上越に消えかけけた炎、再び
2021年東京オリンピック・パラリンピックが閉幕し、近年新型コロナウイルスの影響によってネガティブなムードが世間を覆う中、賛否はあったもののオリンピック・パラリンピックによって日本、そして世界に明るいニュースが流れたのは確かだ。このような状況下なだけにつくづくスポーツには人を動かす力があると再確認したオリンピック・パラリンピックであった。
女子バスケ日本代表、男子車いすバスケ日本代表の銀メダル獲得によって国内でのバスケットボールの盛り上がりも一気に加熱したのではないだろうか。
そんなオリンピック熱が冷めやらぬ今日ではあるがBリーグでは代表メンバーも合流し2021-2022シーズンに向けて各チーム始動している。きっと各チーム今シーズンは共通の目標に向かっているはずだ。
それはBリーグが掲げた中長期計画における「未来構想」の審査基準、特に2024年に予定されている初回審査をクリアすることだろう。内容としては主にアリーナ、入場者数、売上高における基準をクリアする必要がある。業績や環境問題によってクラブそれぞれに課題や超えなくてはいけないハードルも様々だ。その2024年の審査に向けて今シーズンからチーム成績以外の成果が問われるのだ。
逆にこの基準をクリアした先には日本バスケットボール界の大きな発展が望めるのであろう。
新潟の地で他のクラブ同様、いや、それ以上の想いで2024年の審査基準クリア、チーム再建に取り組んでいるのは、かつて日本リーグ2連覇やbj時代にもプレーオフ常連と歴史ある古豪、新潟アルビレックスBBである。
何故、新潟アルビレックスBBが他のクラブよりも強い想いで今シーズンに挑むのか、、、それはこれまでのチーム成績不振に加え、昨シーズン、リーグから処分を受けることとなったパワハラ問題があるからだ。そんな不利なスタートラインに立たされた新潟ではあるが今シーズンへの強い想いと選手だけではなくフロントスタッフ含め、クラブが一致団結した今シーズンは注目すべきである。
OUTNUMBERでは2021-2022シーズンの新潟を追いかけていこうと思う。