Bリーグ「将来構想」を発表 新B1はエスクパンション(拡張)型リーグへ

Bリーグは6月22日、2026-27シーズンからのリーグ構造改革「将来構想」について、審査基準等の概要を発表するオンライン会見を行った。

 

「将来構想」 審査基準等の概要決定 新B1初回審査は2024年10月予定│NEWS – B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト2021.06.22

 

Bリーグ島田慎二チェアマンは「昇降格の撤廃」「新B1/新B2/新B3それぞれライセンス基準の引き上げ」そしてそれらの意図を説明した。

「バスケで日本を元気に」「Bリーグを世界に伍するリーグにするため」の構想である事を強調していたのが印象的だ。

 

Bリーグが2026年からのリーグ構造改革「将来構想」の審査基準などを発表 | バスケットボールキング

Bリーグ特設サイト 2021年7月1日(木)オープン予定│B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト

会見の詳細については他webサイトもしくは7月1日オープン予定のBリーグ特設サイトをご参照頂きたい。

 

この会見にて、本誌OUTNUMBER 独自に島田チェアマンに直接質問した内容をご紹介する。

 

Q. 審査基準となる「売上高」はクラブ運営会社の親会社の売上高も対象となるのか?

A. 親会社は対象外である。クラブ運営会社とそれに紐づく子会社・関連会社の売上高が対象となる。

 

Q. バスケ関連事業売上9.6億円以上(基準売上高の80%以上)とはどの範囲までか?例えばアリーナ運営による売上はバスケ関連事業と見なすのか?

A. アリーナ運営による売上は当然バスケ関連事業売上とみなす。バスケとは全く関係ない事業はバスケ関連事業売上とはみなさない。

 

Q. 西宮ストークスや東京エクセレンスのように現ホームタウンとは別の場所に新アリーナを計画する場合、ホームタウンの移転はいつまでに決定する必要があるのか?

A. ホームタウン移転も含めた場合でも、タイムリミットはあくまでも新B1審査期限である。その期限までに各審査基準を満たしている必要がある。

 

Q. 現在B3の運営主体はB1/B2とは異なる。新B3の運営主体に変更はあるのか?

A. 新B3の運営主体はまだ決まっていない。Bリーグに吸収する可能性もあるし、独立して運営する可能性もある。リーグ運営としてステークホルダーへの配慮やガバナンス面で同じ方向性を向けるような決定をしていきたい。

 

Q. B3から直接B1への「飛び級」昇格は想定しているのか?

A. 現実的には想定していない。万が一B1基準をクリアする場合はルール上はあり得る話だが、B3のリーグ規模でB1基準をクリアする事は現実的ではない。

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この記事を書いた人

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