キングス、プレシーズン最終戦は黒星 琉球ゴールデンキングス vs 昌原LG Sakers プレシーズンGAME2 [2024.09.23]

9月23日(月)、琉球ゴールデンキングスは韓国KBLの昌原(チャンウォン)LG SakersとプレシーズンゲームGAME2を戦い、84-88でキングスが敗れた。

前日のGAME1は勝利したキングスだったが、プレシーズンゲーム最終戦となるこの日の試合は、後半になりギアを挙げてきたLG Sakersに悔しい逆転負けとなった。

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1Q クーリーの活躍でキングスリード

キングスはスターティングメンバーをGAME1から変更。#12 ケヴェ・アルマ、#14 岸本 隆一、#15 松脇 圭志、#18 脇 真大、#45ジャック・クーリーとプレシーズンゲームで最も多くスタートに起用されたラインナップに戻してきた。

キングスは松脇の3ポイントで先制。そしてクーリーを中心にインサイドを制圧する。クーリーは1クォーターだけで11得点と活躍。さらに脇の2連続オフェンスリバウンドから流れを手繰り寄せると、岸本のゲームメイクも冴え、このクォーターだけで5アシストを記録した。開始6分間で19-7とキングスがリードする展開。

残り3:45にはキングスは#3 伊藤 達哉、#10 荒川 颯、#34 小野寺 祥太、#8 植松 義也、#53 アレックス・カークのラインナップ。ここでLGは伊藤の高さのミスマッチを攻め、さらにキングスのターンオーバーから0-9のスコアリングラン。19-16とLGが点差を詰める。

キングスは小野寺がピック&ドライブでファウルを誘い、フリースローで加点し、嫌な流れを断ち切る。1クォーター終了時のスコアは、24-18でキングスが6点リード。

 

2Q カール・タマヨが沖縄アリーナで躍動

2クォーターは元キングスのカール・タマヨが躍動。タマヨのバスケットカウント、さらにコーナーからのジャンプショットとLGは連続得点で追い上げる。

さらにタマヨはハイポストからマッチアップしていた岸本を押し込んでスクープショットを沈め、27-28とLGが逆転する。リングにアタックし続けたタマヨは前半だけでFG5/10、12得点。久しぶりの沖縄アリーナでのプレーするタマヨは、エナジー溢れるプレーでチームに貢献した。

リードが入れ替わる展開の中、この日好調のクーリーを中心にインサイドで優位に立ったキングスがLGを一歩リード。2クォーター終了時のスコアは、45-38でキングスが7点リード。

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3Q キングスはディフェンスで反撃

3クォーターのキングスは、岸本、脇、松脇、アルマ、クーリーでスタート。

LGはオフボールのスクリーンからボールがよく回り、連続3ポイントで点差を縮めてきて、59-59と同点にする。

LGはインサイドでも#50アッセム・マレイが連続得点、このクォーターだけで8得点と活躍。

試合の流れを掴みつつあるLGに対し、キングスは伊藤の2つのテイクチャージ、小野寺とのコンビで絶妙なダブルチームからのスティールなど、ディフェンスから再び流れを掴む。3クォーター終了時のスコアは、67-60とキングスが7点リード。

 

4Q LGの追い上げにキングス敗れる

4クォーター、LGは鮮やかなボールムーブからコーナーでパスを受けたカール・タマヨが、シュートフェイクからの鮮やかなカットインでリングにアタックするが、小野寺の間一髪のテイクチャージ。元チームメイト同士のやり取りに沖縄アリーナのファンも盛り上がる。

タマヨはめげずに果敢に攻め続ける。ゴール下にダイブしシュート、バスケットカウント。さらにドライブからレイアップをねじ込む。

キングスは植松が3ポイントが決めるが、その後はLGの粘り強いディフェンスを攻めあぐね、キングスはタフショットを打たされる。

LGは#86ダリル・モンローの3ポイントで同点、さらにジャンプシュートで残り5分で73-75とLGがついに逆転。モンローは4クォーターフル出場でFG4/5 12得点と活躍。

最終スコアは84-88でキングスが4点差で敗北。プレシーズンゲーム最終戦を勝利で終えることは出来なかった。

LGはインテンシティの高いディフェンスからリズムを作り、オフェンス面も連携がうまく噛み合った。終盤の勝負どころでキングスを捕え、リードが10回入れ替わる接戦のGAME2を制した。

琉球ゴールデンキングス vs 昌原LG Sakers プレシーズンGAME2 琉球ゴールデンキングス スタッツ(速報版)

琉球ゴールデンキングス vs 昌原LG Sakers プレシーズンGAME2 昌原LG Sakers スタッツ(速報版)

 

試合終了後の記者会見で、キングス桶谷大ヘッドコーチは「ターンオーバーが連続したところで相手に流れを渡してしまった。プレシーズンゲームでこのような失敗を経験することは必要で、LGさんがそれを教えてくれた。この敗戦はチームにとって逆に良かったと思っている」と語り、レギュラーシーズン開幕直前にして気を引き締め直していた。

プレシーズンゲーム7試合を4勝3敗で終えたキングス。次戦はいよいよ2024-25シーズン開幕戦、ホームに三遠ネオフェニックスを迎える。

(文:金谷康平、写真:Hamataro)

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