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第97回天皇杯準々決勝 キングス勝利で初のベスト4に進出

写真提供:日本バスケットボール協会

 

2022年1月19日に開催された第97回天皇杯準々決勝、琉球ゴールデンキングスは沖縄アリーナで信州ブレイブウォリアーズと対戦した。

新型コロナウイルスの影響により延期された本試合は、当初は開催も危ぶまれたが無観客で開催された。関係各所の努力で無事に試合が行われた事に敬意を表したい。

 

試合は、91-67でキングスが勝利。球団史上初の天皇杯ベスト4を決めた。

BOXSCORE | 第97回天皇杯・第88回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会公式サイト

 

両チームとも欠場者が多く、万全なコンディションとは言い難い状況だった。キングスは9人、信州は8人のロスターで戦った。

だが両チームともコートに立つすべての選手がアグレッシブに戦い、プロとしてのプライドを見せてくれた。

 

信州は敗れはしたものの、外国籍選手が#24 ジョシュ・ホーキンソンとアジア特別枠の#5 ヤン ジェミンだけだったが、チーム全員でカバーしながら最後まで戦い続けて、改めてチーム力の高さを感じさせた。

信州#15 前田 怜緒は12得点と躍動

 

キングスはチーム練習がほとんど出来ずこの試合に臨んだが、#30  今村 佳太の3ポイント8本中4本成功など、チーム全体でシュートタッチが好調。現時点でのBリーグ全体1位の力を見せつけた。

キングス#30 今村 佳太は3P 4/8で14得点

 

天皇杯準決勝に進出したキングスは、2022年2月9日(水)に船橋アリーナで千葉ジェッツと対戦する。

 

琉球ゴールデンキングスの天皇杯戦績

bjリーグ時代を含め、2008-09シーズンから12季連続でポストシーズンに進出しているキングス(シーズン中止した2019-20除く)だが、日本最大のトーナメント戦である天皇杯では苦戦が続いていた。

bjリーグ時代には出場枠や試合スケジュールの問題で出場できず、天皇杯への初参戦はBリーグ2年目の2017-28シーズン。

以下はキングスの天皇杯戦績。過去ベスト8が最高順位だ。

 

第93回天皇杯(2017-18) 準々決勝敗退(ベスト8)

川崎ブレイブサンダース vs 琉球ゴールデンキングス BOXSCORE | 第93回天皇杯・第84回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会

第94回天皇杯(2018-19) 2次ラウンド敗退(ベスト16)

大阪エヴェッサ vs 琉球ゴールデンキングス BOXSCORE | 第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会

第95回天皇杯(2019-20) 2次ラウンド敗退(ベスト16)

滋賀レイクスターズ vs 琉球ゴールデンキングス|BOXSCORE | 第95回天皇杯・第86回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会

第96回天皇杯(2020-21) 3次ラウンド敗退(ベスト8)

琉球ゴールデンキングス vs シーホース三河 BOXSCORE | 第96回天皇杯・第87回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会公式サイト

 

どういう状況でも1点でも多く取って必ず勝つ

鬼門となっていた天皇杯ベスト8の壁を破ったキングス。

桶谷HCはこの一発勝負のトーナメント戦に「自分自身プレッシャーに感じていた」と勝利に安堵の表情を浮かべた。

「どういう状況であれ1点でも多く取って必ず勝つ」という確固たる信念で臨んだという。

「あと2つ、あと2つ勝てば日本一になれる。次戦(準決勝 千葉ジェッツ戦)に向けていい準備をして臨む。そのためにもレギュラーシーズンでコンディションを整えながら、千葉戦にピークを持っていけるようにしたい」と力強く語った。

 

桶谷HCのインタビューを振り返ってみると、天皇杯という日本一を賭けたトーナメントに、並々ならぬ執念を見せていた。かたやシーズン開幕前の記者会見では、レギュラーシーズンは結果が出ない時期もあるかもしれない、とも語っていた。

 

チームは生き物だ。レギュラーシーズンという長い期間には、様々な困難が降りかかってくる。桶谷HCはシーズン開幕前から日本一だけを見据えて、困難をも糧として、日本一にふさわしいチームを少しずつ作り上げている。

 

日本一まで、あと2勝。

 

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