キングスU15 結束の力で堂々2連覇達成

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【第2回U15選手権沖縄県予選】男子決勝 23Academy × キングスU15 

Jr.ウインターカップ 第2回全国U15バスケットボール選手権大会沖縄県予選が11月6日(土)から全4日間の日程で行われた。女子82チーム(このうちクラブチーム8)、男子88チーム(このうちユース1、クラブチーム11)が参加し、沖縄県代表を目指し熱戦を展開。

優勝した男女各チームは1月4日から東京で行われるJr.ウインターカップ全国U15 バスケットボール選手権大会に沖縄県代表として出場する。

沖縄県内は9月末に新型コロナウイルス緊急事態宣言が解除され、活動再開を待ちわびていた選手らは10月からようやくチーム練習を再開。

今大会に合わせた練習の成果を存分に発揮した。

 

優勝 キングスU15

準優勝 23Academy

チームとしての成長の証

沖縄県予選男子88チームの頂点に立ったのはキングスU15。

昨年に続いて2連覇を達成、ハイレベルな実力は今年も健在だった。

23Academy キングスU15 
37 TOTAL 87
15 1Q 23
11 2Q 18
3 3Q 19
8 4Q 27

優勝候補の筆頭として名の挙がるキングスU15の決勝の相手は、島尻地区の選手を中心に結成されたクラブチーム、23Academy。

試合は序盤からキングスU15のペースで進んだ。

攻守の切り替えでは素早いピックアップでノーマークを作らせず終始堅く守り、23Academyの得意とするスピードと力強さのドライブシュートを阻止。

リバウンドも170㎝以上の選手のいない23Academyに対してキングスU15は187㎝の#81山岸大夢選手、184㎝の#23新垣龍太郎選手らセンター陣を中心に獲得し、思うようなバスケットボールをさせなかった。

前半を終え41ー26と23Academyを大きく引き離したキングスU15。

3Qの出だしでより集中し隙のない守りをみせ、続く4Qでもコートに立つ選手全員がその集中力をキープ、両クォーターともに相手の得点をひと桁台におさえた。

キングスU15は#30平良宗龍選手が巧みなハンドリングとフットワークでオールラウンドな攻撃力をみせた。

#99新垣元基選手はガードとしてパスを供給しながら自らドライブやミドル、スリーポイントで得点を重ね、この2選手がどこからでも点をとる得点源となり流れを渡さなかった。

試合を通してキングスU15は、キャプテンの#99新垣選手を中心に全員で声をかけあい、お互いのハッスルプレーを引き出し、それぞれが連動して役割を果たした。

23Academyはガードのキャプテン#8宮城昊選手の光るゲームメイクや#13ピトマン創デービット選手の鋭いドライブ、#9田村優和選手のポストプレーなどで奮闘をみせるが、キングスU15の堅守の前に点差を詰められず敗戦となった。

キングスU15 泉川 寛太HC 

Q,今日の感想をお聞かせください。

「ベンチメンバー含め全員で戦おう」と練習から皆で共通の意識を持って臨んできたが、今日はベンチワークもコート上でもチーム全員が素晴らしい内容だった。

ケガで今大会出られない選手もベンチでできることをすべて取り組んでチームを支えてくれた。

今年度に入って練習できない苦しい期間が長かったが、「必ずコートで輝く日が来る」と励まし、オンラインでトレーニングや個々のスキルアップを続けた。

その結果、選手たちの会話が増えたので、コートで活動できない期間が、コミュニケーションを深める時間になったのだと思う。

そして活動再開となりコートに戻ると、全員がバスケットボールができる喜びにあふれ、さらに一生懸命練習に取り組んで、一段と成長を感じた。

Q,選手の活躍について

CAP#99 新垣 元基 選手

リーダーとしてものすごく成長していて、コート内でもコート外でもチームをまとめてくれている。プレー面では僕の希望も込めて「全国ナンバーワンのポイントガードになろう」と伝え、それを目標に日々練習に励んでいる。

 

#30 平良 宗龍 選手

プレーのスキルもどんどんレベルアップして素晴らしい選手。コミュニケーション能力も高く、彼がチームにいると自然と会話が生まれ、全員が自信を持てるようになるのも彼のすごさだと思う。

Q,最後に、全国大会に向けての意気込みをお願いします。

まずはこうしてバスケットボールができる環境に感謝の気持ちを忘れず、沖縄県代表として自覚と責任を持ち、一戦一戦大事に戦いたい。

そして、全国でキングスユースチームのバスケットボールを体現したい。

誰が試合に出てもいいように、全員がディフェンスの強度やオフェンスの得点力を上げながら、ボックスアウトや当たり前のことを徹底して出来るように頑張っていきたい。

 

 

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この記事を書いた人

沖縄県生まれ北谷町育ち。バスケットボールと共に育ちました。
これからは皆さんとともに、
We enjoy FIBA BASKETBALL WORLD CUP2023!!
バスケのある風景をどこでも追いかけます。

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