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4クォーター

4クォーター、キングスのスタートは牧、松脇、ロー、クーリー、カーク。スリービッグで2人のセンターを並べてリバウンドを強化する布陣。

しかし広島の最初のオフェンスを、河田の力強いドライブから得点されてしまう。激しいリバウンド争いが続くなか、河田がカークに腕をからめてしまいオフェンスファウル。残り7:12で河田は4つ目のファウルとなるが、広島のミリングヘッドコーチは河田を下げずコートに残し続ける。

 

キングスはカークに代えて岸本を投入。しかしその直後に広島はブラックシアーのドライブから河田のダンクに繋げる。残り6:09、62-49で13点差となりキングスはタイムアウト。

タイムアウト明け、キングスはゴール下のクーリーにパスを入れるも広島が3人がかりで止めると、広島はアーリーオフェンスからまたもや河田が得点。キングスは苦しい展開だったが、松脇が左コーナーから3ポイントを決める。残り4:54でスコア65-53でオフィシャルタイムアウト。

 

広島はまたも河田がペイントエリアにダイブして得点。河田はこのクォーターここまで8得点の活躍。キングスは嫌な展開だったが、ダーラムのパスアウトから今村が右サイドからこの日4本目となる3ポイントを決めてチームを救う。残り2:28で68-57で広島がタイムアウト。

 

広島も必死のディフェンスでキングスを苦しめるも、岸本のショットクロックぎりぎりの3ポイントなどで残り1:31で71−61と10点差で終盤戦へ。

 

残り時間が少なくなる中、キングスは今村がこの日3本目となるオフェンスリバウンドを奪って苦しいチームを救うと、そのボールを岸本が右サイドから3ポイントを決める。残り58秒、74-61で広島がタイムアウト。キングスはここまでクォーターすべての得点が3ポイント。

タイムアウト明け、広島は素早く得点するとオールコートマンツーマンで最後の勝負に出る。しかしキングスは連続で広島のファウルを誘い、そしてオフェンスリバウンドを確保してゲームクロックを消費して試合を締めた。最終スコアは74-62でキングスが大事なGAME1を勝利した。

試合スタッツ:日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24 2024/05/25 琉球 VS 広島 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト

 

 

試合後の記者会見で、キングスの桶谷ヘッドコーチは「試合の出だしからハードなディフェンス、そしてオフェンスでも相手の弱点をチーム全員がSamePageで攻めることが出来た。」と会心の勝利に手応えを感じていた。同時に、明日のGAME2への課題も口にした。「4クォーターに相手のオフェンスリバウンドとターンオーバーから失点が増えてしまった。ここの課題を修正して明日の試合に挑みたい」

3年連続のファイナリストとなったキングスは、試合冒頭からこの大舞台にも動ぜずいつも通りインテンシティ高くプレーした。桶谷ヘッドコーチは「スターティングメンバーと、試合最後のクロージングメンバーはすごく落ち着きを感じた。今までの経験があり(大舞台での)勝ち方を知っている」とチームの成長を語った。

 

この日3ポイント5本のチームトップ15得点の活躍だった今村も「レギュラーシーズンなかなか上手くいかない期間も多かったが、ここで本来の自分たちの形、キングスのバスケットボールが確立出来ている。誰が出てもプレー強度が落ちない」と胸を張った。

今村はCSクォーターファイナルで足首を痛め、その後の出場が危ぶまれたが、自分自身が出来る事を最大限発揮してチームに貢献している。シューターとして3ポイントシュートに集中して、CSセミファイナルから高確率で3ポイントを決め続けている。味方を信頼して迷いなくシュートを放つその姿は、まるでスラムダンクの三井寿のようだ。

 

今村にその話をすると、隣のクーリーを見つつ「うちにはゴリと呼べるジャック・クーリーがいるので」とクスっと笑った。

 

今村は頼もしい味方への信頼と自分のプレーへの自信を語った。「彼らビッグマンがいることで、僕らシューター陣は気持ちよくシュートを打てます。自分のプレーとしてはオフェンスをクリエイトしたり、ペイントにアタックする事が自身の魅力だと思っているんですけど、足首のコンディションもありますし、今の自分が一番自信を持ってプレーできる部分は3ポイントで、それを迷いなくやりきる事で確率も良くなっている。ファイナルの舞台で躊躇すると流れを持っていかれてしまう。GAME2でも引き続きそのメンタリティで行きます」

キングスはチーム史上初の連覇をかけて、明日のGAME2に挑む。

 

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