10月24日、琉球ゴールデンキングスのホーム戦が沖縄市体育館で開催された。キングスは、前回のホーム戦と秋田、滋賀でのアウェー3連戦を勝ち抜き5連勝中。とはいえ、#34 小野寺 祥太が脳震盪が欠場中で、#1 船生 誠也、#41 キム・ティリもケガの様子を見ながらの出場で厳しい状況が続いている。一方、対戦相手の島根スサノオマジックは昨シーズン西地区最下位だったものの、今期は大型補強を行いチーム力のアップに成功している。また、昨シーズンまでキングスに所属していた#24 デモン・ブルックスや、沖縄出身の#75 神里 和が所属している。現在キングスと島根の順位はそれぞれ3位と4位。今節の結果次第では順位が入れ替わる可能性がある。
琉球ゴールデンキングス | 島根スサノオマジック | |
84 | Total | 71 |
17 | 1Q | 14 |
24 | 2Q | 17 |
16 | 3Q | 16 |
27 | 4Q | 24 |
#13今村 #31エバンスの活躍がキングスに勝利をもたらした
1Qはインサイドでの激しいしのぎ合いとなった。ホームデビューとなった#13 ドウェイン・エバンスがファーストショットを決めると、すぐさま島根は#24ブルックスが決め返す。さらに#8リード・トラビスが激しくゴールを攻め立て得点を量産していく。対するキングスは#45 ジャック・クーリーや途中出場した#30 今村 佳太と#14 岸本 隆一の活躍もあって、拮抗した展開が続く。残り2秒で同点に追いつくと、#13 エバンスのフリースローと#45 クーリーのブザービーターで続けざまに得点し、いい流れでクォーターエンド。
2Q、立ち上がりからキングスは島根のゴールに激しい攻撃を加える。#24 田代 直希、#30 今村、#45 クーリーがそれぞれの持ち味を生かし11連続得点。ディフェンスではハードワークを見せ、島根にいい形でシュートを打たせない。オフィシャルタイムアウト明け後、#24 ブルックスの連続得点で5点差まで詰め寄られるたが、#30 今村のカットインからのシュート、さらに残り1秒での#13 エバンスのアシストを受けた#88 牧 隼利のシュートが決まり10点差で前半を終える。
3Qに入っても、島根は#24 ブルックスを中心に攻め続けてくる。一方のキングスはなかなかシュートが入らず苦しい時間帯が続く。#14 杉浦 佑成の3Pなどもあって一時3点差まで追い上げられてしまうが、そんな状況を打破したのは#13 エバンス。続けざまにブロックショットを2本決め、相手の得点を封じ込める。オフェンスでは#30 今村が2本の3Pを決め、リードを譲ることなく最終クォーターへ。
4Qは激しい点の取り合いでスタートとなった。#7 ぺリン・ビュフォードのカットインからのシュートや#14 杉浦の3Pが決まりはじめ、キングスに追いすがる。それでもキングスは#3 並里 成の強気なプレーや#24 田代のディフェンス、#13 エバンスのインサイドでの得点もあって試合の主導権をゆずらない。オフィシャルタイムアウト後に5点差まで縮められるも、#45 クーリーが果敢にリングにアタックし得点を重ね、さらに#3 並里の3Pが2本決まり、勝利を手繰り寄せた。
藤田 弘輝HC、今村 佳太選手、ドウェイン・エバンス選手のコメント
藤田 弘輝HC
相手は外国籍選手と帰化選手を合わせて4人いて、僕達は2人しかいない状態で、なかなかトランジッションだったり、警戒してた部分でやられてしまったのでそういった部分で明日は修正しないといけないのかなって思っています。滋賀と今回の試合もそうですし、10、12点離れたところからさらにハードに戦って、もっと点差を離せるようなチームを目指して戦ってきたいと思います。選手たちはこの過密なスケジュールの中、本当にハードにプレイしてくれていて誇らしく思ってます。
#30 今村 佳太
シュートタッチに苦しむ試合が多かったんですが、今日は味方が多くパスを出してくれて、 決め切ることができたので少し自信にもなりました。大事なのはこれを継続することで、一喜一憂せずに明日の試合も準備していきたいと思ってます。 アグレッシブなプレーが自分が持ち味でそこに原点に戻るというのを日々の練習から考えながらやったことも今日の結果につながったと思っています。
#13 ドウェイン・エバンス
とてもすばらしいホームゲームの雰囲気でプレイができました。そしてファンの方はとても熱く、声を出せない状況ですけども、拍手だったりで自分達を後押ししてくれました。1週間ちょっとアウェイゲームがつづいて、ようやくホームに帰ってこれていいゲームができたと思います。