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琉球ゴールデンキングス 記者会見 (桶谷大HC・岸本隆一)

Q. 予想外の大敗という結果になったが、どのあたりで歯車が狂ってしまったのか?

桶谷HC
まず最初のファーストショットで富樫君とスミス選手に決められてしまってるところからやと思います。途中から何かというよりも、やっぱり警戒してる選手に対して簡単に、簡単ではなかったと思うんですけど、振られたりスペース詰められなかったりして 3 ポイント決められてしまい、個人的にも彼は乗ったと思いますし、千葉さんはEASLで優勝した流れのまま「あ、これいけるな」という風にメンタル的に思わせてしまった。1番最初で自分たちが叩けなかったところだと思います。その中でやっぱり富樫君のところ。今日は本当にフィジカルで全然プレイできなかった。ボールピックのところもかなり振られてしまい、そういうところで彼を終始気持ちよくさせた。

他のとこで色々やられてる部分はあったんですけど、それらがやっぱり最初の1つのきっかけになって、点差が離れていってる時に、オフェンスもいつもなら打たないような変なシュート打ったりもありました。ディフェンスのところも自分たちのルールでは無い前からのオーバーヘルプでスリーポイント決められたり、っていうのも出てきましたし。

やっぱり一つ一つ、そのちょっとしたところから歪みがどんどん大きくなっていって、最終的にこういう点差になったんじゃないかなっていう風に思ってます。

こういう点差で、沖縄から応援して、応援しに来てくださった人たちだったらやっぱりキングスを応援してる人たちがこれだけ期待してくれてる中でのこの大敗なのでめちゃくちゃ恥ずかしいです。

岸本
負けた原因を上げれば本当にたくさん出てくるのかなと思っています。今日の試合に関して言えば「ここをどうにかすれば違った」っていうような試合ではなかったという印象です。
今ヘッドコーチがおっしゃったように、 1つひとつの些細なきっかけを自分たちがこう、野放しじゃないですけど、そこに対してちゃんとケアをできずに1つの問題が2つの問題になっていってしまった。
点数もそうですけど、僕も試合通してそういう感覚はやっぱりあった。偶然こういう結果になったとも思っていないですし、負けるべくして今日は負けてしまったのかな、というところです。

 

Q. ちょうど 1年前に同じように千葉の優勝シーンをベンチから見る光景になってしまいましたが、1年前と気持ちの部分で変化はありましたか?また約3週間後にまたレギュラーシーズン千葉戦があり、その後またチャンピオンシップがありますが、次の千葉戦に向けての今の思いを聞かせてください。

桶谷HC
今日の試合に絶対勝つぞという気持ちで臨んでいた部分はありますし、今シーズンは先シーズンのチームとは違うので、今シーズンのメンバーでいまの千葉に勝つぞという気持ちで臨んでいました。もちろんファンの人たちはリベンジをして欲しい、っていう思いがあったと思うので、そこは自分たちがその思いを裏切らないようにという気持ちで戦っていました。
これからまた千葉と3週間後にあるんですけど、千葉だけじゃなくてね、やっぱり今日みたいな試合は、僕たちがやっちゃいけない試合だったと思うんで、代償としてもかなり大きいものだとは思うんですが、こっから自分たちが本当にこの負けから得たものをしっかり結果で、そのファンの人たちに納得してもらえるように。そういうゲームを後半戦、終盤戦にしていきたいなと思います。

岸本
昨シーズンも同じような、展開は全く違うんですけど負けてしまって。負けたっていう意味では変わらず悔しいですし。

今日の試合というのは戻ってこないですし、また「来シーズン天皇杯で」っていうのもまた違うと思っていて。そもそもまたファイナルも来れるという保証は1つもないですし、勝ち上がっていかなきゃいけないですし。なので悔しさとか、不甲斐なさもありますし、もったいなさとか、色々な気持ちがあるかなっていうところです。

