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強みと弱みが表裏一体となるインサイド陣

今季のキングスの強みは、ジャック・クーリー、アレン・ダーラム、ジョシュ・ダンカンを揃えた強力なインサイド陣だ。ただし、強みと弱みは表裏一体となる。インサイド陣が外に引っ張り出されると、どうしても平面的なスピードでは後手を踏む。

桶谷ヘッドコーチは昨季からの ”課題” として「ボールピックのディフェンスが課題。ビッグマンに大きく重い選手を揃えているので、ピック(スクリーン)を使ってペイントエリアにアタックしてくる選手に対しては、日本人選手と外国籍ビッグマンが(守備の)コミュニケーションを取りながら守る事が大事」と話した。

この日も、スピードを武器にする仙台#15 渡辺 翔太にボールピックから何度もペイントエリアに侵入された。守備でも誰かに依存せず、互いにコミュニケーションを取りながら守ることが大事になる。

 

そしてインサイド陣にはもう一つ "課題" がある。日本人ビッグマンである渡邉飛勇が、右肘手術で離脱した状況で開幕を迎えることになった。アジア特別枠でインサイドの選手を獲得したが、どこまでプレイできるか未知数だ。開幕直後はインサイド選手を3人で回すことが濃厚。枚数が1枚足りないのだ。

この日、そのインサイド3人がファウルトラブルに陥った。3クォーター中盤でキングスのインサイド陣は全員が3ファウル以上となり、外国籍選手はコートに1人となる ”オンザコート1” の状況で孤軍奮闘を強いられた。

 

桶谷ヘッドコーチも「今季は色々な状況に対応出来るように、ゾーンディフェンスなども取り入れている。仙台のスリービッグにもマンツーマンディフェンスでいい対応が出来た。まだ練習時間も少なく実戦の中で試す事が出来たのは逆に良かった。少しずつ改善が出来ているので積み重ねていきたい。」と語った。

 

繰り返すが、プレシーズンゲームの勝敗に大きな意味は無い。開幕に向けて自分たちの”武器”と”課題”を明確にすることが大事だ。その意味では仙台との2連戦はキングスにとって収穫が大きい試合となった。

Bリーグ開幕まで残り数週間となった。昨季届かなかった、光り輝く頂点に向けて試行錯誤が続く。

 

キングス 仙台
25 1Q 27
31 2Q 17
10 3Q 23
32 4Q 23
98 Final 90

 

 

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