沖縄市コザゲート通り”THE GATES 3×3 BASKETBALL TOURNAMENT”を行う満島光太郎さん

2022年6月26日、沖縄市コザゲート通りで3×3バスケットボールイベント “THE GATES 3×3 BASKETBALL TOURNAMENT” が行われた。

 

米軍嘉手納基地の門前町であるコザゲート通りを封鎖して、道路の上にバスケットコートを作り、キッチンカーが並んだ。まさに「ストリートバスケット」がバスケの街コザに出現した。

 

コザゲート通りに現れたストリートコート。その先は米軍嘉手納基地だ

 

ロックの街コザのモニュメントが見つめるストリートコート

 

青空のもとコザミュージックタウン前でシュートを放つ

 

イベントでは、3×3バスケットボールをプレイする人だけではなく、ストリートに並べられたテーブルでのんびり過ごしたり、バスケのプレイに歓声をあげたり、ストリートダンスを披露する子供達に拍手を送ったり、人々は思い思いの過ごし方でストリートを楽しんでいた。

それぞれの楽しみ方がある。それがストリート

 

様々なレベルで真剣な戦いが繰り広げられた

 

目次

「バスケの街」沖縄市で子供達の表現の場を作りたい 満島光太郎さん

“THE GATES” を主催した満島光太郎さん

 

“THE GATES”を主催した満島光太郎さんにお話しを伺った。満島さんは沖縄県の興南高校で2011年ウインターカップにも出場。拓殖大学を経てBリーグ ライジングゼファーフクオカとも選手契約を結んだ元Bリーガーだ。

 

「子供達の表現の場を作ってあげたかった」と語る満島さん。「3×3というバスケの楽しみ方を子供達に知ってもらい、それを地域の人に応援してもらって、子供達が3×3も含めて将来色々な道でバスケに関わって欲しい」とバスケを軸にして子供達と地域のつながりを大事にしたいという。

 

今回の”THE GATES”より以前にも沖縄市八重島公園でもバスケットボールイベントを開催して「コザの街の皆さんにも支えてもらってイベントが開催できている」と感謝を語る。

 

沖縄市は人口比で公園に設置されているバスケゴールの数が全国一で、そんな沖縄市をストリートバスケの聖地にしたいと夢を語る満島さん。「沖縄市はそんなバスケに囲まれている環境が当たり前すぎて感じないかもしれませんが、県外の人たちからすればとても羨ましい環境だと思うんです」「八重島公園のようなロードサイドにあるようなバスケコートはニューヨークみたいな印象を受けます。そこがストリートバスケの聖地になれば県外や海外からも人が集まってくれると思うんです」

 

満島さんの父である満島恵作さんは、1998年にコザ中を全国優勝に導いた沖縄県内でも有名なバスケ指導者で、満島さんも小さな頃からバスケに慣れ親しんできた。そんな父やその周囲から幼少期に話を聞いていた満島さんは「父の世代や先輩の方々が沖縄市のバスケを作り上げてきた歴史があるから今がある。それをしっかり繋いでいきたい」と語る。

 

「沖縄市には琉球ゴールデンキングスという素晴らしいプロチームがあります。僕らはストリートというより街に近い場所で活動することによって、地域がバスケに触れ合う機会をより多く作って、プロバスケと地域を繋げるような存在になっていけたらいいですね」

 


2023年8月から沖縄市で開催される『FIBAバスケットボールワールドカップ2023』

1年後に「バスケの街」コザで行われる世界大会を、ストリートでバスケを楽しむ子供達にとってどんな思い出になるだろうか。とても楽しみだ。

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この記事を書いた人

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