キングス 20点差を逆転してプレシーズンゲーム初勝利 プレシーズンゲーム 長崎ヴェルカ vs 琉球ゴールデンキングス [2024.09.14]

2024年9月14日(土)、琉球ゴールデンキングスは長崎ヴェルカとのプレシーズンゲームに78−79で勝利した。

 

イタリア遠征から帰国したキングスは、長崎の新アリーナであるハピネスアリーナで国内今季初のプレシーズンゲームを戦った。

試合開始直後からキングスは長崎のディフェンスに苦しみ、1クォーターから長崎に大きなリードを許す展開で、23−4で1クォーターを終了。2クォーターでは、キングスは新加入外国籍の#12 ケヴェ・アルマのインサイドでの得点や#15 松脇圭志の3ポイントシュートで得点を重ねるも、長崎のシュートを止められず、45-25と長崎の20点リードで前半終了。

3クォーター、キングスは#45 ジャック・クーリーや#18 脇真大がインサイドアタックから得点を重ね、長崎のファウルから得たフリースローを沈めていき最大20点差あったビハインドを2点差まで詰めて、58-56で最終クォーターへ突入。4クォーターでは、クーリーがオフェンスリバウンドからの得点やアルマの3ポイントシュートでキングスが逆転に成功。さらに#34 小野寺祥太が前線からスティールして#10 荒川颯の得点に繋げるなど、今季のキングスが増やしていきたいディフェンスからの速攻の形が見えてくる。試合終盤、75-75の同点の場面からキングスは#14 岸本隆一が3ポイントシュートを決めて75-78とリード。しかし長崎#14 高比良寛治が3ポイントシュートを決めて78-78と再同点。最後はアルマが残り2秒でフリースローを決め、78-79でキングスが大量ビハインドからの逆転勝利を飾った。

キングスはケヴェ・アルマがチームトップの23点13リバウンド、ジャック・クーリーが19点12リバウンドのダブルダブルの活躍。対する長崎は、新加入外国籍選手で193cmガードの#13 マーク・スミスがゲームハイ34点と爆発。同じく長崎に新加入の#17 山口颯斗、#99 川真田紘也も存在感を見せた。9月9日に長崎との契約が発表された日本代表の馬場雄大は出場しなかったが、長崎は西地区でキングスの強力なライバルになりそうだ。

 

今季プレシーズンゲーム初勝利となったキングスの桶谷大ヘッドコーチは、課題と成果がはっきりしたゲームをこう振り返った。

「試合序盤は集中しきれず良いオフェンスをしてもゴール下でのシュートを決めきれなかったり、相手に二桁点差をつけられしまった。簡単にプレー出来る場面でのあまり良いバスケットボールが出来ておらず前半で20点差になってしまった。だがそれでも選手達が下を向かずにコミュニケーションを取りながら、僕らの要求するバスケットボールを遂行してくれた。良い面と悪い面両方あったが、最後にしっかり勝利できた事はプラスになった。20点差をひっくり返したのは自信に繋がるかもしれないが、試合スタートの部分はしっかり反省しなければいけない」

4クォーター終盤に長崎を突き放す3ポイントを決めるなど、この日13得点の岸本はチームで経験を積み重ねる重要性を語った。

「前半は上手くいかない時間帯が長かったが、後半は自分たちのディフェンスからオフェンスに繋げることが出来た。内容云々よりチーム全員でプレシーズンゲームを経験している事に価値があると思う。一瞬一瞬を丁寧に楽しみながら成長していきたい」

そして新加入の伊藤達哉も、岸本と同じく手応えを語りつつ、ホーム沖縄アリーナデビュー戦となる9月17日、18日の福井ブローウィンズ戦への意気込みを語った。

「試合のスタートは自分たちの焦りもあったが、プレシーズンゲームで上手くいかない時間帯があるのも分かっていたので、20点リードされたところから最後は逆転出来たのは自分たちの自信にもなった。次戦ホームの福井戦では、今日の反省も活かしつつ、良かった点はもっと良くできるようにチームで一致団結したい。」

(写真提供:琉球ゴールデンキングス)

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