第33節 Game2 キングスは粘り強い守備で島根に勝利

目次

試合後の記者会見

 

島根スサノオマジック ポール・ヘナレHC

——試合の総括

このチームを誇りに思います。琉球は素晴らしいチーム。後半に点差を開けられた時もしっかり食いついていった。パーフェクトなゲームではなかったが、琉球という素晴らしいチームの立ち向かっていったチームを誇りに思います。

 

——リバウンドについて

今日も琉球にオフェンスリバウンドで19個取られていて、この部分はもっとステップアップしなけれいけない。

 

——3ポイントの確率が落ちていた

琉球のディフェンスを破るのは難しい。後半はそのディフェンスを掻い潜って打ち破ることも出来た。さらにステップアップしたい。

 

——リード・トラビス選手不在で琉球と競った事はCSに向けて自信につながった?

トラビスが2ヶ月不在で少ない人数で戦っている事に自信は持てている。CSより目の前のレギュラーシーズンを1戦1戦しっかり戦いたい。

 

——今シーズン最も力を入れた部分は?

チームアイデンティティが最も大事になる。シーズンが続いていく中で変わっていくと思っているし、それを見つけていきたいと思います。

 

——CSで再び沖縄アリーナで戦う可能性もあるが沖縄のファンの印象は?

I love it!琉球のファンはアメージングだよ(笑)素晴らしい雰囲気の中で試合が出来た事を嬉しく思うし、組織としても完成されている。島根スサノオマジックはまだ若いチームなので、これから琉球のようになれるように一歩一歩頑張っていきたい。

 

 

琉球ゴールデンキングス 桶谷HC

 

——試合の総括

今日の最後に勝ち切れたのは我慢できたところ。チームの成長を感じた。オフェンスが調子良くなくても、トランジションディンフェス、シューターへのハードなディフェンス、リバウンド、それらが多く見受けられた。泥臭い仕事をしながら我慢して連勝できた。

島根に連勝したのは僕たちにとって重要。同一カード連敗がない島根に連勝したのはすごく良かった。

雰囲気もプレーオフライクというか、CSに近い戦いができた。僕たちも試合前に仮想CSとしてバックトゥバックの試合に連勝しようとトライして、チームとして我慢して結果が出せたのは本当に素晴らしいと思う。

これからもゲームが続くし、まだ自分達に足りない部分がある。今日もゾーンとマンツーのチェンジングされた部分でボールムーブメント、ペイントアタックが出来なかった。そういう部分を見つめ直して、相手にとって本当に嫌なオフェンスの終わり方が出来るチームになる。40分間ハードにディフェンスを続ける。それをバックトゥバックでもやり切れる。CSに向けてそんなチームにしていきたい。

 

——桶谷HCからよく『気持ち』という言葉が出るが、今シーズンは5敗のみと高い『気持ち』を維持されてきたがその秘訣は?

一番はどんな時も冷静に戦うという部分。自分のシュートが入らない時、ファウルが吹かれない時、相手にタフショットを決められた時。そんな中でどれだけ冷静で居続けられるか。それは一人一人がやらないといけない。勝負どころで冷静でいられるからこそ、最後に自分たちのやるべき事をこなせている。最後は運もあるが、冷静でいるという事が今シーズンは出来ていると思う。

 

——試合前からその冷静さは意識している?

いや試合前はロッカールームでわちゃわちゃしていますけど(笑)ただコートに入って入場した時に皆スイッチが入る。あとは4クォーターでコートに出ていく選手がすごく冷静。特に岸本がすごく成長している。以前私がHCだった時と岸本は入れ違いで、外から見ていた岸本はやんちゃなイメージだったが(笑)、今季は頼り甲斐のあるリーダーに変貌している。最後に彼がコート内で冷静にプレイしている。それが他の選手にも連動して、周りの選手も冷静にプレイできているのかなと思う。

 

——リーグ制覇にあと何が必要か?

強い意志。優勝するためにはそれが大前提で、ゲームの中で正しい判断をするために冷静で居続けられる事だと思っている。毎試合毎試合、僕らはそれを訓練だと思ってやっている。もちろん戦術戦略、個人の能力も重要だが、それを使っていくためには何があっても冷静にプレイし続ける強い意志が一番重要。ここからCS入る前にもタフなゲームが続くので、そこをCSライクに戦っていく事が重要。

 

——勝利し続ける今の強さの要因は?

もともとキングスのポテンシャルはあった。今までも西地区4年連続優勝している素晴らしいチームで、過去も佐々HC、藤田HC、その前も伊佐HCとすごく素晴らしいコーチがこのチームを成長させてきて、それがチームの土台になっている。

そのチームカルチャーを球団もすごく大事にしているし、ファンの人達や、キングスに関わる人全てがそのチームカルチャーを大事にしている球団。僕が入ったからという訳ではなく、なるべくしてそうなっている。

今季は選手層も厚くなって、怪我人がいても勝ち切れているのはその厚みがあるから。それにプラスアルファで、今季だけではなく今までずっと築き上げたチームカルチャーがあるからこそ今の成績になっていると思っている。

 

——連勝を目指すのはCSも想定していた?

バックトゥバックで強いチームにどうやって連勝するか。今日良かったのはシュートが入らない展開、後半こちらのシュートが入らず、ペイントのスコアも伸びない。その中でどう勝つか。リバウンド、ディフェンスを頑張る。泥臭くそれをやり続けて連勝に繋がった。どのチーム相手でもそういう事は起こり得る。シュートが外れてもどうやって勝つかが体現できた。これは今までの勝ちゲームよりも価値があると思っている。

 

 

1 2 3

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

地元で開催されるFIBAバスケットボールワールドカップ2023に貢献するべく奮闘中!
趣味はスポーツビジネス関連の研究。note、Twitterもフォローしてくれると喜びます。

目次