琉球キングスに特別指定選手としてハーパー ジャン ジュニアが加入

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ハーパー ジャン ジュニア(福岡第一高3年)が特別指定選手として入団

1月26日(火)琉球ゴールデンキングスは、ハーパー ジャン ジュニア(福岡第一高3年)が特別指定選手として入団することを発表した。それに伴い入団発表記者会見が行われた。

ハーパーはすでに東海大学への進学が決定しており、特別指定選手としての活動は東海大学のチームに合流するまでの期間となる。Bリーグが2週間毎に実施しているPCR検査の結果を踏まえ、早ければ2月6日㈯のレバンガ北海道とのホームゲームから出場が可能となる。

昨年末のウインターカップでは3連覇を目指す福岡第一の主将としてチームを牽引し、惜しくも優勝した仙台大明成に接戦の末敗退しベスト8に終わった。明成戦では12得点、11リバウンド、10アシストと圧巻のパフォーマンスを見せるなど、世代を代表するトッププレイヤーであることは間違いない。しかしながら、Bリーグにおいて屈指の強豪であるキングスで、ましてや層の厚いガード陣に割って入り、プレータイムを確保することを期待するのは早計だろう。

それでもハーパーにとってはトップ選手との練習やともに過ごす時間は、何よりも代えがたく、大学やその先のステップアップにつながる貴重な経験となる。また、ハーパーはB1史上最年少入団(17歳11か月26日)となり、このことは沖縄のバスケット界にとっても、新しい世代の台頭を感じさせるポジティブなニュースであり、アリーナ開業を控えテンションが高まりつつある沖縄バスケットボールファンの心をさらに高鳴らせるものになった。

会見に同席した琉球ゴールデンキングス取締役の安永淳一氏は
『この度年度別日本代表に選ばれるなど、将来が有望視されるハーパー選手を特別指定選手として迎えることが出来てとても喜ばしいこと。ハーパー選手は琉球ゴールデンキングスのホームタウンであります沖縄市の小中学校を育ち、並里成選手や岸本選手のような県出身のプレイヤーとして将来の活躍が期待されます』とコメント。さらに「ハーパー選手にどういったことを期待しているのか」という記者からの質問に対しては次のように答えた。

『ハーパー選手は、成長する伸びしろがあるというよりは、成長するパーセントがまだまだ残っているのではないかと感じております。そのために特別指定選手としてキングスに入っていただいているので良い経験をしてもらうこと。そして彼が入ってきてくれて何がすばらしいかといえばやはり彼のピュアさだと思います。本当にいいハートを持った青年ですし、彼のような次世代の選手が現れてきてくれていることがキングスにとって素晴らしい効果を生み出す』

 

ハーパー選手のコメント

『特別指定選手として入団しましたハーパー ジャン ジュニアです。この度琉球ゴールデンキングスの一員として活動できることをうれしく思います。子どものころからキングスの試合を見に行っていて憧れのような存在であるキングスに入団できることは夢のようです。東海大学進学までの短い期間なのですが、キングスでの練習や活動を通してひとつでもスキルアップし、プレー以外の面でも成長できるようにがんばっていきたいと思います。よろしくお願いいたします』

 

Q、特別指定選手としてキングスに加入するというお話をもらったときはどのような感情が湧きましたか。

小さいころからの夢だったのですごく嬉しくて、その時には何も考えられなかったです。

Q、初めて琉球ゴールデンキングスのホームゲームを見たときの感想は

初めて見に行った時にはまだバスケットを始めていなくて、それでも選手のダンクシュートとかを見て自分もバスケットボールをはじめたいなと思い、(競技を)はじめました。

Q、自身のアピールポイントは

力強い速いドライブを持ち味としてこのBリーグでもやっていきたい。180センチの身長ですけど、ウイングスパンが194センチと普通の人と比べて長いほうだと思うので、その長い手を活かしてBリーグでも戦っていきたいです。

Q、目標とする選手は

目標とする選手は並里成選手です。同じポイントガードとしてまだまだなので、並里選手からポイントガードとして多くのことを学んで大学へ向けてがんばっていきたいと思います。

キングスの試合を見てバスケットボールを始めたという。。

#31 ハーパー ジャン ジュニア

生年月日:2003年2月9日

身長:180㎝ 体重:80㎏

ポジション:PG

出身:沖縄市

主な経歴:

2015-18 コザ中

2018-21 福岡第一高

2018、2019 U16日本代表

2018、2019ウインターカップ優勝

2019 インターハイ優勝

2021 琉球ゴールデンキングス(特別指定選手)、東海大学進学予定

 

 

 

 

 

 

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この記事を書いた人

1983年11月5日生。東京都豊島区出身。那覇市在住。母が那覇市出身で2015年に沖縄移住。沖縄バスケットボール情報誌OUTNUMBERゼネラルマネージャー。
中学2年生のウインターカップ(1997年)で、当時圧倒的な強さを誇っていた能代工業を追い詰める北谷高校の勇敢な戦いぶりに衝撃を受け、以来沖縄のバスケットボールを追いかけるようになる。野球やサッカーに並ぶように、バスケットボールのジャーナリズムを発展させていくことを目指し、2018年10月にOUTNUMBERを創刊した。
2020年にはOUTNUMBER WEB、OUTNUMBER YOUTUBEを運用開始した。

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