第40回小橋川寛杯争奪高校生バスケットボール選手権大会が令和4年2月11日(金)を初日に、5日間の日程で行われた。
例年は1月開催であるが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催を約1カ月延期し、無観客での実施。
決勝リーグは2月19日(土)、20日(日)に宜野座村民体育館で行われ、女子は西原、男子は豊見城がともに3戦全勝で優勝した。

沖縄県は2021年末から新型コロナウイルス感染再拡大に見舞われ、まん延防止等重点措置の発令に伴い部活動の停止期間があり、練習再開は今大会に向けた2週間前であった。
各指導者が「どこのチームもそうだが、十分な練習が出来なかった」と口にする中、出場した選手達はチーム一丸となり、逆境を乗り越え今の実力を出しきる健闘をみせた。

女子の結果は以下の通り。
【女子決勝リーグ】
2月19日(土) 女子1試合目
・西原 78-67 KBC学園未来
・那覇 57-48 小禄
2月19日(土) 女子2試合目
・西原 90-53 小禄
・KBC学園未来 49-72 那覇
2月20日(日) 女子3試合目
・西原 74-50 那覇
・KBC学園未来 41-76 小禄
【各校成績】
優勝 西原 (3戦全勝)
準優勝 那覇 (2勝1敗)
3位 小禄 (1勝2敗)
4位 KBC学園未来 (3敗)
西原×KBC学園未来

| 西 原 | KBC学園未来 | |
| 78 | TOTAL | 67 |
| 12 | 1Q | 10 |
| 20 | 2Q | 20 |
| 34 | 3Q | 12 |
| 12 | 4Q | 25 |






那覇×小禄

| 那 覇 | 小 禄 | |
| 57 | TOTAL | 48 |
| 8 | 1Q | 14 |
| 14 | 2Q | 15 |
| 21 | 3Q | 7 |
| 14 | 4Q | 12 |






GAME2-西原×小禄、KBC×那覇
西原×小禄

| 西 原 | 小 禄 | |
| 90 | TOTAL | 53 |
| 26 | 1Q | 10 |
| 17 | 2Q | 19 |
| 19 | 3Q | 12 |
| 28 | 4Q | 12 |






KBC学園未来×那覇

| KBC学園未来 | 那 覇 | |
| 49 | TOTAL | 72 |
| 6 | 1Q | 21 |
| 5 | 2Q | 12 |
| 16 | 3Q | 14 |
| 22 | 4Q | 25 |






GAME3-西原×那覇、KBC×小禄
西原×那覇

| 西 原 | 那 覇 | |
| 74 | TOTAL | 50 |
| 19 | 1Q | 4 |
| 22 | 2Q | 11 |
| 18 | 3Q | 16 |
| 15 | 4Q | 19 |






KBC学園未来×小禄

| KBC学園未来 | 小 禄 | |
| 41 | TOTAL | 76 |
| 8 | 1Q | 15 |
| 7 | 2Q | 16 |
| 12 | 3Q | 19 |
| 14 | 4Q | 26 |






決勝リーグを終えて
【西原】優勝決定戦では那覇を相手に序盤から抜け出す。守りからプレッシャーを与え相手のミスを誘い、リズムに乗るとインサイド、アウトサイドから攻めきり点差を広げた。決勝リーグ最終戦でスピードのある西原らしいバスケットを展開した。
西原 金城 末美監督 コメント
まず思うのは練習開始から3週間、ケガもなく大会を終えられて良かったなということです。ウインターカップ(全国大会)から戻ってきてこれから取り組もうと思っていた戦術などもあったんですが、練習ができなくなりました。修正もやりたいこともできないまま大会に臨んでいる状況ですが、条件はどのチームも同じです。ディフェンスが安定しないとチーム力も安定しないのでそこが課題と思っています。選手層も厚いので相手に対応してユニットを変えながら、足りないシュート力を補っていきたいです。
今日の試合は集中できていました。自分達でコミュニケーションをとってしっかり話そうとしているのもいい点です。練習時間も足りないですが、戦術もまだまだなのでインターハイに向けてスタッフ陣も含め頑張ります。

【那覇】小橋川杯では2019年以来3年ぶりのベスト4入りを決め、2勝同士の優勝決定戦で強豪西原に挑んだ。キャプテン#54福井結那が攻守の要となり、試合終了まで全員でハードに戦い抜いた。
那覇 屋嘉 謙呉監督 コメント
西原戦では次の課題を得ることができました。力不足ではあるけど、チャレンジしない者には勝者の道はありません。前回は4位でしたが順位をあげるという目標は達成できました。
新チームになって今の時期は一生懸命さを表現するのが大事。勝敗とは別で、体当たりで頑張る姿勢から始めて、インターハイに向かってチームを作りあげていきます。
サイズがないので守りから走る、思いきりのいいバスケットをやりたいですね。

【小禄】スピードあるプレーが持ち味で、ボールへ対する粘り強さで相手を追い込んだ。2021年高校総体では県代表となり全国大会へ出場した。全国の舞台を経験したメンバーが主軸となる高校総体予選は連覇を目指す。
小禄 日高 輝忠監督 コメント
那覇戦は、緊張のせいか途中から歯車がうまく合わなくなってしまい、リズムの乱れを取り戻せず終わってしまいました。スリーポイントにもやられたので今日(最終戦)はスリーポイントをおさえ、リバウンドにも飛びつくように言いました。そのおかげでスリーポイントもだいぶ防ぎながらリバウンドもとれていたと思います。
オフェンスもディフェンスも足で攻めるチームを作っていきたいと思います。

【KBC未来学園】2021年に創部したばかりで、在籍しているメンバーは全員1年生。10月の高校選手権大会、12月の新人大会に続き小橋川杯でも県ベスト4に名を連ねる。ボールを持つと全員がリングに向かい、スクリーンを使いながらインサイド、アウトサイドを果敢に攻め、堂々とした戦いぶりをみせた。
KBC学園未来 渡慶次 茂監督 コメント
僕らはチャレンジャー。12月の新人大会で那覇とはブザービーターで1点差で勝ったんですけど、西原にはボロボロにやっつけられました。その時から練習してきた西原対策がどのくらい通用するか試したかったんです。西原に最後に離されたが2Qまでは競りあえて手応えをかんじました。那覇、小禄戦は大差になってしまったがベンチメンバーも使いながら、インターハイに向けての手ごたえも課題も掴みました。
ディフェンスはオールコートディフェンスとゾーンプレスをしっかり作り、オフェンスワークはパッシングでいい攻めができるチームを目指していきたいと思います。

(写真・文:多和田ちえみ)

