(写真:Tomohiko Sato)
2月7日(水)、琉球ゴールデンキングスは川崎ブレイブサンダースとアウェーとどろきアリーナで対戦して、75-87でキングスが12点差で勝利した。
前節のアルバルク東京との東西首位対決を1勝1敗で終えたキングス。この日対戦する川崎は主力のニック・ファジーカスとジョーダン・ヒースが怪我で欠場したが、1週間後の天皇杯準決勝で再び対戦することもあり、キングスにとって負けられない試合だ。
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1クォーター、キングスはスターティングメンバーを#4 ヴィック・ロー、#7 アレン・ダーラム、#14 岸本 隆一、#30 今村 佳太、#53 アレックス・カークのスリービッグにした。しかしサイズで劣る川崎がキングスのビッグマンへ積極的にダブルチームをしかけてターンオーバーを誘発。試合序盤にリードを許すキングスだったが、ベンチから登場した#15 松脇 圭志が力強いディフェンスやディープ3ポイントを決めて試合の流れを取り戻し、1クォーター終了時のスコアを19-19とする。
2クォーターはキングスの3ポイントシュートが爆発。#88 牧 隼利が2本、岸本、松脇、#8 植松 義也がそれぞれ1本ずつ3ポイントを決めて、ゾーンディフェンスを敷く川崎を攻略。2クォーター終了時のスコアは33-45とキングスが12点リード。
3クォーターは岸本が3ポイント2本含む8得点。ディフェンスではキングスはカークとクーリーを並べてゾーンディフェンスを見せるなどスコア54-69と15点リードで終了したキングスだったが、4クォーターにターンオーバーが続き一時は5点差まで迫られる。だが試合終盤に今村やダーラム、松脇の得点で再び突き放して最終スコアは75-87でキングスが勝利。キングスはこの日の勝利でBリーグ通算300勝を達成。Bリーグ1勝目は2016年10月1日(土)、当時のホームアリーナ沖縄市体育館での滋賀戦。そこから7年130日での300勝達成となった。
試合スタッツ:Bリーグ 2023-24 B1リーグ戦 2024/02/07 川崎 VS 琉球 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト
キングスの桶谷大ヘッドコーチはオフェンス面での反省や、主力ビッグマンを欠く川崎とのマッチアップの難しさを語った。
「試合の出だしは自分たちのオフェンスの終わり方が悪く、ターンオーバーが多くなったしまった。自分たちの狙いどころはミスマッチがある部分を狙いたいんだけど、ボールが動いていない状況でボールを入れたり、(川崎が)トラップにきているのにドリブルをついたり。(川崎は)僕らのビッグマンを潰しにいきたいからこそ最初にアグレッシブにくる。その事を理解した上で自分たちのオフェンスに入りたかった」
「ディフェンスではこちらのビッグマンがマッチアップする(川崎の)選手が少なくて、かなり長い時間をゾーンディフェンスを敷くことになった。僕らはゾーンのチームではないんですが、それで川崎さんのいつものオフェンスが出来ずに前半自分たちにいい流れが来てくれた」
「後半に(川崎の)益子選手がどれくらいシュートが入るのか僕も分かってなくて、シューターとして扱ってなかったら乗らせてしまった。タフなシュートも決め切る力があるんだなというのが分かった。あとは(川崎が)ハードショーに出てきた時はパスバックがいいよねという話をしていたんですが、とはいえ前にボール出せたのにな、という場面もあった。ゲームの中でもうちょっと判断が良くなるようにしていきたい。今回お互いに色々(手の内を)出したと思うので、来週水曜日に天皇杯でも対戦するので、お互いに良い勝負出来たらいいなと思います」
この日チームトップの15得点と活躍した松脇も、反省とシュートへの自信を語った。
「ターンオーバーをもっと減らすことが重要だし、今日はオープンになったシュートを決め切る事が出来ましたけど、そのシュートを決められなかったら試合の流れが変わっていたとも思いますし、決め切る事が出来たのは僕たちにとって良かった」
キングスはこの日の勝利で25勝12敗で西地区首位をキープ。次戦は今週末2月10日(土)、11日(日)とホームでレバンガ北海道と対戦する。