写真・文:大井 聖路
令和2年度沖縄県高校総体バスケットボール競技は7月23日、沖縄市体育館で男女準決勝が行われた。
女子準決勝 小禄×コザ
小禄 | コザ | |
86 | - | 52 |
23 | – 1Q – | 9 |
19 | – 2Q – | 9 |
19 | – 3Q – | 11 |
25 | – 4Q – | 23 |
小禄は序盤からオールコートマンツーマンと2-2-1プレスディフェンスでプレッシャーをかけ、ボールを奪ってからの素早い攻撃で次々と得点を重ねた。選手起用はツープラトンで、タイムシェアをしながら勝ち上がれたことも夏場の連戦では大きいのではないか。決勝戦は翌24日に行われる。
女子準決勝 西原×糸満
西原 | 糸満 | |
89 | - | 68 |
19 | – 1Q – | 12 |
20 | – 2Q – | 12 |
25 | – 3Q – | 23 |
25 | – 4Q – | 21 |
西原はフォーメーションプレーからの連続得点で上々の滑り出し。糸満がディフェンスをゾーンに変えると、西原はボールサイドに選手4人を集めるオーバーロードで対応。2Qを終えて39対24と西原が15点リードで試合を折り返す。3Qに入ると糸満がディフェンスのギアを上げ、開始1分で10点差まで追い上げる。しかし3Q終盤、#4伊良部由侑が無念のファウルアウト。エースガード#6寺尾杏もベンチを温める時間が長くなり、主力2人を欠く糸満は懸命の追い上げを見せるも届かず。西原が決勝へ勝ち上がった。
男子準決勝 興南×コザ
興南 | コザ | |
106 | - | 56 |
19 | – 1Q – | 8 |
22 | – 2Q – | 10 |
26 | – 3Q – | 18 |
39 | – 4Q – | 20 |
優勝候補筆頭の興南が終始ゲームを支配した。コザは、高さのある興南に対して果敢にペイントエリアへアタックし、ゴール下のシュートやドライブからのキックアウトで応戦した。また、Hornsセットやフレアスクリーンからのコーナースリーなど多彩な攻撃を見せた。点差は離れたものの、見どころの多い好ゲームであった。
男子準決勝 豊見城×美来工科
豊見城 | 美来工科 | |
78 | - | 56 |
15 | – 1Q – | 11 |
19 | – 2Q – | 16 |
25 | – 3Q – | 10 |
19 | – 4Q – | 19 |
美来工科が果敢にオフェンスリバウンドに飛び込み、豊見城はファウルがかさんでいった。序盤はディフェンス合戦で重苦しい展開が続いたが、2Q残り1分、豊見城#11平良一真が相手のピックアップミスを突いてレイアップシュートを決めると流れが変わった。立て続けに#4知念拓己の3ポイントシュート、さらに#7渡久地政睦のブザービーターがバスケットカウントで決まり、豊見城が流れを一気に引き寄せる。後半に入ると豊見城はリバウンドを立て直し、前半の課題であったファウル数を抑えると同時に、リバウンドからのブレイクも出始める。後半ゲームを支配した豊見城が22点差で決勝へ駒を進めた。敗れた美来工科は1・2年生主体のチームで、今後のさらなる成長が期待される。