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西地区首位攻防GAME1 シーホース三河が意地をみせる

12月2日(水)琉球ゴールデンキングスはシーホース三河とのアウェーゲームを戦った。日本代表の活動期間もありバイウィーク明け17日ぶりの試合となったキングスは、前半こそリードして折り返したものの、後半に三河にペースを握られ、4Qの早々には13点差をつけられた。終盤に#4岸本の連続スリーポイントで見せ場を作るも及ばす、86対82で敗れた。通算12勝4敗で西地区1位は変わらずも、勝利した三河は11勝5敗となり1ゲーム差に縮まった。

 シーホース三河 琉球ゴールデンキングス
86 TOTAL 82
19 1Q 20
17 2Q 20
31 3Q 20
19 4Q 22
『形のない三河のオフェンス』に対応できず5人に2桁得点を許す

藤田弘輝ヘッドコーチは試合後の会見で『ゲームの分かれ目となった3Qで、タイムアウトで流れを切れなかったことは自分たちの弱さ』『三河のバスケットははっきりとした形がない分、やりづらい部分があった』と語ったように、大黒柱#54ダバンテ・ガードナーがファールトラブルに陥った場面で、他のメンバーが奮起した三河は、同地区2位でこれ以上離されるわけにはいかないという危機感がキングスを上回り、大きな流れを掴んだ。

#1川村の13得点、#14金丸の18得点と両ウイングが31得点を計上、インサイドでは#21ウィティングトンが16得点を挙げるなどロスター5人が二桁得点。大型ポイントガードの#5コリンズワースも10得点7アシストと多彩な攻撃を演出した。守っては#32シェーファーアヴィ幸樹、ガードナー、ウィティングトンのセンター陣に加え#15根来の全員で体を張ってクーリーを抑えた。

チームケミストリーの構築が必要な12月

開幕から15試合を12勝3敗という好成績を残してきたキングスは、外国籍選手が怪我から復帰した前節の信州戦から、攻撃面でなんとなく噛み合っていない『チグハグした感じ』が見受けられる。

自分がやらなければ負けてしまうという危機感が薄れ、誰かしらがやってくれるだろうという安心感があるかどうかはわからないが、つくづくバスケットボールの難しさ、そして繊細さを感じた。攻撃面での連携構築には時間がかかるにせよ、守備面での激しさと粘り強さがなりを潜めてしまったのはいただけない。

4Q終盤に連続スリーポイントを決め、さらには4点差に縮める#41キム・ティリのスリーポイントブザービーターをアシストした#14岸本隆一は『次はホームでチャンピオンチームと戦うことになる。アルバルク東京は常に強く正しくプレーしてくるチームなので、僕らの忍耐力とアグレッシブな姿勢を取り戻して勝ちに繋げられたらいい』と語った。

アルバルク東京は、キングスらしさを取り戻すためには、絶好の相手だ。ここ3試合で負けが先行しているキングスが、どのように立て直しを図るのか、楽しみが増してきた。

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