【CS直前特別企画】 2020-21のキングスを振り返る vsサンロッカーズ渋谷 [2021.05]

もう間もなく始まる2020-21 Bリーグチャンピオンシップ。コロナ禍の状況からバスケットボールが日常に戻ってきたレギュラーシーズンだった。

琉球ゴールデンキングスの2020-21レギュラーシーズンを、沖縄とも縁の深い選手コーチが多いサンロッカーズ渋谷との対戦をピックアップしつつ振り返る。西地区優勝のキングスと、ワイルドカード順位を争っているSR渋谷は、CS初戦で対戦する可能性がある。その意味でも注目の対戦だ。

目次

公式練習試合9/20 琉球 80‐85 渋谷@沖縄市体育館(2020/9/20)

琉球SR渋谷
80Total85
271Q16
152Q25
163Q21
224Q23

バスケットボールがある日常、その喜びを噛みしめた1日

沖縄バスケファンにはたまらないサンロッカーズ渋谷との公開練習試合

琉球ゴールデンキングスは9月20日、サンロッカーズ渋谷との公開練習試合を行った。新チームが始動してから、沖縄のバスケットボールファンにとっては最初のお披露目となったこの公開練習試合は、沖縄県出身の伊佐勉ヘッドコーチ、#32山内盛久や#16渡辺竜之佑が所属するSR渋谷ということもあり、注目が集まるなか抽選で選ばれたファンクラブ会員490名が観戦をした。練習試合とはいえ、両チームの持ち味である激しく体をぶつけ合うディフェンスの攻防は見応えがあり、長い間待ちわびていたファンにとって、バスケットボールの楽しさを存分に実感する機会となった。

試合は立ち上がりSR渋谷は#10チャールズ・ジャクソンのリバウンドからのダンク、#1関野剛平の3点シュート、#27石井講祐のバスケットカウントで加点する。キングスは#45ジャック・クーリーが好調、連続6得点と両チームともに確率良く点を取り合う。キングスのハイピックに対してSR渋谷はブリッツを仕掛けるも、キングスガード陣が冷静にかわし、#30今村佳太、#88牧隼利、#32満原優樹が3点シュートを成功させ主導権を握り、1クォーターは27-16とキングスがリードする。

2クォーターSR渋谷のディフェンスが機能し、キングスのターンオーバーを誘発する。ジャクソンがボックス内を攻め、#23野口大介、#44盛實海翔が外から射抜いた。キングスはクーリーが奮闘し、このクォーターだけで10得点。42-41とキングスが1点リードで前半終了。

3クォーターの立ち上がり、野口が2本の3点シュート、#9ベンドラメ礼生が立て続けにショットを成功させ流れを掴む。キングスはタイムアウトで立て直し、小野寺が速攻で持ち込み見事なロールからバスケットカウントを決める。ディフェンスでも持ち前のハッスルを見せ、流れを引き戻す。58-62とSR渋谷4点リードで最終クォーターへ。

4クォーターは両チームの意地と意地がぶつかりあい、一進一退の攻防が続く。試合残り4分54秒には、キャプテン#24田代が見事なフローターを沈め72-71とキングス逆転に成功する。しかしここからSR渋谷はディフェンスのギアを上げると、キングスのリズムを狂わせる。オフェンスでは、ベンドラメを起点にフロアバランスを保ち効果的な攻撃を展開した。キングスも粘り強く食らいつくも、あと1本がなかなか決まらず、最終スコア80-85としSR渋谷が第一戦の勝利を収めた。

激しいマッチアップを繰り広げた#1関野と#並里
圧倒的な存在感を示した#45クーリー
#24田代直希と#27石井講祐のマッチアップ
キングスホーム初登場の#30 今村佳太

公式練習試合 琉球83‐76渋谷@沖縄市体育館(2020/9/21)

琉球SR渋谷
83Total76
231Q9
222Q20
163Q23
224Q24

9月21日、琉球ゴールデンキングスはサンロッカーズ渋谷との公開練習試合第2戦を行い、83対76で勝利を収めた。『オフェンスでどのような終わり方をしても、次のディフェンスにしっかりと集中して40分間ハードに戦えるような収穫のある試合にしたい』と前日の敗戦後にキングス藤田弘輝ヘッドコーチが述べた言葉を、チーム全員で体現した戦いぶりは、開幕へむけての好材料となったはずだ。この度の公開練習試合は、来年5月まで続く長いシーズンを戦っていくための調整に重きを置いている面もあり、新外国人選手の合流の見通しが立たず、チームの約束事など細部を詰めていくことは難しい。そのような状況でも、キングス新戦力の#30今村佳太や大黒柱#45ジャック・クーリーの活躍、#3並里成のゲームメイクやアシストなど、随所にキングスらしさが見られたことはポジティブに捉えていいだろう。

