【ウインターカップ沖縄県予選】女子準決勝 西原VS糸満

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【ウインターカップ予選】女子準決勝 西原VS糸満


王者西原が後半突き放し、3年連続決勝進出

10月17日㈯、第63回全沖縄高校バスケットボール選手権大会の男女準々決勝、準決勝12試合が行われた。女子準決勝では、王者・西原が糸満と対戦、前半はロースコアの展開を強いられるも、後半に突き放し73対33で勝利、見事3年連続の決勝戦進出を果たした。

西原 糸満
73 TOTAL 33
18 1Q 12
7 2Q 5
25 3Q 9
23 4Q 7

 

ロースコアゲームに持ち込んだ糸満、上々の前半

1Q 西原18-12糸満

糸満がフリースローで先制するも、#7知名、オフェンスリバウンドから#11中村がジャンプシュート、さらにターンオーバーから#14仲本が立て続けに得点。糸満は#6寺尾がカットイン、#12長嶺がリバウンドからジャンプシュート、#4伊良部のバスケットカウントで反撃。ゲームメーカーの知名が二つ目のファールでベンチへ退くと、糸満は連続得点で12-12の同点とする。終了間際、西原は#14仲本の連続得点などで18対12とリードを広げる。

キャプテン伊良部由侑(糸満#4)のフリースローで先制する

前半10得点と奮闘した中村望愛(西原#11)

 

2Q 西原 7-5 糸満

糸満はセットオフェンスから#6寺尾が3ポイントを成功させ、3点差に縮めると、勢いが増す糸満は積極的にシュートを狙い、結果としてリバウンド中に知名の3つのファールを誘う。#7が巧みなペネトレイトからシュートを決め、1点差にする。糸満はディフェンスをマンツーマンからゾーンに変更すると2つのターンオーバーを誘発することに成功する。しかしながら、それを得点に結び付けることができない。西原は終了間際に#9石川が3ポイントを決め25対17西原が7点リードで前半終了した。

シュートを決める仲本茜理(西原#14)

ギアを上げた西原、圧倒的な走力で突き放す

3Q 西原25-9 糸満

後半の立ち上がり西原はスタメンに戻し、持ち前の『走るバスケ』を展開した。#14仲本、#11中村、#7知名が立て続け糸満ディフェンスを切り裂き、1分半で6-0のランを成功させる。その後も西原の勢いは止まず、糸満が後半最初のタイムアウトを請求するまでの約7分間で、21-3のランで勝負を決めた。

インサイドでの激しくリバウンドを争った

4Q 西原23-7 糸満

糸満は最後までゴールを目指し、ファールで得たフリースローで得点を加える。一方メンバーを入れ替えながら、激しいディフェンスの強度を保ち続けた西原は、さらに点差を広げ3年連続の決勝進出を決めた。

チームトップの16得点の寺尾(糸満#6)

ファールトラブルで出場時間が制限されるも、後半輝きを放った知名(西原#7)

 

キャプテンとしてゲームを組み立てた伊良部(糸満#4)

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この記事を書いた人

1983年11月5日生。東京都豊島区出身。那覇市在住。母が那覇市出身で2015年に沖縄移住。沖縄バスケットボール情報誌OUTNUMBERゼネラルマネージャー。
中学2年生のウインターカップ(1997年)で、当時圧倒的な強さを誇っていた能代工業を追い詰める北谷高校の勇敢な戦いぶりに衝撃を受け、以来沖縄のバスケットボールを追いかけるようになる。野球やサッカーに並ぶように、バスケットボールのジャーナリズムを発展させていくことを目指し、2018年10月にOUTNUMBERを創刊した。
2020年にはOUTNUMBER WEB、OUTNUMBER YOUTUBEを運用開始した。

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