【九州王者への軌跡】松島小学校男子ミニバスケットボール部

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さらなる成長へ向けて

松島小学校男子ミニバスケットボール部

体調不良で帯同できなかった#5比嘉白のユニフォームと共に戦った

須藤監督は今後の目標について、「九州大会の経験を持ち帰って、まずは地元の那覇地区大会でしっかり優勝して、沖縄県の頂点を目指して頑張りたい」と話す。そのための取り組みとしては「長所をさらに良くしていく。長所をさらに、もっともっと前に。あとは子供たちが試合中にコートの中で臨機応変に考えながらプレーできるようにしていきたい」と抱負を語った。

いま持っている刀を極限まで研ぎ澄ませた上で、さらなる武器を手に入れようとしている。松島小には競技歴の浅い選手もいるため、考える力(バスケIQ)の向上という点ではまだまだ伸び代は大きい。

 

福岡第一高校と松島小学校

インターハイ王者の福岡第一高校と、ミニバス九州王者の松島小学校

九州大会終了後、福岡第一高校を訪問して練習見学を行った。強固なディフェンスからのリバウンドと速攻、ガードの冷静な判断力など、まさに松島小の目指すバスケットが目の前で展開されていた。日本人離れしたスピードや力強さなど、松島小の選手たちは一つひとつのプレーに目を輝かせ、ナイスプレーには惜しみない拍手を送っていた。

練習後は井手口孝監督の計らいにより、写真撮影やサインに応じる場が設けられた。今年のインターハイ決勝で劇的な逆転3ポイントシュートを決めた沖縄出身の崎濱秀斗の前には、長蛇の列ができていた。

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コロナ禍で合宿ができない中、3泊4日ものあいだ寝食を共にしたことで、子供たちの結束は日に日に高まっていった。また、帰りのバスが高速道路のパーキングエリアに立ち寄った際、奇しくも九州大会で対戦したチームと鉢合わせになる場面があった。選手らは互いにハイタッチを交わし、笑顔で再戦を誓っていた。子供たちは今回の遠征を通して、バスケットボール選手としてだけでなく、人としても大きく成長した。

こうして、松島小に通う8歳~12歳の少年たちは真夏の大冒険を終え、家族の待つ沖縄へと帰っていった。

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宮城昊河

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