1Q  琉球 23 – 9 渋谷

ティップオフ直後、SR渋谷はエレベーターセットから#27石井講祐が3ポイントを決め、幸先よく先制する。対するキングスはインサイドのクーリーにボールを収め、シュートファウルを誘いフリースローで最初の得点を決める。ともにデザインされたオフェンスで加点し、前日に続き点の取り合いになるのかと思われたが、強度のあるキングスディフェンスの前に、SR渋谷のショットはことごとくリングに嫌われる。対照的にキングスは今村が2本の3ポイントを含む11得点とシュートを次々と成功させた。

2Q 琉球 22-20 渋谷

1Qの流れのままにキングスがディフェンスの強度を保ち、オフェンスでは#42ジェイソン・ウォッシュバーンがゴール下で奮闘する。SR渋谷はファールで得たフリースローを決めきれず、13-32と19点差に拡がる。タイムアウト後に激しさを増したSR渋谷ディフェンス、石井のスティールから#9ベンドラメの速攻が決まると、続けざまに5秒オーバーを奪い、流れが渋谷に傾きかける。さらに#10チャールズ・ジャクソンの連続得点で19-32まで点差を縮める。オフィシャルタイムアウト後は両チームともにテンポよく得点を重ねるも、終了間際にキングスは今村佳太が3本目の3ポイントを決め、45-29とキングスが16点リードして前半を折り返した。

3Q 琉球 16-23 渋谷

後半もキングスはディフェンスの強度を保ち、SR渋谷はシュートの精度に苦しむ。ウォッシュバーンのインサイド、今村の3ポイント、並里成の速攻、クーリーのダンクなど、多彩な攻撃でキングスが得点を重ね、58-35とこの試合最大23点差に拡げる。しかしここからキングスが怒涛の追い上げをみせる。盛實が2本の3ポイントを含む8得点、ベンドラメの3ポイント、#25ムッサ・ダマのダンクなどで15-0ランで一気に6点差に。クォーター終了のブザーとともに岸本の3ポイントが決まり、61-52で最終クォーターへ。

4Q 琉球 22-24 渋谷

SR渋谷は#32山内盛久が積極的に仕掛け、岸本、並里から立て続けにファウルを誘う。山内のフリースロー、石井、ジャクソン、広瀬が続き60-61と1点差まで迫る。嫌な流れを断ち切りたいキングスは今村がファウルを受けながらも技ありのフローターを決める。このビッグショットがキングスに勝負所での流れをもたらし、岸本の3ポイントやクーリー、ウォッシュバーンがインサイドで得点を加えた。最終的に83-76で、公式練習試合の第2戦はキングスが勝利した。

3ポイント4本を含む25得点の#30今村佳太
#32山内盛久と#14岸本隆一のマッチアップ
レイアップを決める#24田代直希
力強く華麗にチームを牽引した#3並里成

シーズン第31節 4月3日(土) 渋谷 96‐85 琉球 @青山学院記念館

SR渋谷琉球
96TOTAL85
171Q20
262Q26
273Q20
264Q19

シーズン第31節 4月4日(日) 渋谷 87‐101 琉球 @青山学院記念館

SR渋谷琉球
87Total101
241Q22
142Q25
173Q26
324Q28

沖縄アリーナで、いざ決着

B.LEAGUEチャンピオンシップ クォーターファイナル2021-22 日程

GAME1 5/15(土)13:05 Tipoff

GAME2 5/16(日)13:05 Tipoff

GAME3 5/17(月)19:05 Tipoff

※2戦先勝方式(GAME3は1勝1敗となった場合に開催)

(文:金谷康平)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

沖縄バスケットボール情報誌アウトナンバー編集部 │ #琉球ゴールデンキングス 試合レポートなら #OUTNUMBER │ 沖縄県U18、U15、ミニバス情報も発信中です

目次