2クォーター
2クォーターのキングスのスタートは牧、松脇、ロー、渡邉飛勇、クーリー。
広島は最初のオフェンスで3秒バイオレーションを取られてしまい、初のFINALの舞台でなかなかリズムを掴めない。キングスはそれを見逃さず、松脇がクイックモーションで右45度から3ポイントを決める。残り9:02で27-16と、キングスのリードが11点になる。
残り8:11には河田がクーリーにオフェンスファウル、そして同時にクーリーを跨いでしまったことでテクニカルファウルを取られて早くも自身3つ目のファウルになってしまう。
キングスは荒川、牧、松脇、ロー、カーク。キングスセカンドユニットの97年トリオがファイナルの舞台に立つ。荒川が縦のドライブからコーナーの牧にキックアウト。牧は冷静にローポストのクーリーにパスを入れる。キングスは良いボールムーブメントを見せて、ローのベースラインジャンパーにつなげる。
97年トリオはディフェンスでも激しいボールプレッシャーを仕掛け、広島ガード陣に簡単にボールを運ばせない。インサイドを起点とするキングスのチームオフェンスを牧がコントロール。牧がトップの位置からローポスト深くのクーリーにパスを入れて、残り6:25で32-16で広島がタイムアウト。
タイムアウト明け、キングスは全員の素早いローテーションで中村のドライブを止めると、アーリーオフェンスから牧が左コーナーから3ポイントを決める。残り5:14には、キングスは荒川と田代が交代して、チームロスター全員がコートに立つ。広島はマーフィーが左45度から3ポイントを決めて35-21でオフィシャルタイムアウト。
タイムアウト明け、キングスは24秒バイオレーションを取られるが、直後のディフェンスで全員がしっかりローテーションして守り、エバンスのシュートにも松脇がファウルせずにプレッシャーをかけてシュートを落とさせる。
広島も徐々にディフェンス集中力が高まり、キングスに簡単にローポストにボールを入れせない。だがキングスも負けていない。素早いローテーションからディフェンスリバウンドを奪い、先頭を走る小野寺がファストブレイクでレイアップを決める。
2クォーター終了時のスコアは、43-25でキングスが18点リード。