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ダブルオーバータイムの死闘 今村が勝利に導く

オーバータイムに入っても、キングスは今村を中心にオフェンスを展開。残り4:17、今村は左45度から3ポイントシュートファウルを獲得。しかし今村はフリースローを3本中1本しか決められない。

 

4クォーター後半から、両チームともほとんど選手交代が無く、疲労の色が見え始める。

しかしどちらも必死にディフェンスで足を動かす。両チームのオーバータイムのフィールドゴールは、キングスが5本中1本成功、千葉が10本中2本成功。クォーター得点は5-5と同点で5分間が過ぎ、横浜アリーナの死闘はダブルオーバータイムに突入していく。

 

 

ダブルオーバータイム、キングスのスタートメンバーは、岸本、松脇、今村、ダンカン、ダーラム。

千葉のスタートメンバーは、富樫、小川、佐藤、スミス、ムーニー。

 

ゲームクロックが45分間を終えた時点で、千葉の選手プレイタイムは富樫、原、ムーニー、ローが35分間を超えていた。

だがキングスは最長がダーラムの約33分間。それ以外の選手は30分以下。試合冒頭からチームで戦ってきたキングスには、想定外のダブルオーバータイムにも対応できるだけの力が残っていた。

 

そして、キングスにはエース今村がいた。1年前の悔し涙は、この最後の5分間のためにあった。

 

残り4:27、インバウンズパスのセットプレイ。左コーナーで一瞬だけフリーになった今村は、迷う事なく3ポイントを打ち抜きネットを揺らした。キングスは82-85とダブルオーバータイムの先制点を奪う。

 

残り1:34、今村はムーニーを鋭いクロスオーバードリブルでかわすと、フローターショットで得点。85-89。

 

残り0:29、今村は再び鋭いドライブから高いアーチでフローターショットを放ち、リングで跳ねたボールをダンカンが押し込み、87-92とキングス5点リード。

 

ダブルオーバータイムの死闘は、最終スコア93-96と3点差でキングスが勝利。

試合スタッツ:日本生命 B.LEAGUE チャンピオンシップ 2022-23 2023/05/27 千葉J VS 琉球 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト

 

今村はダブルオーバータイムの5分間で6得点2リバウンド1アシスト。ダブルオーバータイムほぼ全てのオフェンスポゼッションで得点に絡む活躍を見せた。

試合後、今村は「コーチや選手からボールを託された責任、その覚悟もある。そこが去年とは違う部分だし、その気持ちが最後のプレイに出た」と語った。

去年の悔し涙を糧に、1年間その責任と向き合い続けてきた "go-to guy" がキングスをファイナル初勝利に導いた。

 

 

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