【試合結果】天皇杯決勝 キングスが千葉Jにまさかの大敗

3月16日(日)、第99回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会がさいたまスーパーアリーナで行われ、琉球ゴールデンキングスは69-117で千葉ジェッツに敗れた。

 

キングスと千葉Jは、2年連続で天皇杯決勝での対戦。2022−23のBリーグファイナルも含めると、3連続で大舞台で同じ決勝カードとなった。

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目次

キングス 過去最多失点で千葉Jに大敗

キングスのスターターは、ヴィック・ロー、アレン・ダーラム、岸本 隆一、小野寺 祥太、アレックス・カーク。

千葉Jのスターターは、クリストファー・スミス、富樫 勇樹、原 修太、アイラ・ブラウン、ジョン・ムーニー。

先制点は千葉J。スミスがローの上から難しい3ポイントを決めてきた。千葉Jは最初のディフェンスからボールマンへ激しくダブルチームを仕掛けるが、キングスは岸本が3ポイントを2本連続で決める。

しかし千葉Jはディフェンス強度を落とさず、ゼイビア・クックスがオフェンスリバウンドを奪いセカンドチャンスから得点。さらに原が3ポイント、ペイントアタックからのバスケットカウントワンスローで連続得点で千葉Jがリードを奪う。原は1クォーターだけで8得点の活躍。

1クォーターは21-25で千葉Jが4点リードで終了。

 

2クォーター、千葉Jはブラウンが3ポイントを決めて23-30と千葉Jが7点リード。キングスがこの試合初のタイムアウト。しかしタイムアウト明けの大事なポゼッションで、千葉Jはボールマンへのダブルチームからキングスの24秒バイオレーションを奪う。勢いに乗る千葉Jは、富樫が連続3ポイントを決めて2クォーター開始から2-11のスコアリングラン。23-36と千葉Jのリードは13点に広がる。キングスは千葉Jの激しいディフェンスの前にターンオーバーが続き、完全にリズムを失い、自分たちの生命線であるリバウンドでも千葉Jに制空権を奪われる。

2クォーター終了時のスコアは、32-48と千葉Jが大きく16点リード。

 

3クォーターのキングスは、ダーラム、岸本、松脇、今村、クーリーでスタート。

3クォーターも先制点は千葉J。富樫がバックドアカットから軽やかに得点。千葉Jは立て続けに得点を重ねて、5-12と再びスコアリングランでリードを広げる。37−60と23点差になりキングスがタイムアウト。キングスは今村とダーラムの2メンゲームから、ダーラムがペイントアタックでファウルを奪いゲームを繋げる。しかし千葉Jはスミスの3ポイント、ターンオーバーからのファストブレイクと勢いが止まらず、41-68と27点差までリードを広げる。さらにスミスが鮮やかなステップからファウルを受けつつレイアップを決める3ポイントプレーで41-71と千葉Jのリードは30点まで広がる。キングスはターンオーバーやフリースロー失敗も続き、3クォーター終了時のスコアは、49-85と千葉Jのリードは36点差とほぼ勝負を決める。

 

4クォーターのキングスは、ここまで出番の無かった田代 直希、牧 隼利、渡邉 飛勇をコートに送り出し最後の追い上げに挑む。しかし千葉Jはプレーの強度を緩めずさらに点差を広げる。最終スコアは69-117。千葉Jが48点差で勝利。キングスはまさかの大敗で天皇杯への挑戦を終えることになった。

117失点は天皇杯決勝の過去記録で最多失点。キングスの公式戦の歴史においても、bjリーグ時代まで遡ってもチーム史上最多失点という記録的な大敗だった。

試合スタッツ:日程・結果(天皇杯ファイナル) | 第99回天皇杯・第90回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会

 

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