4クォーター、キングスはペイントエリアへうまくアタックできない。

一方の大阪は#33アイラが内外バランスよく得点する。さらに#31 木下が自ら得点するだけでなく、アシストも引き出し点差を縮めてくる。コートに戻ってきた#25 ニュービルによって大阪のオフェンスはさらに勢いを増す。

残り3:25で#25 ニュービルがバスケットカウント3点プレー、ついに同点に追い付かれる。

ここから両チーム攻撃のギアが上がり、一瞬も目が離せない展開へ。

#14 岸本 がバンクでキャリア600本目となる3ポイントシュートを決め再びリードを奪う。お返しとばかりに#31 木下 も3ポイントシュートを決め返し、75-75。

#7 アレン・ダーラムがインサイドにドライブし、ファウルを受けながらリングにアタック。獲得したフリースローをきっちり決めるが、#33アイラにミスマッチを突かれてシュートを沈められ、77-77。

再び#7 ダーラムのペイントアタックからフリースローを獲得し、2本とも決める。

ところが、#25 ニュービルが#4 コー・フリッピンにマークされながらも放ったスリーポイントシュートがリングを通過し、79-80で逆転される。

45度でボールを受けた岸本がドライブし、技ありのフローターシュートで再逆転するものの、#25 ニュービルにペイントに侵入され、決め返される。

すぐさま#4 フリッピンがボールを受け、一気にドリブルで駆け上がり、コーストトゥコースト。

 

だがしかし、1オン1を仕掛ける#25 ニュービルを止めることができずゴールを奪われる。残り45.4秒でキングスは1点ビハインド、タイムアウトを取る。

一進一退のクロスゲーム、1プレイごとに会場の熱気は高まり、ブースターの拍手は力強さをより増していく。

キングスボールで試合が再開。ボールを受けた#13 エバンスから#4 フリッピンへ、さらに#14 岸本 へとパスが繋がると、サイドへのドリブルとステップでディフェンスをかわし、3ポイントシュートを放つ。難しい体勢から放たれたボールは、リングへと導かれるように吸い込まれていく。次の瞬間、この日最大の拍手がアリーナ中に響き渡る。

あきらめない大阪は、インサイドで#24 ハントがボールを受けシュートを打とうとするが、#4 フリッピンがファウルで止め、フリースロー。

アリーナで試合を見守る5500人のブースターは、激しく手を叩き地面を踏み鳴らしフリースローの妨害を試みる。

ブースターの思いが届いたのか、#24 ハントがフリースロー1本目を外す。2本目は決められたが、なおもキングスが1点リード。

大阪はファウルゲームを仕掛けてくるが、キングスは冷静にボールを回し、残りの時間を有利に進める。大阪がファウルゲームを仕掛けてくると、得られたフリースローを岸本、#30 今村 佳太がしっかり決める。

 

最後まで粘る大阪を振り切り、勝利を手繰り寄せたキングス。終了のブザーが鳴り響くと、沖縄アリーナは歓喜の渦に包まれた。

 

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