1月28日(日)、琉球ゴールデンキングス vs 京都ハンナリーズ GAME2が沖縄アリーナで行われ、オーバータイムの末に86-81でキングスが勝利した。
前日のGAME1を85-94と今季最多失点で敗れたキングス。桶谷大ヘッドコーチは「皆がもっと自分のプレーに責任を持たなければいけない」と強い口調で選手一人ひとりの奮起を期待した。
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1クォーター、キングスのスターターは#7 アレン・ダーラム、#14 岸本 隆一、#15 松脇 圭志、#30 今村 佳太、#45 ジャック・クーリー。さらにキングスは早めの選手交代で1クォーターで10人の選手がコートに立ち全員がハードなディフェンスを見せる。1クォーターは21-17でキングス4点リード。2クォーターのスタートではキングスは特別指定の脇真大をコートに出して、この時点でベンチ登録12人中11人をコートに出す。さらに松脇が2クォーターだけで3ポイントシュート5本中4本成功の12得点と爆発。2クォーター終了時のスコアを40-33でキングス7点リードで折り返す。
3クォーター終了時も60-51とキングス9点リード。キングスは徐々にリードを広げていくが、4クォーターに京都が#7 マシュー・ライトの活躍により追い上げ、残り25秒には68-71と逆に京都が3点リードする。しかしキングスは残り12秒、この日絶好調の松脇が体勢を崩しながら自身7本目の3ポイントを決めて、71-71の同点でオーバータイムに持ち込む。リーグ戦ではオーバータイム負け無しのキングスは、オフェンスではダーラムと岸本が3ポイントを決め、ディフェンスでは松脇がオフェンスファウルを奪うなど最後までハードに戦い続けて、最終スコアは86-81でキングスが5点差で勝利した。松脇圭志はキャリアハイを更新する23得点、3ポイント成功数7本もキャリアハイを更新した。
試合スタッツ:Bリーグ 2023-24 B1リーグ戦 2024/01/28 琉球 VS 京都 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト
キングスの桶谷ヘッドコーチはチーム全員のファイトで掴み取った勝利に、敗戦したGAME1を踏まえながら多くを語ってくれた。
「
「オフェンスは良い時間帯もあったんですが、疲れの影響なのか4連続くらいゴール下が入らずにしんどい中で、(岸本)隆一やマツ(松脇)が決めてくれて延長に持ち込めた。最後もディフェンスを頑張ってよく持ち堪えてくれて勝てたと思います」
「昨日も自分たち自身で難しい試合にしてしまった。昨日の試合が終わった後、マック(マクヘンリーAC)が外国籍選手に対して『1クォーターで約30点、前半で約50点を取られた中で、君たちにエクスキューズ(言い訳)する権利は無い』とビシッと言ってくれた。そして今朝、今村が僕に『色々迷っている選手がいるからちょっと話してあげて下さい』と話してくれて、僕は試合前にそのメンバーと話して、今日は彼らが吹っ切れて活躍してくれた。今村の名前を出したが、
大活躍だった松脇も、笑顔で試合を振り返った。
「昨日の負けから修正できたと思いますし、すごいタフな時間帯もあったんですけど、自分たちが我慢して勝利に繋がりました。個人としてもキャリアハイを取れて良かったです(笑)」
「我慢し続けたからこそ勝てたと思いますし、(同一カード2連敗は)全然していないし、牧とも2連敗は全然経験した事が無いみたいな話をしてました。なので土日は負けるわけにはいかないという気持ちはすごくあったので、それで今日は勝ち切れたかなと思いますね」
ちなみに、”Back to Back”と呼ばれる同一カード連戦においてキングスが最後に2連敗したのは、B1リーグ戦では2020-21シーズンのアウェー宇都宮戦(2020.10.03 & 10.04)が最後であり、さらにホームで同一カード連敗したのは、Bリーグ開幕の2016-17シーズンの三河戦(2017.04.15 & .04.16)が最後となる。
キングスはこの日の勝利で22勝11敗で西地区首位をキープ。次戦は、1/31(水)にアウェーで佐賀バルーナーズと対戦。さらに今週末の2/3(土)、2/4(日)はB1全体首位を走るアルバルク東京とアウェーで対戦する。