ヘッドコーチも仰っていたんですが、 1つ1つここからもう1度積み上げていくしかないと思います。

昨シーズンはBリーグ優勝して終えて、ここから自分たちが戦っていく上で「キングスすごく頑張ったよね」じゃ終われないと思う。というか、それは現状の自分たちの立場としては許されないと思ってるので、もう結果で見返していけるように、自分たちが一つ一つ行動を起こせたらいいかなと思います。

 

Q. 今日前半からかなりオフェンスリバウンドを取られていた。強度が足りないのが、ポジショニングの問題なのか。どんなところが要因だと感じていますか?

桶谷HC
やっぱりウィークサイドのところがちょっとへばりつき過ぎていた。シューターケアでウィークサイドの部分がへばりついていた部分と、あとはやっぱり富樫君の3ポイントを消したい。それでドライブさせて、その後ビッグマンがヘルプに行った時、ヘルプに行った後のリバウンドがほとんどだったんで、そこでやっぱり自分たちがファイトしきれずに、前に入られてリバウンドを取られたっていうところは一番リバウンドを取られた部分かなと思います。
ただ、そこに行かせるまでのところは僕は悪くないと思うんです。3ポイントを富樫君に簡単にに打たれたり、シューターのスミス選手に打たれたりというところではなくて、そこまで行かせているんだから、そこでやっぱりリバウンドを取られたところは、もうひとつ自分たちが超えないといけないところだったと思います。

Q. Bリーグでは天皇杯準決勝を含めて、すごい良い流れで来ていて、(直近の)京都戦でも状態がとても良いと話していましたが、10日間空いて、この間に何か変化、メンタルも含めて感じる部分がありますか?

岸本
いや、本当にチームとしてはいい状態で来てたと思いますし。みんなでコミュニケーション取りながらいい準備が出来ていたと思うので。こういう結果になってしまって、残念みたいなというか、もう少し自分たちが試合の中で、準備の段階というより試合の中で、もっと集中力を持ってやらなきゃいけなかったのかなという思いです。

 

ミックスゾーン 田代直希

Q.今日は大差で敗れてしまったが、今の率直な印象を教えて下さい

田代
なかなか自分たちのペースでは無く、そこで立て直せれば良かったんですが、終始解決策を見つけられずに、少し糸が切れてしまった状態の試合が進んでしまった。結果以上に、僕たちがどういうスタイルで、どういうチームで、組織としてどうシーズンを歩むのか、また見つめ直さなくちゃいけない試合だったと思います。

 

Q.点差が大きく開く中で、田代選手はブロックショットやカットインもあったが、どういう思いでプレーしていたのか?

田代
やっぱり難しい状況ではあったと思うんですけど、自分たちがどういうバスケットを貫くかをどう体現するかを考えていました。

 

Q. 糸が切れた瞬間という話がありましたけど、どのあたりで「このままではまずい」という思いがあったのでしょうか?

田代
前半で少し大丈夫かな?という印象はあって、今までも前半の15,6点差は何度もひっくり返してきていたけど、後半でうまいこと噛み合って無かったところから、相手に3ポイントをやられてしまってチームとしてあまり良くないかなと思いました。

 

Q. 今までキングスにチームとして勢いがあった中で、このタイミングで大差をつけられてしまいましたが、今日は難しい試合でしたか?

田代
難しい試合でしたし、本当に一発勝負の怖さというか、そういうものをまた感じた試合でした。

 

Q. 沖縄からファンの方々もたくさん駆けつけて、初の(天皇杯)日本一をかけた試合ということで期待もあったと思います。

田代
本当に情けない試合、残念な結果で終えてしまい、申し訳ない気持ちです。本当にたくさんの人がテレビの向こうでも応援してくれたと思うので、沖縄のバスケットが盛り上がっている中で、良い試合をして一人でも多くの人に届けたかったなと思っていたので、残念な気持ちです。

 

Q. 進め方、歩み方を変えていくというのは、具体的にどのあたりを変えていきたいと思いますか?

田代
今までの歩み方が全部間違っていたとは思わないので、良いところはもちろんあっただと思うし、こういうダメな時、良くない時にどうやって自分たちで立て直すか、見つめ直すか、っていうことは重要だと思う。こういう残念な結果ではあるんですが、自分たちの成長の糧になる材料だと思うので、反省しながらもポジティブに捉えて進んでいくしかないのかなと思います。

