【完全版】BリーグファイナルGAME2 琉球ゴールデンキングスvs千葉ジェッツ【2023.05.28】

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We are Ryukyu Golden Kings

試合終了後の優勝記者会見

キングスをBリーグ制覇に導いた桶谷大HCは、優勝の喜び噛み締めつつ、いつも通り冷静に試合の流れを振り返り、最高の敵へリスペクトを送った。

「今日はディフェンスのところを強調してミーティングをして、トランジションディフェンスと3ポイント。千葉さんは3ポイントが入り出すと本当に止まらなくなる。富樫くんとスミス選手に連続で3ポイントを決められてモメンタム(勢い)を持っていかれそうな時間帯があったんですが、それでもチームとして我慢しながらディフェンスを頑張って、そして最後にコーが爆発してくれた。Xファクターとして相手が本当に嫌なところで点数が伸びていって、相手ベンチも混乱して最後は自分たちに一番良い流れを持ってこれた」

「最後は去年の自分たちを見ているような、点数がちょっと空いて負けてる方はリスクを負ってオフェンスもディフェンスもしなければいけない状況で、逆に自分たちがディフェンスも出来て点数も重ねられて、最終的にはこのような点差になったと思います」

「優勝した事は本当に嬉しい事なんですが、本当に千葉さんは最高の相手で、最高のシーズンを送ってきた相手とこうやって決勝が出来た事は本当に嬉しく思いますし、この決勝は本当にやっててすごく楽しかったです。バスケットが本当に楽しいっていうのをすごく感じられた試合だったので、本当に千葉さんにも敬意を表したいと思います」

 

 

岸本隆一は、ここに至るまでの様々な人への感謝と、沖縄への思いを語った。

「本当にやっとここまでたどり着いて、すごく嬉しい気持ちでいっぱいです。それと同じくらい、本当に今日という日に至るまでに、本当にいろんな人が力を尽くして戦ってきたと思うので、そういった感謝の気持ちもありますし、自分たちにとっても、あと沖縄にとってもすごく意味のある優勝になったんじゃないかと思います」

 

 

GAME2チームトップの21得点8アシストの活躍で「日本生命ファイナル賞」に選出されたコー・フリッピン。冷静に試合を決めるプレイを続けたフリッピンも、このチームの頼もしさを語った。

「試合を振り返ると本当にどちらに転んでもおかしくない展開で、試合時間4分を残して3ポゼッションというゲーム展開でした。このチームを象徴するように誰がヒーローになってもおかしくないという中で、 自分たち沖縄のためこの優勝のために戦ってきました。このチームを誇りに思います」

「最後ファイナルブザーが鳴った瞬間は、それぞれの選手・スタッフ含めて色々な感情が湧き出てきたような瞬間だったと思います。とても優勝は嬉しいですし、沖縄のためにも良かったと思ってます」

 

 

「チャンピオンシップMVP」に輝いたアレン・ダーラム。CSクォーターファイナルから全6試合にセカンドユニットの中心として出場、CSでは1試合平均20.0得でチームを牽引した。今季のダーラムは、より多くの役割をこなし、コート上でもチームメイトに積極的に声をかけ、リーダーとしての役割も担っていた。

「振り返ると、今シーズンの初めに昨年度足りなかったピースというものをかき集めたところから始まったシーズンだと思います。それがチャンピオンになるために必要なことで、色々なことに取り組んできました」

「もちろんアップダウン浮き沈みの激しいシーズンではあったが、自分たちは常に”stay hungry” “stay patient” “stay together”、貪欲な精神を常に持ちつつ、我慢を続け、それがまたチームとしても一体となってプレーし続けることに取り組んできました。その上で優勝という結果を、チームとして獲得することができました。一緒にプレイしたチームメート、コーチ陣そしてコーチングスタッフスタッフの皆さんを本当に誇りに思います」

 

琉球ゴールデンキングスの誰もが、自分たちの『チーム』の勝利を誇った。GAME2のキングスの総得点88点で、ベンチポイントは45点だった。

 

Bリーグファイナル史上、勝利チームのベンチポイントがスターティングメンバーポイントを上回るのは、2020-21ファイナルGAME3の千葉ジェッツ(総得点71点、ベンチポイント36点)以来2回目。

さらに決勝全試合の総得点に対してベンチポイントが占める割合は、今季のキングスが1位だった(2試合の総得点184点、ベンチポイント90点、48.9%)
(※次点は2020-21千葉ジェッツ 3試合総得点112点、ベンチポイント103点、47.9%)

 

キングスは、スタッツの数字でもファイナル史上最もチーム全員の力で戦ったチームだと証明した。

そして、もっとも『チーム』の勝利を表現していたのは、チームの優勝記念写真だった。

そこには、選手やコーチングスタッフだけではなく、帯同するキングスダンサーズ、フロントスタッフやチーム関係者、そしてその家族。キングスを支え続けた多くの人々が、優勝を決めたコートに集まり、満面の笑みを見せていた。

 

そして、横浜アリーナを沖縄アリーナに変えた数多くのブースター達も、満面の笑みを見せていた。キングスを応援して信じ続けた人々全てが『チーム』だった。

 

「沖縄をもっと元気に!」そのチームスローガン通り、琉球ゴールデンキングスは沖縄と共に戦い、沖縄に最高の勝利をもたらした。

 

We are Ryukyu Golden Kings!!  We Are The Champions!!

 

 

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地元で開催されるFIBAバスケットボールワールドカップ2023に貢献するべく奮闘中!
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