(写真提供:FIBA)
8月31日、FIBAバスケットボールワールドカップ2023 7日目の試合がフィリピン、沖縄、インドネシアの各会場で行われた。
この日は全会場で17-32位順位決定戦が行われた。日本はベネズエラと対戦して86-77で勝利。比江島慎が4クォーターだけで17得点を挙げて日本の逆転勝利に貢献。比江島は最終的に23得点、3P 6/7という驚異的な活躍だった。
日本は勝利した事で、17-32位順位決定戦グループ0の1位をキープしている。
その他のアジア出場国では、中国がアンゴラに76-83で勝利、レバノンがコートジボワールに84−94で勝利、フィリピンが南スーダンに87−68で敗戦、ヨルダンがエジプトに85−69で敗戦、イランがフランスに82−55で敗戦。
計算上はまだ全てのアジア出場国にアジア1位のチャンスはあるものの、実質的にはアジア1位の可能性はグループO1位の日本、グループM2位の中国、グループP2位のレバノンに絞られた。
日本は9月1日のカーボベルデ戦に勝利すれば、無条件でアジア1位となる。しかし17点差以上で敗れてフィンランドがベネズエラに勝利すると、日本はグループO3位まで転落する。(日本、カーボベルデ、フィンランドが2勝3敗で並び、3チーム間の対戦成績得失点差で比較する為)。その場合は中国やレバノンの結果次第だが、最終順位で抜かれる可能性がある。
だが対戦相手であるカーボベルデも、日本と同じくパリ五輪のアフリカ代表枠を争っている。もしカーボベルデが勝利すれば、フィンランドの結果次第ではグループ1位の可能性もある。他のアフリカ出場国の結果次第だが大量得点差をつければアフリカ1位となる可能性も残されている。
カーボベルデとしても史上初の五輪出場をかけて、日本に死に物狂いで向かってくるはずだ。
日本が48年ぶりの五輪自力出場を決められるか。9月1日のカーボベルデ戦は文字通り総力戦となる。
FIBAバスケットボールワールドカップ2023 7日目の全試合の結果を紹介する。