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令和2年度沖縄県高校総体 男子準々決勝「美来工科×宜野湾」
美来工科#11大久保駿矢は、23得点を挙げ勝利に貢献した

写真・文:大井 聖路

男子準々決勝
美来工科 宜野湾
116 47
37 - 1Q - 5
31 - 2Q - 17
16 - 3Q - 13
32 - 4Q - 12

 

名護高校を強豪に育て上げた名将・宇地原尚彦氏が監督に就任してから、短期間でめきめきと力をつけ、古豪復活を遂げた美来工科高校(旧:中部工業)。準々決勝は金城バーニー監督率いる強豪・宜野湾との対戦となった。

美来工科は試合開始直後からオールコートディフェンスを仕掛け、序盤から主導権を握った。長身選手はおらずセンター不在のチームながら、オールコートディフェンスと全員リバウンド、そこからのトランジションで相手を翻弄する。

ハーフコートオフェンスでは、パワーフォワードの選手がストレッチ4として働くことでフロアを広く使い、オフボールのスクリーンでフリーを作り出してガードがピンポイントのパスを出す。1試合中7人の選手が3ポイントシュートを決め、ディフェンスを広げてからのドライブも効果的に決まる。終わってみれば戦前の予想を覆す大差で決着がついた。

美来工科はオールラウンドにプレーできる選手が多いが、組織としての制御を失えば器用貧乏なチームに陥る危険性もある。そんな不安を払しょくし、個の能力をまとめ上げ、組織力へと昇華させているガード#27島袋王鳳のクレバーなゲームメイクが光る試合であった。

島袋王鳳

美来工科#27島袋王鳳

 

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