最大13点差からの逆転劇!名古屋Dが「全員バスケ」でキングスを撃破 [2026.04.15]

2026年4月15日、IGアリーナで行われたB1リーグ戦、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs 琉球ゴールデンキングスの一戦は、80-76でホームの名古屋Dが劇的な逆転勝利を収めた。

西地区2位の名古屋Dと同3位のキングスの直接対決。インサイドの要であるスコット・エサトンを左足部捻挫で欠く名古屋Dだったが、ローテーションメンバー全員が各役割を全うする見事な遂行力を見せ、ホームで白星をもぎ取った。

試合の立ち上がりは、アウェーのキングスが主導権を握る。スタメン起用されたデイミアン・ドットソンが序盤から攻守で躍動し、第1クォーターだけで8得点をマーク。さらにヴィック・ローもディフェンスやリバウンド、アシストと多岐にわたる活躍を見せ、キングスが22-12と10点のリードを奪って最初の10分を終えた。

第2クォーターに入ってもキングスのペースは続く。名古屋Dもプレッシャーディフェンスからリズムを掴もうとし、一時38-31と7点差まで詰め寄る場面を作ったが、キングスはローの的確なボール運びとゲームコントロールで崩れない。クォーター終盤には、ファストブレイクから岸本隆一、そして佐土原遼が立て続けに3ポイントシュートを射抜き、47-34とキングスがリードを13点に広げて前半を折り返した。

しかし、後半に入ると試合の様相は一変する。第3クォーター、名古屋Dはオフェンスで当たっていた齋藤拓実がチームのスイッチを入れる。齋藤の果敢なアタックに呼応するように、アイザイア・マーフィーや今村佳太がハードなディフェンスでキングスのオフェンスを寸断して流れを引き寄せる。このクォーターを一気に22-13とした名古屋Dが、56-60とわずか4点差に肉薄して最終クォーターへ突入した。

第4クォーター、名古屋Dのディフェンスはさらに激しさを増す。キングスの得点源であるローに対して終始タフなマッチアップを続け、高い位置へ押し上げてフラストレーションを与え続けた。オフェンスでは、勝負どころで齋藤がペイントアタックやフリースローで冷静に得点を重ね、一気に逆転に成功する。キングスも意地を見せて食らいつくが、インサイドをアラン・ウィリアムズやカイル・リチャードソンらが身体を張って守り抜き、主導権を渡さなかった。4Q残り1分には、今村が右サイドで3ポイントシュートをねじ込み77-72。キングスベンチの目の前で決めた今村のこの一撃が、名古屋Dの勝利を大きくたぐり寄せた。

最終スコアは80-76。キングスにとっては後半のオフェンス失速が響き、ショックの残る逆転負けとなった。一方の名古屋Dは、齋藤がチームハイの22得点を挙げたほか、出場したメンバー全員が1枚も2枚も上のパフォーマンスを発揮。厳しい逆境をチーム全員ではね返す、底力を証明する価値ある一勝となった。

試合スタッツ:りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 B1リーグ戦 2026/04/15 名古屋D VS 琉球 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト

これでキングスの連勝は8でストップ。37勝16敗の西地区4位に後退して、西地区2位の名古屋Dとのゲーム差は3に広がった。さらに名古屋Dそして西地区3位三河との直接対決成績はどちらも負け越しており、チャンピオンシップ(CS)ホーム開催となる地区2位以内は非常に厳しくなった。

しかし、キングスは現在ワイルドカード2位であり、残り7試合で3勝すれば自力でCS出場を決める事ができる。下を向いている暇はない。今週末のホーム三遠戦が勝負となる。

(文∶金谷康平、構成∶湧川太陽、写真提供∶琉球ゴールデンキングス)

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