 

Q. 田代選手から見て今の千葉Jの強さはどこにありますか?

田代
確かに3ポイントのところが脅威ではあるんですけど、その3ポイントの威力というか、相手を守らなくちゃいけないところに僕たちがフォーカスし過ぎると、ムーニー選手のダイブやクックス選手のドライブが効いてくるので、的が絞れないし、かなりいいスペーシングでバスケットをやられてしまって僕たちのローテーションの中々追いつけない、かなり組織的なバスケットをしていたと思う。今日は完敗でしたけど、次はリベンジしたいと思います。

 

Q. 最後キングスファンにメッセージをお願いします

田代
天皇杯を沖縄に持って帰るという使命が達成できずに残念ですし、僕たちとしてももっともっと生き生きとしたバスケットを届けたかったので、本当に色々な意味で責任も感じています。昨年もこの天皇杯敗退からBリーグファイナルの優勝まで辿り着けたので、またBリーグ優勝に絞って一戦一戦頑張っていきたいので、引き続き応援していただけたらと思います。

 

ミックスゾーン 牧隼利

Q. 地元埼玉での決勝で期するものがあったと思ますが、ご自身は4クォーターからの出場で、前半は外から見ていて、何が起きていたという印象ですか?


やっぱり乗らせちゃいけない選手に乗られてしまった。外から見てて、どこで逆にオフェンスで自分たちがアドバンテージ取れるんだろうと見ながら考えていました。なかなか出場チャンスはなかったですけども、僕が出たら富樫選手、小川選手、西村選手にマッチアップする可能性あると思ったんで、そこでインサイトでイニシアティブを取っていけたらなと個人的にはイメージしてベンチにいました。

 

Q. チームとしてうまくいってない時間帯で冷静さを欠き、準備してきたことを出来ていなかったようにも見えましたが?


そうですね。それはチームとして出来なかったところもあると思いますし、それ以上に千葉さんがすごかったのかなという率直な印象です。

 

Q. 富樫選手やスミス選手に対しての守備で、マークマンの距離感が悪かったのか、もしくはカバーの詰め方が悪かったのか?


僕の印象ですけど、1人にやられているというよりは、そこにハンドオフしたり、ピックアンドロールをかける千葉Jのビッグマンの対応も非常に頭が良かったですね。うちのビッグマンがちょっとでも出た瞬間にロールしたり、そのあたりは向こうのビッグマンが頭が良くて上手だなと感じました。そこでギャップを突かれてしまいました。

 

ミックスゾーン ヴィック・ロー

Q. 古巣の千葉J相手に大差で負けてしまったが、今の心境は?

ヴィック・ロー
とても残念です。千葉Jは1人目の選手から12人目の選手までが本当に素晴らしいプレイをしていました。ムーニー選手や原選手など以前のチームメイトが活躍したのは、彼らが称賛されるべきだと思いますし、自分から特に何か言えることはないです。自分自身はいつもの試合と同じように、出来る限り平常心でプレーしようと心がけていました。

 

Q. カーク選手の加入でロー選手のオフェンスの幅は広がったが、オフェンスの課題はどこにあったか?

ヴィック・ロー
アレックスは選手としても人間としても素晴らしく、彼の加入後は本当に恩恵を受けている。だが千葉Jがチームとして非常に良いゲームプランで臨んできて、ボールスクリーンの部分でトラップを仕掛けられたり、プレーのインテンシティの部分で千葉Jにやられてしまったという印象です。

 

Q. リーグ戦でどのようにチームを立て直していくか?

ヴィック・ロー
それはレギュラーシーズン残りの試合で僕たちの戦いを見て欲しいと思います。

 

Q. 残りのシーズンで千葉Jに借りを返したいですか?

ヴィック・ロー
もちろんです。沖縄に帰ってまずは次の対戦相手から強い気持ちを持って戦いたいと思います。

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