4Q 66試合目のフリッピンの『ダンス』
4クォーター、フリッピンがついに覚醒する。
残り9:39、フリッピンは右コーナーから鋭くゴール下にドライブしてシュートファウルを獲得。フリースロー2本をしっかり決めて、スコア54-59とキングスのリードは5点。
残り8:25には、フリッピンのドライブから左コーナーの松脇へ鋭い鋭いキックアウトパス。松脇は3ポイントを決めてスコア57-62、フリッピンのアシストは7本目を数えた。
さらに残り7:40、フリッピン、牧と繋いだボールを、トップの位置からダンカンが3ポイントを決めると、コートの選手もベンチもアリーナの大観衆も、飛び上がって喜びを爆発させた。
4クォーター、フリッピンの勢いは止まらない。その鋭いドライブは誰にも止められず、リズムに乗ったフリッピンはまるでダンスを踊るかのように思うがままにプレイする。
今季レギュラーシーズン開幕戦、昨季チャンピオン宇都宮戦で見せたフリッピンの華麗なプレイ。そこから66試合目、フリッピンの『ダンス』は最高の舞台で再び輝きを放った。
[getpost id=”9488″]
フリッピンは4クォーターだけで13得点、フリースローは8本全て決めた。プレイオフでこそ輝くコー・フリッピンを中心に、牧、松脇、ダーラムというセカンドユニットが、優勝を決める4クォーターで躍動した。
そして、少しずつ時計の針が進み、ついに歓喜の瞬間が訪れる。
最終スコアは、73-88。キングスがBリーグファイナルGAME2を勝利した。
試合スタッツ:日本生命 B.LEAGUE チャンピオンシップ 2022-23 2023/05/28 千葉J VS 琉球 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト
ついに、琉球ゴールデンキングスが日本の頂点に立った。2007年のチーム創設から16年、2016年のBリーグ参入から7年。小さな島のバスケットボールチームは、ついに真の日本一に辿り着いた。