沖縄出身のジャン・ローレンス・ハーパージュニアが6アシストの活躍 男子日本代表 vs オランダ代表 日本生命カップ2025 [2025.07.06]

7月6日(日)、男子日本代表 vs オランダ代表 日本生命カップ2025 GAME2が有明アリーナで行われ、74-53で日本代表が勝利した。前日のGAME1を70-78で逆転負けを喫した日本代表だったが、この日は最大22点差をつける快勝となった。

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ハーパージュニアが6アシストの活躍で勝利に貢献

今季琉球ゴールデンキングスに新加入した佐土原遼はこの日はベンチ外だったが、沖縄県出身選手の#23 ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(SR渋谷)がベンチから13分半の出場で2得点チームトップの6アシストと活躍。激しいマンマークディフェンスで相手ガードにプレッシャーをかけると、素早いドライブでペイントアタックを繰り返しアシストを量産した。

日本代表は#17 中村 太地(島根)がチームトップの3P4本含む16得点、#4 ジェイコブス 晶(フォーダム大学)が14得点で勝利に貢献した。

試合スタッツ:男子日本代表 vs 男子オランダ代表 | 日本生命カップ2025(東京大会)[2025.07.06]

(河村)勇輝と比べたら自分のプレーはまだまだ

試合後、ハーパージュニアは「昨日のGAME1の敗戦は悔しかったが、チームとコーチを信じて戦ってきたからこそ今日は良い試合が出来たと思います」とチームの勝利を喜んだ。

「ディフェンスではFIBAゲームでのファウル基準を考えながらギリギリを攻めるのが自分のディフェンスなので、GAME1ではファウルが多くなってしまったが今日はしっかりアジャスト出来たのは良かった」と自身の武器であるディフェンスに手応えを感じていた。

6アシストとチームのリズムを作った自身のオフェンスについては「受け身にならず挑戦することが自分の強みでもあるので、しっかりボールプッシュして仲間がオープンになっていれば気持ちいいパスを出すことでシュートを決めることに繋がったのかなと思います」と語り「試合最後にかけてターンオーバーが目立つ時間帯もあったので、そのターンオーバーをアシストや自分のシュートに変えていければ、もっと良いチームになれると思います」と更なる成長に向けて課題も見据えた。

今年夏に行われるアジアカップ代表を目指すハーパージュニアだが「(代表入りには)まだまだです。僕はずっと(河村)勇輝を見てきたんで、自分のプレーなんてまだまだです。コツコツ頑張っていきます」と福岡第一高校、東海大学でともにプレーした先輩でもある河村勇輝を目標に据えた。

15歳で沖縄を離れ、今や沖縄だけではなく日本を代表するガードに成長したハーパージュニア。背番号23番を背負うウチーナンチュは、世界の舞台に続く大事なアジアカップ代表の座を目指し、今夏の激しい戦いが続く。

(取材・写真:佐藤智彦、構成:湧川太陽)

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