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【完全版】BリーグファイナルGAME2 琉球ゴールデンキングスvs千葉ジェッツ

(文:湧川太陽、写真:Hamataro Tomohiko Sato)

ついに、あと1勝。

2023年5月28日(日)、『日本生命 B.LEAGUE FINALS 2022-23』GAME2が横浜アリーナで開催された。

前日のGAME1、ダブルオーバータイムの死闘の末、琉球ゴールデンキングスは93-96で千葉ジェッツを破り、Bリーグ制覇まであと1勝とした。

 

 

 

悲願の優勝トロフィーは、ついに目の前まできた。

あとは、掴み取るだけだ。自分たちのバスケットボールで。

 

1Q 縦横無尽に攻めるキングス

キングスのスターティングメンバーは、#1 ジョシュ・ダンカン、#14 岸本 隆一、#30 今村 佳太、#34 小野寺 祥太、#45 ジャック・クーリー。

千葉のスターティングメンバーは、#2 富樫 勇樹、#4 ヴィック・ロー、#21 ギャビン・エドワーズ、#31 原 修太、#33 ジョン・ムーニー。

 

試合開始直後から、富樫に厳しいディフェンスを見せる小野寺。常に全力でディフェンスの"set the tone"をしてくれる小野寺に引っ張られて、キングスは最初のディフェンスを成功。

 

GAME1と同じく、この日も先制点はキングスだった。残り8:42、岸本が左サイドでローと対峙すると、ステップバックから自信を持ってディープスリーを放ち、高くアーチを描いたボールがネットを揺らした。

 

さらに残り7:54、今村も3ポイントを決める。今村はクーリーとのスクリーンプレイから千葉ディフェンスの緩いプレッシャーを見逃さず、躊躇なくシュートを打ち切った。2本の3ポイントでスコア3-6と先手を取るキングス。

 

残り6:46、今村はインサイドへドライブして、フローターショットを鮮やかに決めた。

GAME1の勝利で、自分たちのバスケットに自信を深めたキングス。逆に千葉は、レギュラーシーズンで見せていた襲いかかるようなディフェンスが影を潜める。

 

迷いが見える千葉ディフェンスを、キングスが中外と縦横無尽に攻め続ける。

残り6:20、岸本とクーリーのピック・アンド・ロールでペイントエリアで得点したと思えば、残り4:10には、岸本がダーラムのハイピックを使うと、千葉の散漫な対応を見逃さず、ダーラムが3ポイントを射抜いた。スコア10-15とキングスが5点リードする。

 

残り3:32には、 クーリーがエドワーズとの重量級1on1で圧倒、ペイントエリアで得点してスコア10-17。千葉は立て直すためタイムアウトを取る。

 

セカンドユニットの時間帯になっても、キングスの良いリズムは続く。GAME1は波に乗れなかった#4 コー・フリッピンが積極的に仕掛ける。フリッピンの最初のプレイは、ダーラムへのパスが合わずにターンオーバーになるも、ドライブのキレの良さを見せる。

 

フリッピンは最初のミスにも臆せず、残り2:39にはダーラムのダンクをアシスト。さらに残り1:29にはペイントエリアに飛び込むダーラムに再度アシスト。フリッピンがパスでチームを引っ張り、スコア11-21とキングスは10点リード。

 

残り0:54には、フリッピンとダンカンのピック・アンド・ポップからダンカンが3ポイントを決める。スコア11-24とキングスのリードは13点に拡がり、フリッピンのアシストは早くも3本になる。

 

ダブルオーバータイムとなったGAME1の激闘の影響からか、千葉はディフェンス強度が上がらず自分たちのリズムを作れない。1クォーター終了直前に富樫が3ポイントシュートを決めるも、1クォーターの千葉のフィールドゴール成功率は27.8%(5/18)にとどまった。

 

1クォーター終了時のスコアは、14-24でキングス10点リード。GAME1同様、試合開始からキングスが千葉を圧倒した。

 

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