(写真:Tomohiko Sato)
5月13日(月)、Bリーグチャンピオンシップ2023-24 (CS) アルバルク東京 vs 琉球ゴールデンキングスGAME3が有明コロシアムで行われ、キングスが57-58で勝利した。クォーターファイナルを2勝1敗で勝ち抜いたキングスは、CSセミファイナル進出を決めた。
試合冒頭からキングスらしい粘り強いディフェンスを見せたキングスは、1クォーター終了時のスコア9-12と、このシリーズで初めて1クォーターのリードを奪う。2クォーターには#14 岸本 隆一が3ポイント2本含む10得点の活躍で、キングスが最大9点リードを奪うものの、A東京も#22 ライアン・ロシターなどがゴール下で奮闘して、前半終えて29-32とキングス3点リード。
3クォーターも互いに譲らない攻防を見せて、45-48で4クォーターに突入。お互いに激しいディフェンスの応酬でなかなかシュートが決まらない時間帯が続くが、キングスは残り2分20秒で#4 ヴィック・ローが得意のミドルシュートを決めて53-57とキングスが4点リード。残り1分4秒にはA東京の#75 小酒部 泰暉に4点プレーを決められて57-57の同点とされる。しかしキングスは残り22秒、ファウルで得たフリースローを#7 アレン・ダーラムが1本決めて、最後は必死の全員ディフェンスでA東京のオフェンスを抑え、57-58と1点差で逃げ切った。
試合スタッツ:日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24 2024/05/13 A東京 VS 琉球 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト
勝利したキングスの桶谷大ヘッドコーチは「今日勝利出来たのは要因は、間違いなくディフェンスとリバウンド。お互いにフィジカルなゲームで、もう3戦目なのでお互いにやってくる事は分かっているので、オフェンスは互いの良さを消し合う展開になった。それでもディフェンスで気持ちを切らさずに、リバウンドで頑張れたのが、自分たちを証明出来た」と語った。
この試合12得点の岸本は「僕たち両チームは、ディフェンスとリバウンドにプライドを持ったチームなので、それを象徴するようなゲームになった。最後は本当にわずかの差で僕たちが勝利できて嬉しいです。アウェーゲームというタフな状況で皆で勝ち取った勝利なので、しっかり次に繋げていきたい」とアウェーでの激闘を終えた安堵と共に、すでに次の勝負を見据えていた。
そしてこの日行われたもう一つのCSクォーターファイナル 宇都宮ブレックス vs 千葉ジェッツ GAME3は千葉Jが勝利してセミファイナル進出を決めた。この結果、キングスはCSセミファイナルをホームの沖縄アリーナで千葉ジェッツと対戦することになった。
キングス vs 千葉JのCSセミファイナルは、沖縄アリーナで5月18日(土)にGAME1が行われる。