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並里が有言実行、キングスを勝利に導く活躍 CSクォーターファイナルGame1

(文:湧川太陽金谷康平、写真:照屋勇人)

2022年5月13日(金)、ついにBリーグチャンピオンシップ(CS)が開幕。CS第1シードの琉球ゴールデンキングスは、ホーム沖縄アリーナにワイルドカード下位に滑り込んだ秋田ノーザンハピネッツと対戦。

bjリーグ時代からしのぎを削るキングスと秋田ノーザンハピネッツ。秋田からも多くのブースターが応援に駆けつけた沖縄アリーナ。

ド派手なオープニング演出に照らされ、ついにチャンピオンシップが始まった。

 

ついにCSが始まる!

キングスのスターティング5は、#14 岸本 隆一、#30 今村 佳太、#4 コー・フリッピン、#13 ドウェイン・エバンス、#45 ジャック・クーリー。

秋田のスターティング5は、#17 中山 拓哉、#21 長谷川 暢、#51 古川 孝敏、#7 ジョーダン・グリン、#9 アレックス・デイビス。

 

CSの初得点はクーリーのオフェンスリバウンドから生まれた。今村のドライビングレイアップを落としたシュートを拾って押し込んだ。クーリーはさらにもう一度オフェンスリバウンドから得点。キングスは最初から自分達の長所が出た。

しかし秋田は落ち着いてゲームを進める。秋田のディフェンスは試合当初からペイントエリアを狭く守り、オフェンスでは外国籍選手のスクリーンを使いながらシューターの#51 古川、そしてベンチから出てきた#12 川嶋 勇人が外から得点を狙ってくる。

残り5:22 スコア6 – 9 で秋田3点リードの場面でキングスは#7 ダーラム、#3 並里がコートに入る。

並里、岸本のバックコートコンビは早速コンビプレイで魅せる。残り4:30 岸本がドライブから右コーナーの並里にパスアウト。並里が冷静に3ポイントを決める。今季よく見る岸本-並里のホットラインだ。

だが秋田の集中力が途切れない。川嶋が3ポイントを決め、さらにダーラムからスティール。キングスは秋田の連続するスクリーンプレイで出来るディフェンスのズレを突かれての失点が目立つ。

 

1クォーターはスコア10 – 20と秋田1点リード。互いに流れを相手に渡さない立ち上がりだった。

 

集中力を切らさない秋田

2クォーター、キングスは並里、岸本、フリッピンのうちなーんちゅ(沖縄県人)3ガードだ。それに対する秋田はスタートから2−3ゾーンを選択。

並里、フリッピンの3ポイントをあえて捨てて守ってくるゾーンディフェンスをどう崩すかは、レギュラーシーズンからキングスの課題だった。

 

キングスは秋田ゾーンに対して素早いパス回しで揺さぶろうとする。悪くない崩しだったが時間がかかってしまい、クロックバイオレーションを2度取られてしまう。

秋田ゾーンにオフェンスリズムが掴めないキングスだったが、ディフェンスから流れを掴む。

フリッピンが秋田スローインの乱れを見逃さすスティールして自分で得点。さらにフリッピンは連続スティール、今村の得点につなげる。

残り8:02  23 – 23 と同点となり秋田タイムアウト。

 

ここから秋田は精神力の強さをみせる。秋田の前田顕蔵HCが試合後「40分通して選手(の集中力)が切れるという状況はなかった。あの場面のターンオーバーでぐっと勢いを持っていかれずに耐えられたのは良かった」と語る通り、秋田は盛り上がる沖縄アリーナのアウェーの雰囲気にも飲まれず、オフェンスディフェンス共に崩壊せずに食い止まった。

キングスはエバンスを中心に攻撃。エバンスは高確率にシュートを決めて2クォーターだけで10得点。だがもう一人の得点源であるダーラムが攻撃の波に乗れていない事はCS通して不安材料になりかねない。

2クォーターは 40 – 33でキングス7点リードで終了。

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