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日本代表 VS フィンランド代表 強化試合 沖縄大会を終えて 

写真提供:日本バスケットボール協会

2021年7月11日(日)バスケットボール男子日本代表は、沖縄アリーナでFIBAランキング32位のフィンランド代表と強化試合(日本生命カップ2021沖縄大会)を戦った。

日本代表 フィンランド代表
20 1Q 19
10 2Q 15
23 3Q 23
18 4Q 19
71 TOTAL 76

立ち上がりは上々の出来だったが、徐々にリバウンドで劣勢に 日本 71対76 フィンランド

日本のスタートは#24田中、#6比江島、#12渡邊雄太、#32シェーファー、#21エドワーズ。

この試合も渡邊雄太が意識的に1対1を仕掛け、きっちりと得点を決めきることで日本にいいリズムをもたらした。シェーファーのスクリーンを利用したガード陣のペネトレイトから、コーナーでパスを受けた田中、金丸がスリーポイントをきっちりと沈めるなど流れるようなオフェンスから1クォーターはリードを奪う。日本は沖縄大会ではロスターが10名という状況もあり、基本的にディフェンスは2-3ゾーンを敷くことになった。日本は試合を通してリバウンドをフィンランドに圧倒され、セカンドセカンドチャンスから徐々に点差を広げられた。

まさに『Chosen One』として、コート上では違いを見せつけた渡邊雄太 ©JBA

晴天に恵まれたハンガリー戦、ベルギー戦とは異なり、フィンランドとの第3戦を前に沖縄アリーナはスコールに見舞われた。そのためコートで何度もスリップする場面があった渡邊雄太は、精彩を欠き4クォーター早々にベンチへと退いた。終盤には二桁にリードを広げられ、このまま終わるかと思われた日本だったが、エドワーズのバスケットカウントや金丸の4点プレーで挽回し、67対70と点差を一気に縮める場面もあったが、最後はフィンランドに逃げ切られ71対76で敗れた。

3戦1勝2敗 ロスター10名で迎えた沖縄での強化試合での収穫は

 

オリンピックへ向けた強化試合では、勝敗よりも試合内容やコンディションの調整が大切になる。とりわけロスター10名で戦っている沖縄大会はその色が強いだろう。第2戦は張本天傑が頬を負傷したり、渡邊雄太が足を痙攣させるなど肝を冷やす場面もあり、第2戦も第3戦も、とても勝利を求められる状況ではなかった。

新司令塔の田中は攻守で日本に安定をもたらしている ©JBA

そんな厳しい状況での収穫を挙げるとするならば、2-3ゾーンで田中と比江島の2トップがパスカットしたり、スティールする場面がいくつも見られたこと。ゾーンディフェンスで生じるズレを突かれリバウンドで圧倒されたが、ヨーロッパのフィジカルの強さを体感できたこと。オフェンスにおいては、渡邊雄太がハンガリー戦で25得点、ベルギー戦16得点、フィンランド戦17得点と攻撃を牽引した。そして渡邊雄太がベンチに下がってる状況で、渡邊以外の選手たちが徐々に活躍する場面が増えた。フィンランド戦では比江島と金丸がともに13得点、エドワーズが15得点と二桁得点を記録した。これらは八村塁、馬場雄大が合流するまえに見ることができたポジティブな材料だ。2人が合流したらしたでまた、コンビネーションなど別の問題も必ず生じるであろうが、そんなときに『国内組』がどこまでの覚悟をプレーで示せるのかに注目したい。

オリンピック前の最終調整 埼玉での強化試合は16日(金)、18日(日)

沖縄大会を終えて、本大会までの2週間でどこまで日本を進化させるのか ©JBA

八村塁と馬場雄大が合流しロスター12名を揃え、16日(金)にベルギー代表、18日(日)にフランス代表とオリンピックの会場である埼玉スーパーアリーナで強化試合を戦う。オリンピック本番までのたった2試合という限られた状況で、どこまでチームケミストリーを高めることができるのか。チームとして団結して戦うことができるのだろうか。

日本生命カップ2021 (埼玉大会)
7/16 (金) 日本代表 vs. ベルギー

@サイデン化学アリーナ (さいたま市記念総合体育館)

SoftBank カップ 2021 (埼玉大会)
7/18 (日) 日本代表 vs. フランス代表

 

初の沖縄アリーナでの日本代表戦 アリーナに馴れることでパフォーマンスの向上を期待 ©JBA

 

 

 

 

 

 

 

 

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