第10節 GAME1 キングス残り0.9秒で劇的な逆転勝利を掴み取る

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3Q キングスを繋ぎ止める今村のアタック

 

3Qは両チームとも試合開始と同じスターター。

宇都宮はオフェンスリバウンドでつなぎ、最後にスコットがピックアンドロールで決めてくる。

対するキングスも今村が力強くアタック。遠藤に2つ目のファウルをさせる。

宇都宮はフォトゥにもピックアンドロールからのペイントショットが決まる。

3Q残り8分、22−36で14点差と、じりじり点差が広がってくる。

キングスの嫌な雰囲気を、今村の積極性で何とか繋いでいく。

今村は、比江島をペネトレイトで置き去りにしてゴールにアタック。直後の守備でも比江島へ厳しくプレッシャーをかけるが、それは惜しくもファウル。

比江島と対等に渡り合う今村。ムラっ気のあるかつての姿は無い。

今村は、さらにフォトゥを振り切りペネトレイトショットで得点。続けて比江島からターンオーバーを奪う。

この時間、今村のペイントアタックが完全にチームを引っ張っている。

しかしキングスに流れを渡さない宇都宮。ディフェンスリバウンドから全員で走り、最後はスコットがファストブレイクで得点。

3Q残り5:32、40-26と点差が14点に広がりキングスがタイムアウト。

タイムアウト明け、今村がヘジテーションドリブルで3Pを決める。

宇都宮は焦らず、比江島にボールを集めて、フリッピンから3回目のファウルを奪う。キングスは流れを掴めそうで掴めない。

キングスはこの時間帯、フリッピンがポイントガード。コートに並里、岸本がいない状況で、今村にお膳立てができるか。

3Q残り3:08、31−46の場面でキングスはスリービッグを選択。小寺、ダーラム、エバンス、岸本、フリッピンを並べる。

そして宇都宮も、竹内、フィラー、スコット、渡邉、テーブスとビッグラインナップで対応。

 

この試合、この両チームのビッグラインナップが鍵を握る。

 

3Q残り2:11、テーブスが右コーナーでフリッピンをかわして3Pを決める。51ー34と17得点差。これ以上は試合が決まってしまう、本当にギリギリの点差。

だが、すぐさまフリッピンがトップから3Pを決め返して51−37。首の皮一枚つながった。

さらに宇都宮がノーマークのショットを外すと、キングスはファストブレイクからダーラムがアタック。最後は小寺がティップイン。小寺はよく走って、よくフォローした。

ミスからの失点に、安齋HCはすぐさまタイムアウト。3Q残り1:27、51-39と12点差。

タイムアウト明け、宇都宮はフリッピンを狙って攻めるが、小寺がしっかりとカバーディフェンス。キングスは24秒バイオレーションを奪う。渋い、渋いぞ小寺ハミルトンゲイリー。

3Q最後にエバンス、ダーラムがやっと宇都宮のゴール下をこじ開けて得点を重ねる。

3Qは、43−51で宇都宮が8点のリードで終了。厳しい3Qを我慢し続けたキングス。4Qにその我慢が実るか。

 

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