4月17日(水)、琉球ゴールデンキングスはホームで佐賀バルーナーズと対戦して、2度の延長の末に101-97で勝利した。
キングスのスターティングメンバーは、#7 アレン・ダーラム、#14 岸本 隆一、#30 今村 佳太、#34 小野寺 祥太、#45 ジャック・クーリー。
1クォーター、キングスは小野寺の5得点を筆頭に今村やダーラムの得点で17-13と4点リード。2クォーターには、キングスのセカンドユニットの一人である牧が爆発。牧は3ポイント3本を決めて2クォーターだけで11得点の活躍。しかし茨城もガルシアが2クォーターだけで13得点と追い上げ、前半を終えて41-40とキングス1点リード。
3クォーター、キングスは3ポイントが決まらない中でも、クーリーがフリースローを全て決めて5得点と粘りを見せて3クォーター終了時のスコアは、59-56とキングス3点リード。
4クォーター、キングスは再び牧が活躍。牧は3ポイント3本で4クォーターだけで9得点をあげる活躍。しかし佐賀がキングスを追い上げる。好調の牧が負傷でベンチに下がるアクシデントもあり、佐賀はフィーラーや角田の活躍で残り4秒で76-78と逆転。だが西地区優勝のためにも負けられないキングスは、残り2秒で今村が同点に追いつくレイアップを決めて、78-78でオーバタイムに突入。
オーバータイムに先行したのは佐賀だったが、キングスは今村がオーバータイムだけで8得点の活躍。さらに松脇のスティールからの得点もあり残り22秒で88-87と前に出る。だが残り1秒に松脇が狩野に痛恨の3ポイントファウル。狩野が3本のフリースローを全て決めて、90-90とダブルオーバータイムへ。
ダブルオーバータイムではダーラムや今村がペイントエリアで得点。さらに松脇が3ポイントを決めて粘る佐賀を突き放した。最終スコアは101-97でキングスがダブルオーバータイムの死闘を制した。
牧は22得点と3ポイント6本成功はともにキャリアハイの活躍。今村もチームトップの24得点と勝利に貢献した。
試合スタッツ:Bリーグ 2023-24 B1リーグ戦 2024/04/17 琉球 VS 佐賀 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト
桶谷大ヘッドコーチは「皆が頑張れる集団だからこそ互いにリスペクトできる。今日のようなゲームを勝ち切ることが出来たのはチームにとって本当に価値がある」と語った。
キャリアハイの活躍だった牧は、今日の試合に賭ける意気込みとチームメイトへの信頼を語った。
「4クォーター途中で抜けてしまったのは個人的に悔しかったが、本当に苦しい試合を粘って粘って勝ち切れたのは大きかった。前節の島根戦で3Pを決めきれなったので、今日は決めてやるという気概で今日の試合に臨みました。今日シュートを決めきれたのは、自分自身良いメンタルで入れたからだと感じています」
「オーバータイムはもうチームメイトを信じるしかなかったですし、チームとして残り1分6点差でも諦めないのがキングスのバスケットボールだと思っていますし、そういうポジティブなエネルギーを桶さんが出してくれているので、チームとしても良い傾向だと感じています」
キングスは今日の勝利でチャンピオンシップ出場が確定。名古屋Dが本日敗れたため西地区優勝マジックは3。キングス西地区7連覇は最短で4月20日(土)ホーム長崎戦となる。