4Q チームを引っ張るエース今村
4クォーター、互いに集中力が高まり一進一退の攻防を繰り広げる。
残り8:45にムーニーが難しいジャンプショットを決めて58-58の同点に追いついたかと思えば、残り8:03には、今村がドライブからキックアウトパス。それを牧が左コーナーから3ポイントを決めて、58-61と再び突き放す。
さらに残り7:16、今村のバウンズパスからクーリーがゴール下で得点。今村が連続アシストでチームを引っ張る。
残り6:36には富樫が3ポイントを決めて、63-63と再び同点。しかし直後にエドワーズがムービングピックのファウルを取られて、5ファウルとなり退場。
キングス優位の状況となるが、千葉も必死に守り、キングスもフリースローを確実に決められずに点差がつかない。
残り3:38には今村のアシストから松脇がこの日3本目となる3ポイントを決めるが、残り3:25にはローが3ポイントを決め返して70-69と千葉1点リード。
ルーズボールに必死に飛びつき、互いが一歩も譲らない攻防。横浜アリーナ11410人の観客も、ワンプレイごとに緊張と熱狂を繰り返す。
残り時間が少なくなり痺れる時間帯、今村は積極的にボールを保持。エースとして自ら勝負を決めにかかる。
残り1:30、今村は左45度からゴールへドライブ、レイアップを決めバスケットカウント。ワンスローも決めて73-74とキングスが半歩抜け出す。
キングスは残り0:48に、ダーラムがローポストからの得点で73-76と3点リード。
だが直後の0:38には、クーリーが5ファウルでファウルアウト。ローがチームファウルのフリースローを1本決めて、74-76とキングス2点リード。まだ勝負の行方は分からない。
残り30秒を切って、ローの3ポイントが外れると千葉はファウルゲームを選択。残り0:15 74-76の場面で今村にファウル。
フリースローを2本決めれば勝利が大きく近づく場面だったが、今村は最初の1本を外してしまう。残り15.4秒、74-77で千葉のポゼッションに変わる。
絶対に3ポイントが必要なこの場面。千葉は富樫ではなく、ローの3ポイントを選択。ローは左45度で大きくステップバックすると、渡邉のブロックショットの上から3ポイントを決めてきた。千葉は土壇場で77-77の同点にする。
最後のキングスのオフェンス、今村の3ポイントは外れて4クォーター終了。
2022−23 BリーグファイナルGAME1は、ファイナル史上初のオーバータイムに突入した。