試合後 記者会見コメント
キングス 桶谷大ヘッドコーチ
Q. 本日試合の総括
トラベリングの差ですかね、っていうのは冗談で、ターンオーバーが最初に多くて。そこでシュートで終われずにオフェンスが終わってしまった。自分たちに非があるし、審判を批判するわけではないですが、(判定基準の)スタンダードがこれできっちりと見てもらえると思いますので、第3戦は自分たちはもう一回オフェンスのところで良いシュートを打つというところ。後半はアジャストして自分たちのバスケをすることができたと思いますので、3クォーター、4クォーターのバスケットを自分たちで貫いて、アウェイで第3戦を取るというところしかないですね。
Q. 今日のフィジカルゲームだとか3戦目に向いているということで、選手ローテーションに関しては、田代選手を前半に引っ張ったり、荒川選手を局面局面に使ったりとクラッチタイムにフレッシュさを残そうという意図を感じました。そのあたりはいかがでしょうか?
レギュラーシーズンをやってきている中で彼らは役割をしっかり理解しているので、その役割を果たしてもらおうということで、その時間帯をつないでくれる選手を使いました。荒川はシュート1本入ったらボーナスだと思って打ってこいと言って送り出しました。彼はディフェンスのところでインテンシティを上げてくれるので、小野寺と荒川がチームのディフェンスのところでチームを引っ張ってくれているところがプラスになっていると思います。
ハンドラーがいない時間帯で田代は必要な存在になっています。セカンドハンドラー、サードハンドラーとして田代を使いながらアドバンテージをとるというところは良かったんじゃないかなと思います。最後に勝つチャンスはあったと思うので、ああいうところで粘り強くプレーしたいなと思いますし、やっぱり1Qの10点ビハインドですかね、ここが無くなったら僕たちに流れが傾いていくと思うんで、後半のような流れをつくりたいと思います。
Q. 1Qの点差を離された展開についてお伺いします。アルバルク東京はかなり速いペースでシュートをしかけてきて、キングスの昨日のようなディフェンスがうまくはまらなかったのかなと感じましたが、桶谷ヘッドコーチから見た改善点は?
ターンオーバーをしてしまっていたんですよね。オフェンスの終わりかたが悪くて、メインデル選手に2本トランジションでアタックされたり。まずオフェンスで良い形で終わる。シュートが入らなくてもいいから良い形で終わることを心がけないといけない。そこに限ると思います今日は。
セカンドチャンスのところをもう一回。かなり後ろから激しく来ていたんで、あれがファールにならないのなら自分たちもそれに対してプレイしないといけないですし、あれがスタンダードならば、自分たちはそれに対してアジャストしていきたいと思います。
Q. フィジカルゲームということで、相手もファールが込んでいたし、自分たちもビックマンにファールが込んでいましたが、ファールの数がゲームに影響していましたか?
ジャックの時間帯は悪くなかったんですが、スリービックとジャックの時間帯をある程度分けながらやりたかったんですが、やっぱりスリービックを引っ張らないといけない状態の前半になってしまい、そこは場面場面を変えたいときにやらざるを得なかったというのが、難しかったなと思います。
これもゲームのひとつなので、そんな中でもゲームを盛り返せたことは良かったと思います。自分たちがイニシアチブを取れるインサイドのところをダックインでしっかりボールを入れて相手をファールトラブルにさせていたんで、そういったところも悪くはないアジャストができていたと思います。
Q. スリービックを引っ張ったとお話がありましたが、カーク選手のところにグタイディス選手にポストアップで攻められていましたが、あそこの攻防については?
(グダイティスのポストアップに対して)2つファールが鳴ったじゃないですか。1つ目のところが肝かなと思っています。あれが言い方悪いけど「鳴るんや」みたいな。あれを鳴らすんであれば自分たちもあそこ攻めないとだめだと思って、後半はダックインをずっとしていたんですけど。
自分たちはなるべくトラップには行きたくなかったですし、タイミングを変えたんですけど、そのときもベースラインへのターンからロシター選手へパスが入って決められてしまったんですが、そういう変えたときに遂行力があれば良かったんですが。ゲームの中で細かい調整をしながらやっていました。局面的にはやられているんですけど、アルバルクさんにも73点しか取られていないので、プラン的には間違っていないし、彼らのしたいことはある程度は止められていたんじゃないかなと思います。