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王者を狙う東西上位決戦
 1月2日に行われた2021年初戦となる第16節千葉ジェッツ(東地区1位)と琉球ゴールデンキングス(西地区2位)の東西上位決戦。 新年の大一番を一目観ようと2,268人のブースターが船橋アリーナに足を運んだ。 千葉は試合前の時点で、21勝4敗の成績で東地区単独首位。対する琉球も西地区で首位争いの真っただ中で総失点1853(平均74.1)がリーグ3位のデフェンス力持ち、両チームとも今シーズンは11連勝も記録するなど好調を保ってこの日を迎えた。 シーズン後半戦を占う上位決戦は多くの千葉ジェッツブースターの声援の中ティップオフされた。
【スターティング5】
千葉ジェッツ
#2 富樫勇樹
#6 赤穂雷太
#12 シャノン・ショーター
#21 ギャビン・エドワーズ
#22 セバスチャン・サイズ
琉球ゴールデンキングス
#3 並里成
#13 ドウェイン・エバンス
#24 田代直希
#30 今村佳太
#45 ジャック・クーリー
千葉ジェッツ 琉球ゴールデンキングス
70 Total 80
11 1Q 15
21 2Q 12
21 3Q 26
17 4Q 27

富樫を抑え、トランディションオフェンス不発

 1Q早々に琉球、並里が2本のジャンパーを沈め琉球ペースでゲームが進むかと思われたが、千葉はサイズがインサイドからゴールを奪い、その後は一進一退、お互いに相手ディフェンスを崩しきれずロースコアゲームで序盤は進んだ。 富樫とマッチアップの並里が早くも1Qに3ファールでアウトしたものの琉球が持ち前のディフェンスで富樫を軸としたトランディションオフェンスをさせなかった。11-15と琉球リードして1Q終える。
 2Qは一転、千葉の展開となった。千葉がオールコートプレスディフェンスを仕掛け、ショットクロックを減らし琉球に決定的な攻撃プランと時間を与えず、オフェンスにおいても少しづつリズムをつくり始めた千葉が逆転に成功した。 これを機に勢いに乗り得意のハイスコアゲームに持ち込みたい千葉であったが3P不調や得意のファストブレイクの場面が少なかったこともあり、大きくアドバンテージを獲得することはできなかった。
いずれにしろ2Qは千葉が流れを取り戻し後半戦への兆しを感じさせる展開だった。気になるのは富樫が2Q終わって無得点なことと両チームとも1本づつと3Pがことごとく落ちているいう点だ。 2Q終わって33-27千葉がリード。
1〜2Q通してディフェンスではアンスポーツマンライクファールに関するビデオ判定が4回とディフェンスの激しさを感じさせる前半戦のゲームとなった。

流れを渡さないクーリーの存在感

 両チームともこれまで入らなかった3Pであったが3Qのファーストゴールは千葉サイズの3Pだった。一方の琉球は連続得点で追い上げては千葉エドワーズ、ショーターがインサイドでポイントをし、なかなか追い上げことができない。 しかし空気が変わったのは46-45(千葉リード)の場面で岸本のドライブから外へ展開した完璧なパスワークで最後は満原の3P。流れを引き寄せるいい形での得点が決まった。
3Q終盤には並里らしいクラッチからのバンクショットと岸本のステップバック3Pが決まり琉球がリードを広げようとしたが、3Q終了間際に富樫から原へのアリウープで53-53の同点で4Qへ。
  4Qは琉球、今村の3Pで始まったが相変わらず一進一退の接戦でゲームは進み終盤抜け出したのは琉球だった。残り2分59秒で再び今村の3Pが決まりリードを二桁とし随所で存在感を示したのは琉球のクーリーだ。ここぞという場面でのリバウンド、ブロックショット、ゴール下での得点を決めた。ポイント25、リバウンド21と数字から見ても驚異的だ。 千葉は警戒したいたもののクーリー攻略とはいかなかった。 最終スコア70-80で琉球勝利。
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浅野彰仁

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