(文:湧川太陽、写真提供:琉球ゴールデンキングス)
5月5日(日)、琉球ゴールデンキングスはアウェーで広島ドラゴンフライズとGAME2を戦い、80-89で勝利した。
前日のGAME1を敗れ、西地区自力優勝が消滅したキングス。このレギュラーシーズン最終戦に勝利しても、地区優勝の行方は地区2位の名古屋Dの勝敗次第となっていた。
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キングスのスターティングメンバーは、#7 アレン・ダーラム、#14 岸本 隆一、#30 今村 佳太、#34 小野寺 祥太、#45 ジャック・クーリー。
1クォーター、先にリードしたのはキングス。今村が1クォーターだけで3本の3ポイントを決めてチームを牽引。1クォーター終了時のスコアは16-21とキングス5点リード。
2クォーター、広島は#5 アイザイア・マーフィーの3ポイントで同点。タイムアウト後のキングスがオフェンス失敗すると、広島は#8 ケリー・ブラックシアー・ジュニアがプットバックダンクで25-23と逆転。だがキングスは#24 田代 直希がすぐに3ポイントで決め返して25-26と再逆転。変則的なマッチアップゾーンを敷く広島に対して、キングスは積極的に3ポイントを放っていき、2クォーターだけで10本中4本の3ポイントを決める。2クォーター終了時のスコアは34-42でキングス8点リード。
3クォーター、キングスはクーリー、ダーラムがインサイドで得点を重ねる。広島も#12 中村 拓人が3ポイントやドライブで得点を引っ張るものの、キングスはインサイドを執拗に攻めて流れを渡さない。3クォーター終了時のスコアは、53-64でキングス11点リード。
4クォーター、ホーム最終戦を勝利したい広島が粘り強くディフェンスするが、キングスも粘り強く攻めてフリースローを積み重ねる。そしてキングスはキャプテン田代がコートに立ち続けて、攻守ともに全力プレーでチームを鼓舞。小野寺も3ポイントを連続で決めて、キングスが2桁近くのリードを保ったままゲームが進む。試合最後のシュートを、この試合で現役引退となる#2 朝山 正悟が3ポイントで締めくくり、両チームが42歳のベテランを讃えながら試合を締め括った。最終スコアは80-89でキングスが9点差で勝利した。
この日行われた名古屋D vs 佐賀 GAME1は名古屋Dが勝利したため、西地区優勝の行方は翌日5月6日(日)の名古屋D vs 佐賀 GAME2に委ねられた。名古屋Dが勝利した場合は名古屋Dが逆転で西地区優勝、佐賀が勝利した場合はキングスが西地区優勝となる。
試合スタッツ:Bリーグ 2023-24 B1リーグ戦 2024/05/05 広島 VS 琉球 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト