第1節GAME2 琉球ゴールデンキングス善戦するも及ばず宇都宮に連敗

琉球 宇都宮
68 79
19 1Q 20
14 2Q 22
16 3Q 12
19 4Q 25
目次

琉球ゴールデンキングス強豪宇都宮に開幕2連敗も、試合内容は改善の兆し

10月4日(日)琉球ゴールデンキングスは、Bリーグ第1節GAME2を戦い、68対79で敗れ開幕2連敗となった。

GAME1では相手ディフェンスのプレッシャーに圧倒されて思いどおりのプレーができないまま敗れたが、GAME2ではオフェンス時のボール保持やチームでシュートチャンスを作るための動きに改善がみられ、流れを引き寄せ3点差にまで迫る場面も見られたこと、最後まで粘ったことは、次週のホーム開幕戦へ向けて明るい材料になったといえるだろう。

攻守にわたり強気のプレーでチームを鼓舞した#14岸本

コンディションは上向いている

1Q 琉球19ー20宇都宮

立ち上がり、宇都宮#40ジョシュ・スコットのダンクで先制を許すも、#24田代のシュートですぐに同点にする。琉球は#3並里を起点に#45クーリー、#42ウォッシュバーンのインサイドを中心に優勢に試合を進める。途中逆転されるも、終了間際に#14岸本がハイピックからディープスリーを沈め点差を詰める。

2Q 琉球14ー22宇都宮

ハイポストの#32満原からゴール下に#88牧が合わせ逆転する。並里や今村のスリーポイントなどでキングスがリードする。しかしクーリーが立て続けにボールのないところでファールをコールされベンチへ退く。宇都宮は#7テーブス海、#18鵤、#9遠藤がスリーポイントなどで点差を広げる。

3Q 琉球16ー12宇都宮

後半開始後、不可解な判定でプレーに関わりのないクーリーに3つ目のファールが計上されてしまう。結果的に琉球ベンチのアピールが受け入れられることはなかったが、1点を争うクロスゲームになった場合には、大きな影響となっただろう。宇都宮は#40スコットや#4ギブスの得点で、この試合最大の11点差に。琉球はタイムアウト明けに気迫のディフェンスから大きな流れを掴む。並里のレイアップ、ウォッシュバーンのフリースロー、そしてボールを運ぶテーブス海から船生がスティールし、それがテーブスのアンスポーツマンライクファールを誘う。さらに次のポゼッションでは満原がベースラインからフローターを決め、岸本もスリーポイントを沈めると一時3点差にまで詰め寄った。

 

 

ポイントガードにポジションアップを図る#1船生

4Q 琉球19ー25宇都宮

最終クォーターはオフェンスリバウンドを拾った満原の得点により再び3点差に。宇都宮は#13渡邉裕規がファールを受けながらもスリーポイントを沈め、4点プレーを成立させると一気に宇都宮がリズムを取り戻す。渡邉はこのクォーターだけでスリーポイント3本のフリースローを含む12ポイントを荒稼ぎをし、試合を決めた。

フィット感が出てきた#42ウォッシュバーン

ホーム開幕戦はどのような采配をみせるのだろうか。

藤田弘輝ヘッドコーチ:

タフな状況がいくつかあったんですが、プレシーズンと昨日の試合の流れだったら崩れてしまうところをチームで立て直せて、インテンシティをあげて、そこからゲームを持ち直せたのは大きな収穫です。

昨日は硬さがあった。今日は硬さがとれてもっとインテンシティが自然と出たような印象で、総合的には2日間ファイトしたとおもっています。次につながる2日間でした。宇都宮とはレギュラーシーズンでの対戦はありませんが、プレーオフであたったときには、もっと完成度の高い僕らのバスケットをできればなと思います。

 

Q.GAME1から改善したこと

特に変えたことはなくて、スクリーンをまつこと、スクリーンをしっかりかけること、夏からワークアウトでやってきたことをもっと質を高くやろうということを話しました。昨日の試合よりスクリーンがヒットする回数が増えたことで、自ずとペイントエリアに入る回数が増えたと思います。

 

Q.3Q立ち上がりの判定について

この後フィルムをみてレフェリーは修正をすると思うので。あの時は『(判定が)修正されることはない』と言われたので、ゲームが大きく変わってしまうので、そういうことがないようにレフェリーの方ができるベストを尽くして欲しいと思います。

信じ難い出来事ではあったんですけど、そこから僕らが主導権を握りモメンタムを取り返せた。宇都宮に対してそれをするのは簡単なことではないので、そこは大きな収穫だったし、次につなげないといけない。

 

 

10月10(土)ホーム開幕戦で新潟を迎え撃つ

琉球ゴールデンキングスにとって、優勝するために積み上げなければならない何かを知るためには、東地区の強豪との対戦は貴重な機会である。これらの敗戦から何を学び、どう成長していくのか、ここからの琉球の巻き返しを楽しみにしたい。

チームが浮上するには#3並里のスコアリングが鍵

 

 

 

 

 

 

 

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この記事を書いた人

1983年11月5日生。東京都豊島区出身。那覇市在住。母が那覇市出身で2015年に沖縄移住。沖縄バスケットボール情報誌OUTNUMBERゼネラルマネージャー。
中学2年生のウインターカップ(1997年)で、当時圧倒的な強さを誇っていた能代工業を追い詰める北谷高校の勇敢な戦いぶりに衝撃を受け、以来沖縄のバスケットボールを追いかけるようになる。野球やサッカーに並ぶように、バスケットボールのジャーナリズムを発展させていくことを目指し、2018年10月にOUTNUMBERを創刊した。
2020年にはOUTNUMBER WEB、OUTNUMBER YOUTUBEを運用開始した。

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